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時計キット 

 子どものハンダ付け練習用に、安いキットを探してみました。私が小学生のころなどには、ラジオのキットが何種類も手ごろな値段で売られていたのに、今はそれもほとんどなく、あると言えば性能が悪いわりにとても高い代物です。
 そこで『HiLetgo 2PCS 電子生産スイート51電子時計4の時計キットAT89C2051 YSZ-4 時計モジュール』を買ってみることにしました。400円程度で時計なら、どんなものにしろ、きちんと動かすことができれば面白いし、子どもでも実用になるのではないでしょうか。

 私が買った商品は、現在はもうamazonでは品切れになっている2つセット販売で値上げされているようですが、中国のAliExpressという所からなら、同じ基盤でacアダプターなしの商品が今でも200円程度で買えてしまいます。この商品は、電気が切れると、また再設定をしないといけなくなるので、これを使って電池駆動にする方が使いやすいのではないでしょうか。
 どうも3~6Vで動くようですから。
 AliExpressには、1ドルちょっとの別の商品もあります。似たようなものだとは思いますが。

最初失敗した

 作成自体は30分ほどのものでしょうか。このキットは、ハンダ付けするところ同志の間隔が割合狭目なので、その意味では結構難しいです。
 迷う所は、液晶の向き。ドットがあるほうを下に付けます。(基盤は、液晶を取り付けるほうが上です)
 タクトスイッチは、接点が出ている側を左右にすると、スイッチを押したときに上下で導通します。穴に自然に入る向きに入れるとこの向きになるはずです。
 その他、ICホルダーおよびICは、基盤の半丸が書いてある位置に合わせる、電解コンデンサーも+-があるので、基盤の表示に合わせる、トランジスターも向きを合わせる。
 私が間違ったのは9ピンの黒い集合抵抗の向きでした。これは、印刷面左側にドットがあり、これを基盤の四角で囲った側にあわせなければなりませんでした。要するに印刷面を下向きにして取り付けろということです。
 私は印刷面のドットを見落としていて、「向きなどないのかな」と思って、ICのホルダーを取り付けた後に、「文字が見えた方がいいかも」と取り付けた結果が、上述の通り反対でした。
 こうすると、液晶表示の内、左から2つ目の数字だけしか光りません。ハンダ付け自体は、とてもいい具合にできた自信があったので、「不良品だったに違いない」と確信してしまいました。
 「それでも」と思って、評価記事をもう一度読み直し、「集合抵抗とは何ぞや」ということから始まって、「もしかしたら」ということで取り付け直すことにした次第です。
 でも、間違ってハンダ付けしたものを、もう一度9本足のハンダを取る作業はとても大変でした。途中で間違ってICホルダーの接点を一つ落としてしまったりして、どこに無くしたのか探しまくり、それでも何とか無事復旧できたのはもっけの幸いでした。
 もちろんやり直し作業など、子どもには任せられません。

きちんとできていれば、設定は簡単

 きちんと制作できていて、不良でなければ、設定は簡単です。
 左ボタン長押しで設定モードになります。左側に、A~Iまでの記号、右側に、設定情報が表示されます。
 Dなどは、液晶表示が単純ですから、0と同じ表示です。
 この画面で、時刻、時報(1時間ごとに警告音)、アラーム1・2の設定ができます。
 左ボタンで項目間移動、右ボタンで項目設定です。

A 時刻
B 分
C 時報 ON/OFF(夜9時~朝7時はONでも鳴らない)
D アラーム1 ON/OFF(OFFでE・Fの設定が出てこなくなる)
E アラーム1 時間
F アラーム1 分
G アラーム2 ON/OFF(OFFでH・Iの設定が出てこなくなる)
H アラーム2 時間
I アラーム2 分

 上述の通り、キットのままAC電源で使うと、電源がOFFになるごとに再設定しなければならないので、とても不便です。

出来上がってみれば結構かわいい

 出来上がってみれば、この時計、ミニサイズで結構かわいいです。
 このキット、製作上間違いやすいところがいくらかあるし、設定も全くの情報なしでは訳が分からないので、英文ぺラ紙の説明書でもよいから、やっぱり1枚は付けてほしいところです。

最初、乾電池では使えなかった

時計kits
 私が組み立てた時計は、最初、結論から言えば乾電池では使えませんでした。本来ならこの製品は3Vから使えるはずなので、単4電池4本を使う電池ボックスと組み合わせると、いい具合の大きさになるため、それで使おうと取り付けたところ、新品の電池を入れても、1日ほどしかもちませんでした。すぐに電池が無くなってしまいます。
 どうも消費電力が激しいようなので、コンセントでなら普通に使えるものの、それでも、「コンセントで使っていて本当に大丈夫なの」と思ってしまいます。
 AliExpressで売っているキットでは、同じ構成でACDCコンバーターを同梱しない仕様のものがあるので、これは私が買った固体だけの問題なのかもしれません。amazonのコメントにも、私の場合のような極端な例の報告はありませんので。
 これは、もしかしたら途中の制作失敗によって、集合抵抗が損傷したのかもしれないと考えて、別途1Kの集合抵抗を手に入れて、もう一度付け直してみました。それでも状況は変わりません。後、もしかしたら、ICそのものが壊れている可能性があるかもしれません。

乾電池駆動にすると、すぐにリセットがかかってしまう

 電池ボックスを取り付けて動かしていると、何かの拍子にすぐにリセットがかかって、そのたびに時間を設定し直さなければならないので、まともに時計として使えるような状態ではありません。
 どうも時計を触っているときに、衝撃か何かで、電池からの電流が一瞬途切れてしまうようです。そこで本来なら、もっと大きなコンデンサーを使った方がいいのでしょうが、電池ボックスのスイッチの隙間に組み込めるギリギリの大きさの220μFの電解コンデンサーを取り付けてみました。
 これでもリセットがかかることはありますが、その頻度はかなり少なくなったようです。

早速液晶が薄くなっている

 いくらも動かしてはいないのに、写真の3つ目の数字の左上縦の棒の表示がかなり薄くなってしまいました。