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温度調節付きハンダごてを買おう

 これまで、ハンダ付けはなかなかうまくいかなくて、ストレスがたまる作業でした。野瀬昌治さんのホームページや本『はんだ付けの職人技 「電子工作」「電子機器修理」が、うまくなる』を読んで、「温度調節付きのハンダごてを買えばいいのかな」とは思うものの、そこで指定されている機種は高いので、なかなか購入に踏み切れずにいました。
 実際の所はamazonで破格の値段で出品されているものを落札したものの、商品が来ずに、カード情報だけを盗まれて待ちぼうけという状態でした。

 そんな時に、今まで使っていた理科の教材付録のようなハンダごてが壊れてしまい、全く使えるものが無くなってしまったので、待っている間に、少々騙されてもいいからと注文したのが中国製の安物温度調節付きハンダごてです。取り換えのこて先が10本もついて9ドルもかからないのなら、とりあえず今までのよりはましではないかなということでした。
 買ってみて、今まで使ったこともなかったテスター付属の熱電対でこて先温度を測ってみると、350℃に設定しても300℃弱にしかならないようです。
 それに、温度調節つまみもどうかするとすぐに動きます。
 でも、いつまで壊れないでもつかは別として、こて先が必要以上に熱されなくなった結果、これを350℃に設定しておいても、はんだ付けがとても気持ちよく行えるようになりました。
 こて先を用途によって取り換える有用性も、この安物のハンダごてで十分に実感できました。
 やっぱり、HAKKOのいい温度調節付きのハンダごてが欲しいところです。
 でも、はんだごてはこて先があってなんぼであるため、HAKKOのこてに合わせてこて先までそろえようとすると、かなりな額になります。
 それに、こて先は、あまり長くは使えない消耗品のようです。中国製の安物を使っているから余計そうなのかもしれませんが、こて先は割合早く傷んでしまいます。

ハンダごてはこて先を掃除してなんぼ

 上記のハンダごてを使っていても、なぜかうまくハンダが乗らなくなってしまいました。それでいろいろ調べてみると、こて先が酸化して、はんだが乗らなくなっているようです。
 耐熱性のスポンジか、ワイヤーでこまめにこて先を掃除してやらなければなりません。
 それでもまだ薄暗く酸化してくるので、掃除をしながらペーストを付けて、ハンダをまんべんなくこて先に回してやります。これで、またこてがうまく使えるようになります。
 ハンダごてはこて先を掃除してなんぼでした。
 うまくハンダ付けができるこてを使って、初めて今までこて先の掃除をいかにおざなりにしてきたかということがよく分かった体験でした。

 上記の本でも、横の『 目で見てわかるはんだ付け作業』でも、野瀬昌治さんの本を一冊読んでおくと、はんだ付けの原理がよくわかります。
 基本はどちらも同じことを書いているので、どれを読んでもほぼ同じことです。私は町の図書館にこの二冊が置いてありました。2冊読んでも2時間もかかりません。

100Wのこても温度調節付きが欲しい

 いろいろと工作をしていると、60Wのハンダごてではどうしても熱量が足りないときがあります。
 そこで100Wのこての出番ですが、私が持っているHAKKOの安物のこてでは、温度がとっても高くなりすぎて、水を含んだスポンジで冷ましながら、だましだましでないと、ハンダ付けができません。60Wのこてで温度調節付きの便利さを体感しているので、100Wのも、温度調節付きが欲しくなります。
 ところが100Wのこての方は、日本製では温度調節付きをまったく見かけません。中国製の方で安物があるので、これも注文してみることにしました。
 こて先は、上の60Wのと同じものが使用できます。中国製では一般的な900M互換のこて先です。
 cxg 936d は60W、cxg 936d +が100Wです。送られてきた箱には60Wの説明しかなかったので焦りましたが、本体を見てみると、こちらには100Wの表示がちゃんとしてあったので、ほっとしました。
 米国プラグの方を注文しましたが、コンセントにはまん丸のアース端子がついていました。まだ差し込んで確かめてはいませんが、もしかしたら日本のアース付き端子には合わないかもしれません。
 私の家の台所のコンセントにはアース付きの差し込み端子などはないので、電源部分だけの金具を使って中継コードを作って使っています。

最近はもっぱら100W

 上の中国製のものは、60Wも100Wも、こて先が同じなので、私はもっぱら100Wの方を最近使用しています。
 100Wのは、ちょっと本体が大きいので、ちょこちょこと細かには動かしにくいかもしれませんが、すぐに温度が上がるほか、必要な熱量に従って温度を微調整できるので、これ1本で、かなり使い勝手が良いからです。

こて先は消耗品?

 中国製のハンダごてを使っていると、結構こて先が溶けて消耗してきます。これは中国製の安物を使っているからなのか、それともやはりこて先は消耗が激しいのか。
 おそらく、こて先は消耗品と考えた方がいいのではないでしょうか。そうなってくると、コテ先が安価に手に入る中国製は、ありがたいのかもしれません。