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技能試験の実際

 技能試験がどのような形で出題されるのか、材料がどのように支給されるのかといったことは、写真と実際の用紙で詳しく『第二種電気工事士技能試験公表問題の合格解答』に説明されているとおりですので、それを参考にしてください。
 問題用紙は、A3を半折りにしてあって、表に注意事項と材料一覧、半折りを開いたところに、単線図と施工条件が記入してあります。
 材料は宅急便で売っているような小さな箱に、デジカメを買ったときに入っているような梱包材にセットされて入っています。ケーブル類はまとめて丸まった状態で、一番上の段ボールにゴム止めされて入っていました。

まずは用具のセット

実技試験の受け方1
 試験は、筆記試験の時と同じ大学の大講義室でした。ですから、机の幅は、縦がとっても短いです。横は4人がけの所を2人で使用するので、隣に工具や荷物などを置けます。
 作業スペースは、縦36cm、横50cmの厚紙(平成27年度上期実測)の上でした。机の上下スペースもほぼこれだけですから、厚紙の上だけにしかスケールを置くスペースがありません。
 そこに部品や工具は置けないので、部品や工具は、作業用厚紙の横です。
 まずすぐ横に置くのは、複線図を書くための色ペン。その隣に、よく使う工具。VVFストリッパー、圧着ペンチ、+ドライバー。
 下のように、出題される問題が分かってからは、たぶんいらないだろうと思って一番脇にどかしておいた電工ナイフやはさみをもう一度取り出します。
 逆に、アウトレットボックスではなかったので、ウオーターポンププライヤー・ニッパーなどはしまいます。
 ペンチはリングスリーブのやり直し用に使うとすれば使うだけなので、邪魔にならないように一番遠くに置いておきます。

実技試験1

問題用紙の裏側から問題が透けて見える

 問題用紙が配布されて、表面に書かれている文字をまず見ていて、落ち着いた頃になってよくよく見ていると、ネットでの情報通り、問題用紙の裏側に印刷されている単線図がもろに透けて見えています。
 最初気付いたのは、端子台からVVRで庭園灯に向かっている部分で、「VVRを出したか」と思って、なおよくよく見ていると、メタルラス貫通部分から、ランプレセプタクル、コンセント・スイッチの所まで、回路全体がはっきりと見えました。
 昨年秋にメタルラスの問題が出たばっかりだったので、今回出ることはよもやあるまいと思っていたのに、「また出すかあ?」という気分でした。
 でも、事前に出題が分かったので、それで心を落ち着かせて、問題に取り組む気持ちを整えることができました。

箱から取り出して、部品確認

 箱を開けて部品確認の時間があります。悪いことをいろいろ教えてくれる我が師匠は、この時ケーブルを伸ばして、「ねじなどは全部はずしておけばいいんだ」と言っていました。
 でも、確認の際、「ねじをゆるめるなどの行為は、作業に取りかかったことになり、不正行為となります」と、最初に釘を刺されてしまったので、当初のもくろみはもろくも崩れました。
 ケーブルだけを作業しやすいようにまっすぐにセットし、部品に欠品や破損がないかを点検します。

作業の取りかかりと終了

実技試験複線図
 「時間になりましたので始めてください。」が開始で、終わりは、「私の時計で終了時間になりましたので、終了してください」でした。
 ネットの事前情報によれば、試験官の時計で開始・終了するので、ストップウオッチなど時間を計れるものを用意しておいた方がよいということでした。しかし、その方の書いていたように、「私の時計を基準にします」というような事前の説明は一切なく、いきなり、「私の時計で終了時間になりましたので、終了してください」でしたので、「そう来るか」と、少しびっくりしました。
 作業は余裕を持って済んでいたので、それで支障は特にはありませんでしたが。

作業は座って

 作業は原則座ってしなければなりません。練習の時、場所に余裕がある所で作業をしている人は、要注意です。
 本番では、結構狭苦しいところで座って作業をしなければならないので、そういった状態での作業に慣れておく必要があります。

練習はストップウオッチできちんと40分計ろう

 試験後、同じ教室で試験を受けた人とたまたま話す機会があって、「あんなに40分が短いとは思わなかった」という話を聞きました。
 練習の時、いつもストップウオッチをセットしておいて、どれぐらいの時間で自分が作業できているのかを確認しておくことが大切だと、それを聞いて思いました。
 練習の段階で、どの候補問題でも、遅くとも30分ぐらいでは作業を終了できるようにしておきたいですね。後は、間違いがないか、自己点検をする時間や、間違いを発見したときのやり直しの時間です。
 10分もあれば、リングスリーブを2つくらいは余裕でやり直すことができます。
 私は、練習の時はそうしていて、試験官の時計が基準という情報を事前に仕入れていたので、試験でもストップウオッチを使うはずが、試験が始まって数分してから、始まりの時、スタートボタンを押すのを忘れていたことに気が付きました。 
 何のために、ストップウオッチを用意したのやら。

新品の部品は気持ちがいい

 これまでみんなが使い古した部品を使って練習をしてきたので、ランプレセプタクルのねじはどれもこれもねじ切れかけていて、まともにはねじ止めしにくいし、スイッチの枠も留め金がほとんどへろへろになっていたり、差し込みコネクタも表面がざらついていて、めがねを外しても、老眼の身にはとても見にくかったり、そういう中で練習してきました。
 それが、試験では当然と言えば当然ですが、部品は全部新品です。
 差し込みコネクタなどはすっきり透明で、めがねを外さなくても中の銅線がきっちり差し込まれているのが一目瞭然です。
 ねじなども溝がしっかりしていて、ずるずる滑ることもなく確実に締め付けることができます。
 「新品ってこんなに気持ちいいんだー」と変なところに感動した技能試験でした。

平成27年度第二種電気工事士上期技能試験(7月25日実施)判断基準

 上の、平成27年度第二種電気工事士上期技能試験(7月25日実施)の問題解答合否判定のための判断基準はこちら。(一般財団法人 電気技術者試験センター公表による)