今回の八甲田行きのメインアイテムは、「日本海」、つまり、北陸線経由の大阪発、青森行きの寝台特急です。
 夜行列車というのは、いいですねえ。乗り込んで早々、酒を取り出して、これから行く山への期待や、これまで山であったことなどを、くどくどと話をしながら、列車に揺られて、明日の山行を目指します。
 あの、何とも言えない、日常からの開放感。それまで仕事仕事で日常生活に埋没していたのが、列車に乗り込むやいなや、解き放たれて、気持ちがいっきに遊びの世界に飛んでいってしまう感じ。

 「ゲレンデではない山スキーの領域に踏み込んでいく自覚を持たなければならない」という話を前回の記事で一生懸命した割には、その自覚ができていないのは自分だったりします。

 子どもができて、以前のように毎週スキーに行くようなことができなくなったので、だんだん足が山から遠のいて、ここ数年は、一日もスキーには行かないという状態でした。そんな状態の中で、「やっぱり山に行きたいよなあ」ということで、山スキーにつきあってもらっている、元同僚の「やぎおじさん」と話がまとまって、今回の八甲田行きが実現しました。

 「一回も普通のゲレンデを滑らず、いきなり八甲田では、ちょっと、無理があるかもしれないな」と、少しは頭をかすめることがあったものの、欲望には勝てず、そんな予備練習をする暇もなく、八甲田に出かけていったのでした。

ビバ!八甲田

2009年1月29日(木)~2月3日(火)青森の八甲田山にスキーに行ってきました。

 八甲田っていいですねえ。1,324mの山頂公園駅、ほとんど田茂萢岳の頂上付近まで連れて行ってくれて、もともとが山スキーで成り立っている山なので、圧雪車でコースを固めるようなことは一切しないし、「オフピステ」などと規制して、押しつけがましいお節介をすることはあまりありません。
 ですから、比較的自由に、圧雪されていない斜面を滑り放題。さらに、酸ヶ湯で申し込むツアーに参加すれば、ゲレンデスキーでも参加できるツアーコースにも連れて行ってくれます。
 ツアーでは、もちろん、このロープウェーを最大限に利用するので、山スキーでつきものの登る苦労をほとんどなしに、誰も滑っていないおいしい雪山のスキーを味合わせてくれます。
 地形をよく知らない自分たちだけではなかなか踏み込めない山スキーの領域に手軽にワープさせてくれるのです。