日商簿記3級

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1ヶ月で簿記3級の勉強が間に合うか

 平成28年1月24日にFP3級の試験が終わってから、平成28年2月28日の第142回日商簿記検定3級に向けて、がんばろうかどうしようか、例によって申込期限の1月30日の今日まで迷っていました。試験まであと29日
 問題はまだ全く解いていませんが、参考書を読んで本当にこの1ヶ月で自分に出来そうかどうか全く自信が持てなかったからです。
 これまで私が挑戦してきた資格は、いずれも択一式のマーク試験なのに対して、簿記は全部記述式です。ボキの「ボ」の字も知らない私が、果たしてこの試験を乗り越えることが出来るのでしょうか。

 『驚異の合格率88% 日商簿記3級合格塾』という怪しげな本を買ってきて、鉛筆を一切持たないで、175ページほど読むだけ読んできました。実際の出題がどれほどの物なのか、まだ全く把握できていないので、今回ばかりは、逃げ出してしまいたくて、申し込むのをめちゃくちゃ躊躇しました。
 なにせ、昔専門家が周りにいっぱい居て、習おうと思えばいつでも習えたときにも、全く見向きもしなかった、自分が勉強することなど本当に思いつきもしなかった分野なもので。
 はたしてどうなることやら。
 やれやれ。

 でも、インターネット申し込みの場合は、郵送よりも、432円もネット手数料がよけいにかかるんですね。今日まで知らんかった。
 カード決済料を見込んでのことなんでしょうが、普通だったら、インターネット申し込みの方が安いのに。なんということでしょう。
 申し込み手続き途中に初めてこの手数料のことを書くのではなくて、手続きの案内の所であらかじめきちんと書いておいてほしかったです。後から注意して見れば、一応案内のところに、「※インターネット申込みの場合は、別途手数料が必要です。(400円+消費税)」とさりげなく書いてはありました。
 こんなことなら、インターネットでなど申し込まなかったのに。

2月28日 試験当日

 今度ばかりは、「このままでは落ちる」という危機感が先に立って、ホームページを受験前に書く余裕などなく、ひたすら過去問の演習をしていました。
 受験前に書いていたのは、このページの、上の部分だけ。
 試験会場が、岡山大学だといいなあと思っていたのに、私の受験会場は、なんと岡山商科大学。地方に住む私にとって、岡山大学なら、町に出かけて行く途中でバスを降りればすむので、いつもの試験のように通い慣れた道です。ですが、岡山商科大学となると、岡山駅に出て、そこからさらにバスに乗って移動していかないといけません。しかも試験の開始時間が9時。もっと地方在住の人間のことを考えた会場にしてもらいたかったです。
 それでよくよく見ていたら、備前会場というのもあるのですね。知らんかった。備前市の商工会議所で試験があり、ここなら自家用車で行ってもよいと書いてある。「岡山しかない」と先入観で思っていたのに、マイナーな市でも、日商簿記検定をやってくれているところもあるんですね。
 ちなみに備前商工会議所での第141回のデータによると、3級は実受験者32名、9名合格で、合格率 28.1%らしいです。2級はなんと8人受験して1人合格だそうです。
 次回2級を受けるなら、備前商工会議所にしよっと。これだけこぢんまりとでも、検定をやってくれているんですね。
 岡山会場はそんなわけにはいきません。ぞろぞろぞろぞろとおねいちゃんの列が。帰りがけもバスがいっぱいになり、駅に行く途中のバス停で待っていた人たちは、「次を待ってくれ」と待ちぼうけを食わされていました。たぶん次のバスもいっぱいだったでしょう。
 試験は9時から説明が始まり、説明が終わると、「今私の時計で9時13分です。これから2時間の試験を始めます。」といきなり試験が始まりました。
 全国で統一して実施する試験なのに、始まりの時間を統一しない試験なんて、初めてです。おおらかというか何というか。
 配られたのは問題用紙と解答用紙のほかにA4のメモ用紙が1枚。
 試験を受けてきた状況については、後のページで、ポカをしてしまった所などを含めて書いたので、今ここには書きません。自己採点の結果は、第1問の1つと、第3問を大量に間違っていました。それでも、受かっていればラッキーです。「今度はやばいかもしれない」という危機感を、受験の時までに、これまでで一番感じた試験だったので。

 日商簿記検定は記述式の試験にも関わらず、発表がめちゃ早いのがいいです。約1週間後の3月7日にはもう発表です。FPなんてマークシートなのに何をしているんでしょう。
 それにWeb申し込みの場合は、得点まで教えてくれます。
 受かっているといいなあ。

3月7日 合格発表日

日商簿記検定3級得点

 いくら早くからホームページを開いても、やはり10時きっかりにならないと発表画面が開きません。
 自動で10時きっかりにホームページが更新されるようになっているのでしょうか。
 発表の一覧表
を見ていて、自分の番号が飛んでいて、ないような気がして、そんなはずはないと思って焦って目をうろうろさせていると、見ていたのは2級の所でした。
 2級の次に並んで3級があったので、そこに自分の番号を見つけて、やれやれです。
 点数の問い合わせ画面を見ると、なんと90点もありました。第1問減価償却費の所1つ×、第3問はたくさん間違っていたので、もっと減点されると思っていました。
 間違ったところは、当座預金、当座借越、前払家賃、支払家賃、仕入です。これらは3グループになるので、最低でも9点はダメだろうと思っていたのですが、支払家賃か仕入かが採点項目に入っていなかったんでしょうね。
 他の所は、自分ではたぶん間違いないつもりではいたのですが、やはり点数を見るまで、「それでも何かの具合で間違っているかもしれない、でも70点以下にまでなることはまさかないよなあ」と疑心暗鬼になっていました。
 受験時の得点が、過去問をやっていたときと比べても、まあまあよい部類だったので、うれしいです。
 でも、今回の受験で、自分がいかに曖昧にしか分かっていなかったかが改めて分かって、とても勉強になりました。
 本当は、受験前にここまで分かっておきたかったです。

日商簿記検定3級得点

 合格通知は発表日の翌日早速届いたのですが、合格証書が郵送されてくるのかと思いきや、商工会議所に期日までに取りに来いと書いてある。郵送希望なら140円切手を貼った封筒を送れと。
 簿記の受験料は他に比べれば安いとはいえ、合格証書の郵送ぐらいは、こんな手間をかけなくてもしてほしいものです。
 団体受験が多いから、このシステムでも不便を感じない人が多いんですかね。
 岡山の商工会議所など、町中にあり、駐車場代だけでも高くつきます。140円ぐらいなら今より高くなってもいいから、初めから郵送してほしいです。 ネットでの申し込みでない場合は、点数の開示も、商工会議所まで見に行かなければならないようです。
 ネット申し込みの場合の割高は、一体何だったのでしょうか。点数開示費用なのでしょうか。よー分からん。

3月23日 合格証書到着

日商簿記検定3級合格証書

 3月9日には、宛名を書いた切手付きの返信用封筒を送ったのに、待てども待てども合格証書が送られてきません。23日になってやっと、22日付の送り状同封の合格証書が届きました。合格通知はとっても早いのに、既に用意してある合格証書をただ封筒に入れて送り返すだけの作業に、なぜここまでの時間がかかるのでしょうか。

  • どうも合格通知の受け取り開始期限に合わせてこれを送っているようです。

日商簿記3級取得までにかかった費用

項  目 費 用 備  考
受験準備参考書など 6,048円
受験料 3,002円 受験料2,570円+ネット手数料432円
合格証書郵送代 222円 140円+82円
合 計 9,272円
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