Kentiger HY-V10を買ってみた

 単なるアンプとしてだけではなくて、本体からmicroUSBやUSBが読み込めたり、Bluetoothが使えたりと、なかなか便利そうなアンプなので、物ほしくなっているついでに勢いで注文してしまいました。
 アマゾンでアンプ部門第1位のものと、品番が同じなので、同じ商品かと思っていましたが、あちらは商品の筐体にもELEGIANTと書いてあるので、外見は同じデザインながら、OEMか何かで、ちょと何かが違うのかもしれません。それとも、全くの別ものか。
 それはともかく、この製品には、外箱にも本体にもBluetoothのマークが入っており、きちんとBluetoothが使えました。
 メニューから選択する順番は、最初が、本体USB、次がBluetooth、FM、そしてLINEの順番になります。
 Bluetoothの接続は、接続機器の側から認識すると、勝手につながって音が鳴るようになっているようです。
 また、このアンプには、AUXも付いています。
 本体左上のLEDは、いろいろな色が光るように並んでいますが、音のレベルなどで光り分けるようになっているのではなくて、ただ単に装飾としてピカピカ順番通りに点滅しているようです。とってもうっとうしいので、このLED用のコネクタは外して、光らないようにしました。(写真中央)
 音は、改造しなくてもそれなりに聞けます。ただ、これまでの経験から、改造すると確実に音が変わるので、ちょっと鳴らして商品の動作確認をした後に、すぐに改造に取り掛かります。

コンデンサー交換の方法

 コンデンサーの交換方法は、最初下に書いたように、ハンドドリルを使ってあらかじめ穴をあけながら作業をしていました。でも、穴が開いていないところに、裏からハンダごてを当てながら、直接コンデンサーの足を当てていると勢いがついて、固定されないで結構すっと足が入ることが分かりました。
 最初、長い足を穴に合わせて入れ、短い足がつっかえたあたりで、もう一度短い足を合わせて入れると、穴をあらかじめあけておくよりも、割合簡単に交換ができるようです。
 足が片方くっついてしまって、どうしようもなくなったら、もう一度取り外して、あらかじめ穴をあけておくことも必要になってくるかもしれませんが。

コンデンサー交換1

HY-V10を改造
 とりあえず手持ちのオーディオ用のコンデンサーが、3,300μFと470μFしかないので、1,500μFを3,300μFにし、470μFは元の値通りのものに変えてみました。どちらも元のものよりかなり大きいので、基盤に垂直に付けようとすると、ケースに収まらなくなってしまいます。それで空きスペースに寝かしてこれらを取り付けました。
 オペアンプと、これらコンデンサーの交換とを同時にやったので、それぞれの交換の効果の程を別々に確かめることはしませんでしたが、これらを交換することで、かなり音がよくなったと思います。

電解コンデンサー全交換

 ついでですから、取り換えられる電解コンデンサーを全部オーディオ用のものに交換してみました。これと、オペアンプ交換で、かなり満足がいく音になりました。
 ただ、一つ失敗したのは、0.47μFが2つ、4.7μFが6つあると思っていたのですが、後から取り外したものをよく見ていると、47μFが1つ混じっていました。どこかがこれだったんでしょうね。大きさが同じぐらいなので、注意しきれませんでした。
 慌てて後から基盤を確かめてみても、基盤の記号は同じものが多くて、1つだけどこかを特定することができません。後から不具合が出るかもしれませんが、結局は6つ全部が4.7μFのままにしてあります。
 私は手持ちの関係で、大きなものを先に取り換えましたが、本当は、大きなコンデンサーよりも、小さいものを先に取り換えるほうが、作業性はよいです。
 また、コンデンサー交換は、「うまく固定できた」と思っていても、後から触っていると、すぐにぐらぐらして、きちんと固定できていないことが多々ありました。
 ちょっと足を長めに切った方がよかったようです。

オペアンプのソケット化

 オペアンプがじか付けなので、オペアンプの交換ができるようにソケットを取り付けます。ちょうどMUSES02にソケットがついてきたので、それを使いました。
 オペアンプの取り外しは、どうせ本体既設のものをまた使う気づかいは全くないので、足をすべて切ってしまって、一本ずつ足を抜いていってもかまいません。私は、ハンダごての先にナイフ形の幅広いやつを使うと、横並びの4本を同時に温めることができたので、それで左右をちょっとずつ引き抜いて、オペアンプも一応温存しました。
 足を抜いてしまうと、次の取り付けのために穴をあけ直さないといけません。基盤の裏をこてで温めておいて、表から100均で売っている1mm(0.8mm)のハンドドリルを押していくと、穴が確保できます。(使用するドリルの太さは、基盤の穴の大きさによります)
 ただこの時気を付けるべきことは、基盤が貫通基板になっているので、穴をあけるのにドリルのようにぐりぐり回して使うと、裏表の導通が切れてしまって不具合が起こる可能性がある点です。ハンドドリルの太いものを使うのも危険です。
 あくまで元の基盤の穴よりも細いものを使って、元の穴をはんだで埋められることから防ぐようにするために表から押すのにこれを使っているだけで、ハンドドリルを使うのは、それが割合保持しやすいからにすぎません。

 コンデンサーの交換の場合は、実はあらかじめ穴をあけておくよりも、上に書いたように、直接コンデンサーを取り付けていく方が手っ取り早いようです。
 ソケット交換も、あらかじめ穴をあけずに、ナイフ形のこて先のまま、左右ちょっとずつ、いきなり取り付けても、できないことはないです。

オペアンプを何種類か試す

 この製品は、オペアンプが1つしかついていません。MUSES01、MUSES02なども含めて、けっこうたくさんのオペアンプを試してみました
 その中では、私の好みから言えば、OPA2604かMUSES01でした。MUSES01は、3,500円とバカ高いので、500円のOPA2604で満足できるのなら、それに越したことはないです。とてもいい音になります。
 他には、5個350円のNJM2114DDも、かなりそれに迫るいい音でした。
 私は、OPA2604を使うことにします。

オペアンプをソケットからうまく取り外すには

 オペアンプをソケットからうまく取り外すには、上の写真のような引き抜き工具を使い、前後に少しずつ力をかけながら、まっすぐ上に引き抜いていくことです。
 しかし慣れないうちは、この微妙な力加減がうまくいかず、どうしても足が歪んでしまいがちです。曲げ、伸ばしを何回かやっていると、足を折ってすぐにダメにしてしまいそうなので、極力交換はしたくないです。高価なMUSES01などが数回の交換で使えなくなってしまっては、目も当てられませんから。

テレビへは向かない

 このアンプは、Bluetoothが付いているので、電源を入れるとBluetoothにまずつながってしまい、すぐにはLineにつながらないので、テレビと一緒のコンセントで電源を入り切りして使うような使い方ができまません。
 そのような用途には、Bluetooth機能がない単純なアンプの方がよさそうです。