深タンク自作によるカラー自家現像

フィルム現像/装置(恒温槽)

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装置(恒温槽)

サーモスタット・ヒーター

 写真用のサーモスタット・ヒーターとしては、エヌ・エヌ・シーの深タンク用保温器がありますが、非常に高価です。
 サーモスタットは、35度まででよい場合は、金魚用のものが代用できます。金魚用にも、1度単位で制御するものと、0.5度単位で制御するものとがあります。0.5度単位で制御できるものの方がよいでしょう。
 ナニワカラーキットNの普通の現像なら30度でできます。ナニワカラーキットNでも増感現像をする場合や、コダックの現像液などは38度に指定されているので、何とか安いサーモスタットを探さなければなりません。(もし40度まで可能な安価なサーモスタットの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非情報をいただきたいと思います。)
 サーモスタットのパイロットランプは、光が漏れないように厚紙と黒のガムテープでおおいます。写真用はさすがに、感光しないような、非常に暗い赤のパイロットランプです。
 ヒーターは、写真用はステンレス製になっていて、発熱中に発光しないのでさすがだなとは思いますが、ただそれだけのことです。金魚用を利用しましょう。ただし、これは使用中赤く光るので、水槽をきちんとおおって、フィルムに光が届かないようにしないといけません。
 効果的かどうかは分かりませんが、私はヒーターを二つ使ってみました。

恒温槽

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 金魚用の水槽を使いました。私が使っているものは横30cmのものです。ナニワカラーキットNのように、2液ですむ分にはちょうどいい大きさですが、コダックの液のように3つタンクを使うとなるとちょっと窮屈です。今は2液でしか現像していませんので、写真のようになっていますが、3液にするときにはまた考えるかも知れません。
 金魚用のヒーターを使う場合は、この水槽の周りをおおってきちんと遮光します。私は、スタイロホームという住宅用の断熱材を使い、水槽の横と底に両面テープで貼りました。これは90cm×180cmの大きさがあるので、大きい面積用の板を簡単に用意できます。水槽用の上のふたもこれでいい加減に作りました。カッターナイフで簡単に切れます。
 更にどうしてもタンクの隙間からは光が漏りそうなので、あまったビニール製のカーテンで上からおおって光が漏らないようにしています。 

恒温槽の下敷き

 そこまで気を遣う必要があるかどうか分かりませんが、下にも温水が通っていた方が現像タンク内の温度が少しでも均一になるかもしれないと考えて、100円ショップで隙間ができる下敷きを見つけて敷いてみました。

水循環用ポンプ

 ポンプも金魚用です。どのような構造が効果的か分かりませんが、とりあえず水がよく混ざるように、下の真ん中から水を汲んで、上に上げ、左右の上端から出てくるようにしています。水道管を専用ボンドでとめて加工しているだけです。ポンプと塩ビ管の継ぎ手は、水道ホースをステンレス留め具で固定しています。

温度計

 カラー用の温度計も非常に高価です。金魚用には0.1度単位で表示されるデジタル温度計があるので、それを使っています。1度程度の誤差はあるかも知れませんが、カラー現像では正確な温度よりも、温度が常に一定であることが重要なので、いつも同じ温度計を使えばこれでも用が足りると思っています。現像タンクにもこれを埋め込みました。

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