深タンク自作によるカラー自家現像

印画紙現像

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現像の安定(印画紙)

 現像結果に影響する要素として、『COLOR PRINTING だれでもできるカラープリント入門』(参考文献・リンク欄参照)には、

1.フィルム(銘柄と感度)
2.フィルム現像(処理の方法・時間・条件)
3.引伸機の供給電圧
4.引伸機のランプ(新品に変えるだけで発色が変わってくる)
5.引伸機の拡散ボックスの経年変化
6.引伸機(同じ機種でも個体によって発色が全く違う)
7.引伸レンズ
8.印画紙(同じ銘柄でも乳剤番号が違えば発色が変わる)
9.印画紙現像処理の方法・時間・条件
10.現像液の劣化具合

のようなものが紹介されています。
 これだけのものをすべてあげられると、前途茫洋とした暗澹(あんたん)たる気持ちになってしまいますが、実際これらすべてが印画紙現像の仕上がりに影響するようなので、なるべくこれらの条件を一定にするように努力します。
 1 については、一つに決めてしまうのが一番です。私は、ISO100も400も、1本100円ほどになった時に大量に買ってストックしようとするので、なかなか銘柄までいってはおられません。ISO100は、以前はダイソー(agufaのoem)のものを近所で扱っていたので、それを使っていましたが、最近その店が扱わなくなり、それもできなくなりました。
 2 については「フィルム現像の安定」と「フィルム現像の一般的な方法」で触れました。
 3 についても「カラー現像の難しさ」で少し触れました。これを安定させるためには、電圧安定装置(コンスタック)なるものを、引伸機に取り付ければいいそうなのですが、私にはどのようなものかまだよく分かりません。情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら教えてください。
 よく分からないので、とりあえず引伸機に電圧安定装置が付いていると宣伝しているものを使うことでよしとしています。高価な引伸機にはこのようなものがいくらかありますが、安価なものでは、ラッキーのV70しかありません。これはちょっとちゃちな作りですが、致し方ありません。
 4~6 要するに我々が使う十万程度の引伸機は、この程度の精度でしか作られていないということでしょう。これらを変えると、他は同じでも、発色が変わってくるので、フィルターの基準も変わってきます。ランプについては同時に同じロットのものを数個仕入れておくのだそうです。私はそこまではまだやっていません。
 このような具合ですから、印画紙にこのフィルター値から始めなさいと指定してある数値は、あくまでも目安です。フィルム・印画紙現像・引伸機などを含む使用システムによって、全く数値が変わってくるので、自分のシステムの中心値早くつかむようにします。(私はまだ試行錯誤中です。)
 7 については、今の私にはどう変化するのか答える知識はありません。
 8 については、ホビーキットのように十枚単位でしか売っていないものを使うと、パッケージを買うたびにフィルターの基準が変わってきて何がなんだか分からなくなります。できるだけ大量に同じ乳剤番号のものを仕入れます。(冷蔵庫保存)
 また、キャビネの印画紙で試し焼きをして、六切り本番というようなことも、意味がないのでやめるようにします。試し焼きはあくまで同じ印画紙を小さく切って使い、同じ方法で現像します。
 9 については、フィルム現像と原理的に同じ装置を作り(大きいだけ)、なるべく条件を一定にします。
 10 についても、深タンク処理は有利です。大量の液を使い、落としぶたをして空気との接触を少なくしているので、液の劣化を抑えることができます。一方CP32などはその配慮がありそうになく、使用液の量も2Lしかないのでどうでしょうか。LPLのCPE2などは、少量の新液を使い捨てなのでこの点では有利でしょうが、メンテナンスの点で、CP32やLPLの半自動プロセッサなどはめんどうそうなので、その点でも深タンクが有利だと私は思っています。バット現像などは、想像するだけで私はイヤです。温度管理と、現像の度ごとの片付けだけでも大変でしょう。
 深タンクは安価にできるのもよいところです。ただ深タンクは、ほとんどの装置を、自分で何とか工夫して構成しなければならないので、その点は何とかしてほしいところです。

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