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オシロスコープキット DSO150

 アマゾンを見ていると、オシロスコープキットなるものが2~3,000程度で売られています。小・中学生の頃、理科室に置いてある電源器を見て、「こんなの欲しいなー」と思っていたものですから、その隣に置いてあるオシロスコープにも自然に目が行っていました。
 オシロスコープなど何に使うのやら皆目見当は付きませんが、面白そうなので取り寄せて組み立ててみることにします。
 昔はハンダ付け用の手ごろなキットが、ラジオなどたくさん種類があったのに、この頃では、面白そうなキットといっても、このオシロスコープぐらいしかありません。
 オシロスコープキットは、DSO138とDSO150があるようです。DSO150の方が改良型で、しかもケース付きで安いので、こちらを購入することにしました。
 このキットは秋月電子通商も販売していて、これには英文の説明のほかに、組み立て上の注意事項の簡単なまとめが日本語で付いています。
 これが購入しなくてもダウンロードできるので、参考にすることとして、AliExpress という中国の楽天のようなところからの方が、アマゾンよりももうちょっと安いので、そこから購入しました。
 購入すると、シンガポールからはるばる書留で運んでくれます。日本側は日本郵便です。ただし、送ってくるまでには、かなりな時間がかかります。

SMDは実装済み

 このキットは3種類あって、
15001K - 表面実装部品が実装済み、ケース付き
15002K - 表面実装部品が未実装、ケース付き
15003K - ケース無し
となっているようです。
 私が何も知らずに注文したのは、15001Kでした。
ICなどのSMDは、とっても細かいハンダ付け技術が必要なので、小学校でのラジオ制作以来、ほとんどハンダ付けなどしたことがない人間には、とっても危険なところでした。
 SMD実装済みとはいっても、抵抗器など、かなり細かい部品が多いので、結構緊張しながらの作業でした。
 説明書はすべて英文で、A4裏表2枚に、回路図だけです。

ハンダごては20Wの先が細いやつがよい

 細かい電子部品をハンダ付けするには、温度調節機能がないものなら、20Wの先が細いハンダごてが都合がいいようです。職場の同僚から先が細いハンダごてを借りて組み立てたところ、とっても作業が楽でした。
 別に中国製の安物、温度調節機能付きのハンダごて を注文したのだけれど、到着が遅すぎて待ちきれずに、借りたハンダごてで作っちゃいました。
 小学校の時、ラジオを組み立ててうまくいかないことが多かったのは、技術も技術ですが、今から思えば60Wの大きなハンダごてを使っていたような気がするので、道具が今一歩だったことも大きかったのかもしれません。
 借りたHakkoの20Wの先細のハンダごてを使い、ちょっと部品を温めてからハンダを乗せると、とっても気持ちよくハンダがなじんでくれます。
 ちょっとネットでハンダ付け技術について検索してみると、どうも温度調節式のハンダごて が良いようですね。350℃に温度調節してくれるやつです。それだと、20W、60Wと何本も用意せずに、小さい用途には60W1本でいけます。
 ただ一つ、BNCコネクターだけは、金属部分が多く放熱が激しいので、もっと大きなこてが必要です。
 私は、100Wのこてでハンダ付けをしました。近くのホームセンターが以前投げ売りをしていた時、「100Wなんかまあ使うことはないだろうが」と思いながら、「それでも安いから」と思って買っておいたこてが、ここで初めて役に立ちました。
 でも100Wのこても、本当は温度調節付き の方が断然使い勝手がいいです。

抵抗は見分けるのが大変

 いろいろな部品が一緒くたに一つ袋に入っています。それをどれがどこの部品か、仕分けていかないといけません。
 抵抗器は、色の帯で抵抗値を示してあるのですが、色盲・老眼のおじさんには見分けるのは酷な作業です。赤やら茶やらなんだかよく分かりません。
 そこで、これもいつ使うとも当てがないのに、何か子どものころから欲しかったような気がして、何年か前、物ほしくして買った×8のLED付きスコープを持ち出してきて、覗いてみると、何とかそれらしくほどほどには見分けることができました。
 虫眼鏡程度では全く役には立たなかったので、これは結構重宝しました。
 後は、安物のテスターで実際に数値を測って、間違いを訂正していきます。
 抵抗・コンデンサはリストを紙に書いて、セロテープで一つ一つ貼り付けて用意しておきました。

部品がない!さすが中国と思いきや

 抵抗を仕分けしていて、680Ωが一つ足りません。「さすが中国。やっぱり」と思ったものの、「まさか」と思いながら、念のために足で床を探ってみると、何か当たる。
 机を作業するところだけ適当に片づけた程度で工作に入ったけれど、やはり作業するところは、徹底的にきれいにしてから作業に入るほうが絶対によかったです。
 かなり注意をしつつ、部品を落としているなどとはついぞ思わなかったのに、抵抗を一つ知らない間に床に落としていました。
 使われている部品は、抵抗もコンデンサもとっても小さいので、一度落としてしまうと、見つけるのは困難です。
 たまたま見つかって、何事もなくその場で組みあがったので、とてもラッキーでした。

組み立て上の注意や、間違いやすい点はネット参照

 組み立て上の注意や、間違いやすい点は、すでにこのキットを組み立てた方がいろいろ記事を書いてくれています。それを参考にしましょう。
 テストシグナルターミナルの取り付け面や、ロータリーエンコーダ取り付け基盤の表裏などが間違いやすいそうです。

トリマーのC5の調整ができなかった

 トリマーのC5の調整が私にはできませんでした。英文もよくわからずそのままです。
 それと、私の場合、テストポイントの電圧が一か所、V4=+1.61Vの所、1.46Vしかありませんでした。
 ハンダ付けやトラブルシューティングを見てもよく分からなかったのでそのままにしてあります。
 果たして、きちんと組み立てられているのやらどうやら。自信は全くなし。

ケースがあまりうまく入らない

 組み立ててケースに入れようとしたところ、右から2つ目のボタンが、押されたままになって動きません。
 割合歪みの少ないケースだとは思いますが、微調整は必要でした。観察してみると、上から押さえられ過ぎているような気がしたので、上の重なり部分をかなり削ったら、ボタンがうまく動くようになりました。
 真ん中のつまみボタンを早くから押し込んでしまっていたので、基盤を完全には取り外すことができず、調整が大変でした。
 ボタンの穴を少しやすりで削ろうとしていた時に、やすりの先をディスプレイにちょっとかすらせてしまい、傷物にしてしまいました。

調整つまみ取り付けは最後に

 上のような具合で、真ん中の調整つまみは、最後に取り付けた方がよさそうです。
 秋月の説明には、完全には入りきらないから、あまり力ずくでは押し込まないようにという注意が書いてあります。
 これは、6mmのドリルで2mmほどさらえたところ、ちょうどいい具合で、押し込めました。
 このボタンは、押し込みしろがあるので、ぺこぺこする状態が正常です。あまり押し込んでケースにひっつけてしまうと、操作ができなくなるので、注意してください。

電源は12Vから降圧してとりあえず9Vに

 電源は、ACDCコンバーターの12Vからとりあえず降圧して9Vにしました。降圧するのは、以前他の目的のために買った大きめのDCDCコンバーターです。これも初めて使います。
 今回、アマゾンでめちゃめちゃたくさん買った部品の中に、昇圧・降圧のコンバーターも何種類かあるので、あまりかさばらないように、アルカリ電池、または5Vから昇圧にするのか、12Vから降圧にするのか、部品が来てからもうちょっと考えます。
 電源取り込みのDCジャックは、一般的な2.1x5.5mmのオス、長さ9.5mmのやつだと差し込みが短すぎて接触不良になるので、12mmのものを用意しました。

あまり使い道は思い浮かばないけれど

 電子工作のことなどあまりよくわかっていない私には、オシロスコープができても、あまり使い道は思い浮かびません。
 家庭用の100Wの交流などを見ることはできないので、何に使えばいいんでしょうかね。
 とりあえずは「車のテレビアンテナの感度がどうなのか見られるのかな」と思っています。
 今まで、電圧の微細な変化などほとんど気にしたことがなかったので、ディスプレイの電磁波などの波形が見られるのは、ちょっと面白いです。
 あまり使い道は思い浮かばないけれど、ディスプレイの電磁波の変な波形やテレビアンテナの正弦波などがきちんと出てくると、結構かわいいやつに思えてきます。