車検で検査すること
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車検をすれば、その時から車検の有効期間内は車に安全に乗れる保証をしてもらったように思いがちですが、実際車検がそのようなものでないことは、自分で車を車検に持って行ってみればすぐに分かります。
車検場で検査することは、
ということだけです。そしてこれらは、以後二年間の性能を保証するものではなく、検査した時点で正常であったということを保証するだけのものです。検査場での検査の所要時間は十分足らずで、分解検査などはいっさいしないので、例えば極端な話、ブレーキパッドがかろうじて残っているだけのような場合でも、検査の時に正常にブレーキがききさえすれば、車検には通ります。しかしこのような場合には、当然いくらもたたないうちにブレーキがきかなくなります。
このように、車検での検査は、検査時点で上記項目の性能が正常であったことを証明しているにすぎないということをきちんと理解しておくべきです。
それでは一般の業者に車検を頼んだ場合、良心的な業者であれば、次の車検までほおっておいてもたいてい大丈夫なのはなぜでしょうか。それは、業者が気を利かせて、次の車検までにだめになりそうな部品を、あらかじめ車検の時に取り替えてしまうからです。まだある程度使えそうでも一般的な使用状態で二年間持ちそうになければ取り替えてしまいます。それがある程度良心的に行われていればそれほど話題にもならないのでしょうが、「もうだめ」とかいいながら、まだまだ大丈夫そうな部品をどんどん交換して、整備代を稼ぐ過剰整備をされると、車検に要る費用が跳ね上がります。特に外車の場合など、そのようなことを耳にすることがあります。
本来車検に絶対必要な費用は、1400円程度の検査代・数十円程度の用紙代の他、強制保険代・自動車重量税だけで、それまでオイル漏れなどもなく正常に乗れていた車であれば、事前整備など何もしなくても、洗車さえしなくても車検には受かります。我々が車検の時同時に整備もしてしまうのは、実は車検の問題ではなく、車検をきっかけとして、自分がこの後安全に車を乗り続けるための先行投資をしているからなのです。
一度でも自分で車を車検に持って行けば、このような車検のシステムが分かります。車検で何を検査しているのか、車を安全に乗り続けるためには定期的にどのようなことをしたほうがよいか、業者が車検費用として請求する項目のうち、自分でやって安全性を損なうことなく節約できるのはどこなのか、このようなことが見えてくれば、自分で車検に車を持って行く価値が十分にあるのではないでしょうか。
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