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スイッチにこだわろう

スイッチにも色々な種類がある

 前ページで、電気のスイッチやコンセント、それにこれらのプレートを替えると、安価な割に見違えるように、きれいになるという話をしました。
 どうせ交換してしまうなら、スイッチにも色々な種類が用意されているのを知って、適材適所でその場にもっとも適した使い勝手の良いスイッチの組み合わせにしてはいかがでしょうか。
 新築の場合でも、ここに書いたことを知って、スイッチの組み合わせを一つ一つ指定すれば、考えるのはとても大変ですが、できあがったときの満足度は一段高い家ができあがるでしょう。

「ほたる」と「パイロット」

 一番に知っておいた方が良いのは、「ほたるスイッチ」と「パイロットスイッチ」です。
 「ほたるスイッチ」というのは、電気が切れているときに表示部分が点灯し、電気がついているときには、表示が消えます。
 たとえば、外から返ってきて暗いところでスイッチを探さなければならない勝手口や玄関での照明スイッチをこれに替えると、表示ランプが何もない場合よりも、スイッチを手探りで探さなければならないようなこともなくなります。
 「パイロットスイッチ」は、「ほたるスイッチ」の逆で、電気が切れているときには表示部分は消灯していますが、電気がつくと表示も点灯します。
 たとえば外灯やトイレ外にあるスイッチなど、その場でぱっと見ただけでは電気が付いているのかどうか分かりにくいようなところに照明器具が付いている場合にスイッチをこれにしていると、表示の点灯によって、電気の消し忘れに気づくことが出来ます。
 「外から返ってきてみると、2階の外灯が何日もついたままだった」なんていうことが時々ありますよね。そのようなことを、多少なりとも食い止める手助けになります。
 さらにこの、「ほたる」と「パイロット」を組み合わせた、「パイロットほたる」というやつもあります。これは、消灯時には緑色に表示ランプが点灯し、点灯時には表示が赤色になります。
 大は小を兼ねるで、「それなら全部パイロットほたるにしておけばいいじゃないか」と考えたくなるかもしれませんが、これらのスイッチは、表示無しのものに比べて、とても高価です。
 取り付け枠やスイッチハンドル、スイッチプレートを含まないコスモシリーズワイド21のスイッチ単体の値段で、2013年5月のカタログでは下の表のようになっています。

 表示無しほたるパイロットパイロットほたる
片切190円430円1,050円1,250円
3路310円580円1,200円1,350円

 ほたるスイッチはそれほどではありませんが、パイロットスイッチになるとばか高くなります。これはスイッチ単体の値段ですから、トリプルのパイロットほたる組み合わせ(要するに、一つの枠にスイッチが3つついているセット)になると、最低でも片切で、4,490円にもなってしまいます。

片切と3路、4路

 「片切」「3路」「4路」などという用語も、なじみがないかもしれません。片切とは、一つの器具の入り切りを一つのスイッチでするときに使うスイッチです。
 階段や廊下のように、一方で入れて、一方で切るというように、一つの器具にスイッチを2つつけて、そのどちらからでも入り切りさせたい場合は、その両方に3路スイッチを使います。
 スイッチを3個以上付けたい場合は、両端のスイッチを3路スイッチにして、間に挟まったスイッチには、何個でも4路スイッチを入れます。
 詳しい配線の仕方は、Panasonicがくれる『コスモシリーズワイド21配線器具カタログ』を見れば分かります。それでも難しい場合は、電気配線の基礎知識を書いた本を調べましょう。
 なお、3路スイッチを、片切のスイッチとして使うことは、全く問題がありません。

Panasonicのカタログ

 以前は、Panasonicの展示場に行けば全商品を網羅した電気配線器具の分厚いカタログを無料で誰にでもくれました。ところが、2013年11月に実家のリホームをするためにもらいに行ってみると、業者にしか渡せませんと言います。
 渡せるのは、薄い『コスモシリーズワイド21配線器具カタログ』だけだということです。
 確かに、こんなカタログは、一般ユーザーが見ようとすることはほとんど無いでしょうから、仕方がないなと思う反面、業者が頼りにならないからやむを得ずカタログを手に入れようとする立場から見れば、大変なサービスの低下ということになります。
 まあしかし、私は「コスモシリーズワイド21」を使おうとしていて、それだけならこのシリーズ用のカタログだけで必要十分なことが色々と網羅されているので、今回の用途にはまあ支障はないのですが。
 自分で、スイッチ類の配線をしようという方は、このカタログは手に入れておいて損はないですよ。
 普通のスイッチの方は、残念ながら、展示場か業者かで見せてもらうしかありません。

やっぱりコスモシリーズワイド21を入手するのは大変だ

 前項で書いたように、値段がかなり安くなって使いやすくなったコスモシリーズワイド21ですが、簡単に部品を入手するというところでは、まだまだ普及品のようにはいきません。
 確かに、2つ組みや3つ組の単純な構成のスイッチならたいていのホームセンターに置いてあります。しかし、スイッチが一つだけのプレートならいざ知らず、2つ3つのスイッチがあるものになると、それらのスイッチが同じ組み合わせのものしか置いてありません。
 どちらかを「表示無し」、どちらかを「ほたる」にすることや、どちらかは「片切」どちらかを「3路」にすることを考えようとすると、部品を単体で買ってきて組み合わせてセットにするしかありません。ところが、それをしようとすると、コスモシリーズワイド21の部品を単体でばら売りしているホームセンターはほとんどありません。ネットか電気資材店で注文して買うことになります。
 標準タイプのスイッチなら、どこのホームセンターにでも一般的な部品はばらで置いてあるので、そういう点では、まだまだコスモシリーズワイド21は使いにくいです。

スイッチの基本構成  -普及品-

 スイッチの構造は、一般的なスイッチなら、取り付け枠にスイッチを付け、それにスイッチプレート(化粧枠)をネジ止めします。
 一般的なベースの枠は、普通は金属製のものを使い、マイナスドライバーで金具の出っ張りを大きくして、スイッチを固定します。
 コンセントなどは、枠と差し込み部分が一体になっているものと、スイッチと同じ枠に一つずつ差し込み部分を固定していくものと、2種類あります。
 単純な構成なら、コンセントは、枠付きの方が簡単に使えます。しかし、手でネジ止めするアースを付けたり、Lanの差し込みを付けたり、スイッチとコンセントを並べて付けたりと、ちょっとこったことを一つのプレートでやろうとすると、自分で一つずつ枠にセットしていかなければならなくなります。
 枠の壁への取り付けは、直接ネジ止め、壁を挟んで止める金具使用、これの分厚い壁用使用などのやり方があります。
 

スイッチの基本構成  -コスモシリーズワイド21-

 それほど普及品と変わりませんが、このシリーズの場合、取り付け枠はプラスチックで、スイッチや単体のコンセントは、この枠にパチンとはめ込むだけです。これにスイッチプレート(化粧枠)を取り付けるのは普及品と同じですが、このシリーズのスイッチには、別途スイッチハンドルが必要です。その分が普及品のスイッチより割高になります。

スイッチハンドルのネーム有りとなし

 スイッチハンドルにも、「トイレ」「ダイニング」「外灯」「ポーチ」など使用用途の紙を挟んでおくことが出来るネーム有りと、そういう透明部分のないネームなしとがあります。
 ちなみに上の写真はネーム有りのハンドルがついています。
 スイッチの用途が初めての人にもわかりにくい場合は、ネーム有りにして、紙を挟んでおくと非常にわかりやすくなります。

業者任せにしても思い通りにはならない

 上のスイッチハンドル一つ取っても、「パイロットやほたるの表示が出るやつ」と「表示無し」、「ネーム付き」と「ネームなし」、これらがそれぞれ、スイッチ1つ用、2つ用、3つ用とあるので、つまり 2×2×3=12 種類あることになります。
 スイッチの方も、基本的なものだけで、「表示無し」と「ほたる」「パイロット」「パイロットほたる」、それの「片切」「3路」で 4×2=8 種類。
 3路配線の場合、スイッチは一つの器具に2つありますから、これらのスイッチプレートとスイッチ本体とを、器具の数以上その場所にどれだけ使うのかを正確に数えてから、部品を手配しなければなりません。
 ちょっと考えただけで、恐ろしく手間ですね。
 ですから、業者にスイッチ取り付けを依頼する場合、おおざっぱに「外から帰ってくるところは、ほたるにしといて」「点灯しているかどうかわかりにくいところはパイロットにしておいて」と依頼してみても、業者は面倒ですから、少しましな業者なら、「お金はかかってもいいですね」と一応念を押して、必要がないところまで全部「パイロットほたる」にしてしまいます。
 上に書いたとおり、こんなことをすると目の玉が飛び出るくらい、たかがスイッチのために請求されることになります。後から、「いらぬことでスイッチにこだわったために、とんでもない出費になった」と後悔しなければなりません。
 でもこれは、本当は「スイッチにこだわったため」とんでもない出費になった訳ではありません。特に指定されない限り「業者がそんな面倒なことを自主的にするはずがない」ということを知らず、甘く考えているからそうなってしまうのです。
 実家のリホームをしたとき、一応おおざっぱな依頼(実際は、かなり細かい)をして、詳細なメモを取る様子もなく、「お金がかかりますが」と念押しをされた時点で、どうも思い通りにしてくれるような気がしなかったので、私は家中のスイッチの数を調べて、位置と使用部品とを全部一覧にして、必要部品数も全部かぞえて、品番をつけて業者に渡しました。
 それでも、8%増税前の12月で、とても忙しかったためかどうか、作業に来る人が入れ替わり立ち替わりで、きちんと書いた説明をいいかげんに見ての作業だったので、こちらは大変でした。つきっきりで、「これはこう」「あれは」と念押しして説明しておいても、次の人には全く伝わっていず、次の日にはまた説明の繰り返し。作業も、以前のスイッチを引き抜いてそのまま刺すだけなので、前の線の皮膜剥きが長すぎてもそのまま。私などが自分でやると、むいだ皮膜の長さも、きちんと指定量だけに調整し直してから取り付けるのですけれどもね。
 それやこれやで、それでも思い通りになっていない箇所を自分で取り外して業者の作業の手直し。
 「どうせ改築作業をしてもらっていて、スイッチもかなりいじるのだから、ついでにやってもらおう」と思って頼んだのが、最初の漠然とした不安の通りになってしまいました。つきっきりで指示して、気にいらないところ・不備を手直しして、請求はがっぽり。
 お金を払って業者にお願いしたのですから、「きちんと出来ているかどうかもう一度全部点検して回る」なんてばかなこともできません。
 「最初から自分で全部やっておけば良かった」と後になって思ったことでした。
 その他、リホームでは、何度も丁寧に説明しておいても、思い通りにしてくれていなくて、手直ししてもらった箇所がかなりありました。
 手直ししてもらえる部分はまだよいのですが、どうしようもなくてあきらめざるをえなかったところもあります。
 私が頼んだのが特にひどい業者だったわけではなく、ある部分ではかなり良心的な業者の部類だと思うので、それでこうなのですから、新築にしろ、改築にしろ、出来るだけ自分で分かるだけのことは調べて、業者にきちんとした的確な指示を出すということを心がけるべきでしょう。
 スイッチなどこういう些細なところは、日々の使用感に直結するので、できあがったときの満足度に差が出ます。

リホームなら取り付け金具などは流用

 リホームなら、取り付け金具や枠などの見えない部分はそのまま流用することができます。
 普及品からコスモシリーズワイド21に替える場合は、取り付け金具は流用できますが、枠は残念ながら新調しないといけません。

スイッチの並び方を統一しよう

 一つのプレートに、スイッチが2つ3つと並ぶ場合は、その並び方に統一性を持たせましょう。
 たとえば、一部屋に2つの照明がある部屋が2部屋あったとして、ある部屋は、東の照明が上のスイッチ、別の部屋は下のスイッチになっていると、よっぽど慣れていないと、どちらでどちらがつくか迷ってしまいます。
 また、上り階段のスイッチは上側に、下り階段のスイッチは下側に配置しておくと、感覚的にスイッチを操作しても、すんなり期待通りに照明がついてくれます。
 業者任せにしていると、いい加減な業者だと、この辺の配慮が行き届かないことがあります。リホームする際には、この並び順も納得がいくものにしておきましょう。
 配線をそんなにぎりぎりの長さで切ることは普通はないので、上のものを下にするなど簡単です。
 それだけなら、電気配線に一切ふれることなく、ドライバー一本で出来てしまいます。

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