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2級FPの実技試験は、どれを受けるのが一番やりやすいのか

 ご存知の通り、FPの試験実施機関は、日本FP協会ときんざいの二つがあり、日本FP協会では「資産設計提案業務」、きんざいでは、「個人資産相談業務」「中小企業主資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」など選択できる科目が複数あります。
 どれを選んでも、与えられる資格に効果の差はないので、その中で、自分はどれを選択して受験すべきか、迷うところだと思います。
 この中で最も一般的なのは、日本FP協会の「資産設計提案業務」と、きんざいの「個人資産相談業務」です。その他はそれぞれの業務に携わる予定、特にやってみたい分野があるならば選べばよいけれども、市販の問題集などで一番出回っているのは、この二つです。
 インターネットなどで情報を仕入れてみると、日本FP協会の「資産設計提案業務」は6分野にわたってまんべんなく出題され、問題も40問ある。中には、日本FP協会の実技試験にしか出題されない、ライフイベント表や、会社四季報の問題もある。
 けれども、意外な問題が少ないため、問題を解きやすい、
 きんざいの「個人資産相談業務」は、リスク管理に関する出題がなく、問題数が少ない(15問)。内容も学科試験で問われる知識の延長線上の問題だけれども、計算式の細かい内容を正確にきちんと覚えておかないと、太刀打ちできない。少し突っ込んだ問題が出る傾向にある。いつもと違う傾向の問題が出た場合に、問題数が少ない分、まとめて失点して、不合格になりかねないリスクがある。
 こういう所でしょうか。
 問題ページ数については、今回平成29年1月の問題で、日本FP協会36ページ、きんざい18ページで、圧倒的に日本FP協会の方が多い。
 例えば、今回きんざいで出題された遺族厚生年金の計算では、きんざいは被保険者期間が300月未満の場合は300月と見なして計算しなければならないことをきちんと覚えておかなければ、最終的な答えが出せないのに対して、日本FP協会の場合は、詳しい計算の式が資料としてきちんと示されるので、基本その資料に当てはめて答えを出せばよい。というような、「問題で何を求めるか」についてのスタンスの違いがあります。
 きんざいの場合、途中の計算式の内、かなめになるような、例えばここでは129月ではなく、300月にしなければならないという所が、与えられる資料ではきちんと書かれずに省略されているので、そのあたりをきちんと覚えておかないと、解けません。
 そのあたりの基本の計算式をきちんと覚えることができる人は、きんざい向き、資料が与えられれば、少々複雑でもあまり時間をかけないですんなり当てはめて計算できる人は日本FP協会向きです。
 私のように、記憶力が全くない人間は多分やっぱり日本FP協会の方が取り組みやすかったかもしれません。
 なお、受験機関を選ぶ際に、受験地の問題もあります。日本FP協会は、受験者数がきんざいの半分くらいしかいないので、受験地がきんざいよりも限定されています。
 希望の受験地がなければ、試験云々(うんぬん)の前に、きんざいで受けるよりほかありません。
 

日本FP協会の実技試験は計算が大変

 日本FP協会の実技試験は、時間がかかる計算問題がやたらと出ます。
 じっくり時間をかけながら考える分には、考え方の資料が与えられるので、計算間違いをしながらでも答えが出ることもあるのですが、そんなことをしていると、時間がとても足りません。
 問題を解くときに考えなければならない細かいところが多すぎる。
 日本FP協会の実技試験は合格率が高いので、もっと易しいのかと思っていましたが、実際は、学科よりもだいぶ大変です。
 ただ、同じような問題が繰り返し出題されるので、何回も練習していると、どこに気を付けなければならないかというポイントを、考え込むことなくすぐに処理できるようになります。
 それが、救いです。
 過去問を3回4回と練習を重ねていても、問題を一応全部解き終わるのが、90分の試験で、終了の15分前という所でしょうか。あまり途中退室をする人はいません。
 きんざいは、解けても解けなくても、時間がかなり余るでしょう。

 時間がないので慌ててやろうとすると、問題の細かい部分を読み飛ばす。
 電卓の操作がいまいちよくわからないで、変な動きをする。
 そうやって、一つの計算だけでなく、いくらかの計算を続けてやっているうちに、だんだんと不安になってくる。
 日本FP協会の2級の実技試験は時間との勝負です。