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Capillary Hoop Stoveの制作

 tetkさんが作るアルコールストーブはどれもすばらしいですね。今回作るCapillary Hoop Stove以外にも勉強になること満載です。
 ここではCapillary Hoop Stoveの記事を参考にして、作ってみることにしました。私も、いろいろ自分で出来る範囲のアルコールストーブを作ってきましたが、これは、作りが簡単な上に、余熱いらず、火力も強いとかなりいいことずくめです。
 湯を沸かしたり、ラーメンを作ったりなどの短時間継続でよいのなら、このストーブは、一般的な副室加圧式のストーブなどよりはよほど使い勝手がよいでしょう。
 以下の説明は、何をどのようにするかだけを説明します。作業の細かいやり方の説明は、副室加圧加圧式ストーブの該当箇所を参考にしてください。

梅ジュースアルミ缶
1: 使用する缶は、ビール缶などより一回り小さい190mlのアルミ缶です。普段ビールしか飲まない私は、この缶欲しさに、写真の梅ジュースを一箱買ってしまいました。(このページの写真はダブルクリックすると拡大できます)
 味見もせずに買った梅ジュースですが、これ、結構いけます。
 これを飲んでおけば、酎ハイを1本分省略できるかな。少しは肝臓に優しいのではないかい。
 余談はさておき、この缶は、上の飲み口のところがビール缶のようにすぼまっていないので、上の口がそのまま側壁にすっぽりとはまるので、ストーブ上面として使えるのが魅力です。
 つまり、缶の上と下とを合わせることで、空き缶1つから、アルコールストーブ1つを作れるということです。

副室加圧式ストーブ
2: 缶の上下を切り離しました。下の缶を上の缶にかぶせるように曲げて固定するので、3mmほど高くしておきます。




3: 飲み口の所に穴を開けます。プルトップで出来た穴がかなりでかいので、それにかからないように、出来るだけ小さい穴を開けます。

副室加圧式ストーブ 副室加圧式ストーブ

 穴開けは、最初100円ショップの円切りカッターでけがき線を付けておいてから、後折り取って、最後は軽くやすりで仕上げます。
 円がきれいに仕上がってから、スチールたわしで少しこすっておくと、角が丸まって、手触りが良くなります。

副室加圧式ストーブ
4: ジェット孔用の穴を開けます。上側の缶の横を折って、下側の缶に差し込むようになるので、上側の缶の外側から上内側に向かってアルコールが上がってきます。
 写真ではハンドドリルが刺さっていますが、実はこのようにドリルを刺すと、ドリルが一度缶の内側に貫通し、それからもう一度缶の上部に向かって穴を開けるようになります。
 このままでは、穴も開けにくいし、たとえうまく穴を開けられたにしても、せっかく側壁の溝(Capillary)を伝って吹き出してきたアルコールの蒸気が、もう一度缶内部に戻ってしまうので、効率よく燃焼してくれません。
 そこで、このジェット孔を開けるところだけ、缶内部の溝を少量のJBウェルド オートウェルド(Yahoo) というパテで穴埋めしておきます。
 何も知らない私は、店屋で勧められるまま、JBウェルド クイックウェルド(Yahoo) というやつを買ってきてしまいました。
 パッケージが似ているので、2種類あることを知らないと、店頭に並べて置いてある場合、私のように無造作に手に取ってしまいそうです。
 今調べてみると、JBオートウェルドの方が、硬化時間はかかるものの、耐熱温度が高いですね。
 どうせパテを塗ってすぐに工作には入れるわけではないので、これから買うならJBオートウェルドを買いましょう。
 これらは性能はいいですが、かなり高いので、空き缶ストーブ作りにはちょっとそぐわない気もしますが、使わなければうまく作れないものは、どうしようもないです。
 なお、写真は、同じやり方を使ってヲヤジストーブを作ろうとしている時のものなのでプルタブがそのまま付いていたり、真ん中にナットを取り付ける溝があったりしますが、それは無視して、穴の開け方だけを見てください。上蓋は3:で作った大穴があいているものを使用します。

5: 引き続きジェット孔の穴開けについてです。
 穴の位置は、副室加圧加圧式ストーブを作った時に使ったのと同じ定規用の帯を使って決めます。後で側壁を折り曲げるときに必要になるので、私は16分割した帯を使いました。
 私はとりあえず0.8mm、4穴の内向き噴射にしてみました。同じ作り方で、サイドジェット方式も作ることが出来ます。その場合は、上蓋には何も穴を開けずに、下からかぶせる方の缶横に穴を開けることになります。そうするなら、JBオートウェルドなどは必要がありません。

副室加圧式ストーブ
''6: 穴を開けた上側の蓋に、Capillary(毛細管現象促進用の溝)を付けていきます。定規を使ったり、ラジオペンチを使ったりしながら、しっかり折り目を入れます。
 私は面倒くさいので、線など引かずに、上記の帯に沿って、そのまま折り曲げていきます。
 そうするとやはり溝が多少ゆがみますが、どうせ内に隠れてしまう部分なので、気にしないことにします。(写真は、穴開けの説明用に、後からドリルを差し込んでいますが、折り目の付け方だけを見てください。)

7: 上蓋の底5mmくらいの缶底に当たる部分に、金切りばさみなどで、切れ込みを入れておいてから、軽く内側に折り曲げておきます。
 切れ込みを入れる高さに、マジックなどで印を付けてから作業をすると作業しやすいでしょう。
 切れ込みを入れる高さは、缶によります。缶底のくびれ部分がどれほどの長さになっているかを見て、長さを調整しましょう。

副室加圧式ストーブ
8: 缶の底に、上蓋を内側にして押し込みます。外側が3mmほど高くなっているはずなので、それをなるべくでこぼこならないように、ならしながら内側に折り込んでいって上蓋を固定します。
 上蓋に折り込んでいく前に、折り込み部分を少し火であぶって焼きなましておくと、きれいに折り込みを入れることが出来るそうです。写真のものを作った後得た情報なので、、写真のものはそこまでやってはいませんが。
 缶の印刷を剥いで磨く場合は、折り込みを入れてしわが付くとその部分が磨きにくいので、出来れば飲む前か、上蓋を底蓋に押し込んで、まだ折り曲げて蓋をしないうちに磨いておくと、作業がしやすいでしょう。



副室加圧式ストーブ
9: 肝心の性能です。
 10秒ほどで、ジェット孔からの燃焼が始まり、20mlのアルコールで、400mlの水が5分30秒ほどでぐらぐら沸騰します。燃焼は7分40秒程までで、最後まで沸騰は続きます。
 一般的な副室加圧式ストーブより若干燃焼時間は短いですが、火力が強いので、こちらの方が私は使いやすいと思います。
 アルコールが25mlもあれば、ラーメンが作れます。

10: 0.8mm、3穴も作ってみました。8分で沸騰し、9分30秒まで燃えます。沸騰してからのもちも4穴の方が良いので、3穴で作る意味はありませんでした。

11: 0.8mm、6穴では、5分20秒で沸騰し、6分15秒消火。沸騰は誤差の範囲でしょうから、この場合の私の選択は、やはり一番最初に作った4穴です。

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