地デジチューナー取り付け(ハイゼット)

地デジチューナー取り付け(ハイゼット)


 これまでハイゼットには安物の5.8インチモニター付きワンセグ地デジチューナーを付けていました。これは、受信できる周波数を、そのまま順番に登録していくような、チャンネルの概念もない代物でした。
 ご存じのように、同一の県では同じチャンネル番号が使われていますが、中継局がある場合、チャンネルが同じでも、送信周波数が異なる場合があります。このような場合に対応していなかったので、順々に電波をサーチしていくと、同じ局番が何回も表示され、しかも、そのサーチ時間も一回毎にかなりかかるので、どのチャンネルで、どの番組が放送されているのか分からず、かなり不便でした。
 これでも、アナログテレビなみには受信感度があったので、地デジのチューナーがまだまだ高かった時代には、これはこれで、利用価値がありました。
 でも、地デジのチューナーも、かなり値段が下がってきています。4アンテナ4チューナーの製品でも、1万円を切ったものもあります。
 それに、最近ハイゼットに付けているワンセグチューナーの受信感度がなにか落ちてきているように感じるので、ハイゼットのメーター交換など、キット系の取り付けが一段落付いたこともあり、4×4の地デジチューナーに取り替えることにしました。
 調べてみると、今まで使ってきたチューナーの購入が4年前ですから、ちょっとまだ早い気もしますが、物欲モードに突入していますから、致し方がないですね。

どのチューナーにするか

 地デジチューナー選択の基準は前項で書きました。4アンテナ4チューナーで、中継局・系列局のオートサーチ機能があるやつです。
 つい最近まで2万円近くすると思っていたのに、今はなんと1万円しないでも手に入ります。それで、どれを買うか、ネットのレビューを参考にしながら検討します。
 注意点は、4アンテナ4チューナーでも、中継局・系列局のオートサーチ機能のないものや、どうも中継局サーチだけしか付いていないものもあるようだということです。
 私は、結局、【Amazon.co.jp限定】コムテック(COMTEC) 4チュ-ナ-x4アンテナ車載用地上デジタルチュ-ナ- WGA8000Aという製品を選びました。
 トライウイン(Trywin) 車載用地上デジタルチューナー DTF-7800 DTF-7800も、大変魅力があるように感じましたが、評価の圧倒的な数・高さと、出力が2回線出せることで、値段の高さには目をつぶることにしました。
 普通は、安い方へ安い方へと行くことが多い私ですが、地デジチューナーの場合、受信の安定性が命ですから、安さをねらって冒険したくはありません。
 コムテックのチューナーですが、末尾にAがあるのが、Amazon限定品です。送られてきた製品にも、説明書にもAの文字はなかったので、Amazon限定で安く売るために、Aを付けただけなのではないでしょうか。
 この製品は、近所のオートバックスなどでは、今でも3万円ぐらいの値段で売られているので、他とは少々高くても、まあいい買い物をしたのではないでしょうか。

2つの出力線を取り付ける

 私が買った製品は、他製品とは違い、出力線を2つ取り出せるという特徴があります。ところが、実際に商品を手にしてみると、2つ目を取り出すための線が付属していないのですね。
 しかも、この線は、普通のRCAケーブルではなくて、4極ミニプラグです。4極ミニプラグのAVケーブルは、極性の規格がまちまちらしいので、そのような製品を、別途用意しろというのは、ちょっと厳しい話です。
 右の写真のELECOM L型ビデオケーブル 2.0m DH-LMM20は、プラグの極性が、先端から、L(音声左:白)―V(映像:黄)―G(GND:アース(RCAプラグ外周)―R(音声右:赤)、となっていて、コムテックの仕様とぴったり同じだったので、やれやれです。
 こういう安価な付属部品は、送料が必要だと、結局高く付いてしまうので、Amazonの送料無料というのは、結構ありがたい存在です。

ゴリラのビデオ入力ケーブル

 軽トラには、別にポータブルナビのゴリラNV-SD741DTもつけています。これには、中継局・系列局サーチ機能が付いたワンセグテレビがついています。
 でも、4×4のチューナーを付けてしまえば、絶対にそちらの方が、画像・感度がよいはずですから、できることなら、そちらを外部入力として取り込みたいところです。

 それで、ゴリラ用の外部入力ケーブルを入手することにします。
 接続には、サンヨーから出ていたNVP-BCX2は欠品なので、同等品のPanasonic CA-PBCX2Dを使うか、他社から出ているコードを使います。他社からも何種類か出ているようです。
 私は少し安いので、【Beat-Sonic】ビートソニックBC14 バックカメラアダプターというのを使いました。
 純正品との違いは、純正品がパーキングブレーキコードが出ているのに対して、これら互換商品には出ていない違いがあります。パーキングブレーキコードをわざわざつながなくても、走行中表示が行われるので、こちらの方が便利です。
 純正ナビのように、走行中テレビ画面が出ないようにするためには、純正コードが必要です。

まずは既設配線の整理

 これまでは、車両に加工を加えないで、モニターやポータブルナビの配線を取り回していました。それで、モニターの太い配線が、窓側のほうにダッシュボード上を伸びていたり、前側に向かってナビの電源線が延びていたりで、ちょっとごてごてとしていました。
 最近、メーター周りを、メーター交換がうまくいかなくて、何度も何度もばらしていたので、ダッシュボード上側の覆いの部分を取り外すのにまったく抵抗がなくなっていました。
 それで、この部分にちょっとコードを入れ込む切れ込み入れれば、そこからこれらの配線を直接オーディオの辺りに下ろしていけそうなので、この際、そのようにして、ダッシュボード周りのコード類を整理することにしました。
 この作業はそれほど難しいことはありません。でも、例によって養生が不十分で、「あっ」と言ったら、ちょっと傷がついてしまいました。
 いつものことですが、やっぱりあせりは禁物です。大切なところほど気がせいて、養生不足のまま作業をして、どんどん傷が増えていってしまいます。

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 まあしかし、この作業をしたおかげで、ダッシュボード上のコード類が減ったので、かなりすっきりしました。
 どうせvicsのアンテナは必要なので、地デジのアンテナも残しているので、後ろがごてごてしています。これを取ってvicsのアンテナだけにすると、もっとすっきりします。

アンテナの設置は面倒くさい

 アンテナの設置は、かなり面倒くさいです。4本ある上、軽トラには、内装用のピラーがないので、フロントガラスの周りのゴムの中にコードを隠していくしかないからです。
 アンテナのシールは、貼り直しがきかないので、慎重に作業をします。特に下側の方は、ツイーターなど邪魔になるものがあるので、なるべく障害物を取り除いてから作業に取り掛かった方がよいでしょう。
 ゆがんで貼るのもいやなので、このような作業をする場合、私は、あらかじめ窓ガラスの外側にマスキングテープで貼る位置を目印にしておいてから、アンテナをそれに合わせて張るようにしています。

既設配線の整理はアンテナ取り付けの前に

 実は、先に書いた既設配線の整理を、私はアンテナを取り付けた後でしてしまいました。モニターの太いケーブルを、前のガラス付近から助手席側に回して、左側のコンソール横の狭いところを下ろして下に持っていっていたやつを、取り外そうとして、上に引っ張ったところ、上から下ろしてきていたアンテナのコードが一緒に引っ張られてしまい、せっかく慎重に取り付けたアンテナコードをいきなり引っぺがしてしまいました。
 そのおかげで、ブースターの給電部分の接点はひん曲がるし、両面テープを貼り直しても、きちんとフィルムアンテナに給電できているのか少々怪しいところがあります。
 そのようなことが起きない様に、配線の整理は、アンテナ取り付けよりも先にしておくべきでした。

ハイゼットへの本体設置場所

 もともとワンセグチューナーは、助手席のコンソールボックス横に置いておりました。今度のチューナーは地デジチューナーよりはだいぶ大きいので、ちょっとかさばりますが、なんとか置くことができました。商品説明にはきちんと固定するように、という但し書きがあります。そうするためには、座席後ろに縦付けするしかありません。あまりそれもしたくはないので、とりあえず、置いておくだけにします。
 助手席側のダッシュ裏をよくよく見ていると、エアコンの上に結構隙間があります。でも、ここに置くのは、かなり冷えるので、あまりよくはないでしょう。
 ということで、本体は、コンソールボックス横に何とか置いて、こんがらかったコード類は、なるべくエアコン上の隙間に置いておくようにしました。
 本当はこれも、あんまりよくはないのかな。

配線をする

 配線は、難しい所はありません。一つめをモニターにつなぎ、二つめを、ゴリラに画像、オーディオに左右音声をつなぎます。モニターの音声は、普通消音にして使っていますから、つなぐ必要はそれほどありません。でも、コードがあるのですから、一応つなぐことにします。
 電源関係では、常時電源、ACC電源、アースをそれぞれ接続します。

ゴリラのテレビ表示が、電源のONで、毎回ナビに戻る

 以上で、一応の配線は終わりです。でも、実際に試してみると、チューナーからのテレビ信号の入力を、手動で切り替えておいても、電源をOFFしてしまうと、再起動のときに元に戻りません。
 ゴリラ本体の、ナビ・AVの切り替えは、電源をOFF・ONにしても保持されるようになっているのですが、テレビチューナーを接続している外部入力コードは、本来がバックカメラからの入力をするためのものですから、電源OFFからの復帰のときに、状態の保持をするようには設計されていないようです。
 それで、ゴリラのAVから、チューナーのテレビを起動して、電源を入れ直すとAV画面に、ナビ画面からチューナーのテレビを起動して電源を入れ直すとナビ画面に戻ってしまいます。
 そのような仕様でも、エンジンをかけるごとに「カメラ」のスイッチを押せばすむことですから、それほど大したことでもありません。しかし、それでもやっぱり面白くはありません。
 いろいろやってみると、ゴリラの設定を、カメラ入力に従って表示が切り替わる、「自動」に設定しておくと、ビデオ信号が途切れると、元の表示になり、信号が入力されると、カメラに切り替わるので、この設定にして、チューナーからの入力信号をスイッチで入り・切りすればいいことが分かりました。

オーディオ信号のスイッチをつける

 オーディオ信号にスイッチをつけるような記事を、ネットで探しても見つけることができませんでした。
 オーディオのケーブルは2芯になっていて、外側がアース、内側が信号線になっているようです。ですから、この両方をスイッチによって同時に入り切りする双極のスイッチを使えば間違いはありません。
 でも、車用に普通使うスイッチは、単極のものしかありません。それでとりあえず、そんなことで本当にまったく支障が出ないのかどうかは分かりませんが、アース線の方は直結して、信号線の方だけにスイッチをかませてみることにしました。
 コードをかませて長くすればするほど、信号の劣化が起こり、画像が悪くなるはずですが、高価なケーブルをぶち切ってコードを試作するのも、ちょっとためらわれるので、とりあえず、100円ショップで延長用のAVコードを購入して、映像線の1本だけにし、途中を切って、スイッチにつないでみます。
 作業してみると、コードは事前に思っていたとおり、内側にビニールコードで覆われた信号線が入っていて、外側をアース線が取り巻いています。外側のアース線をもう一度結び直して、中の信号線をスイッチの両極につなぎます。そのとき信号線と、アース線がショートしないように絶縁に気をつけます。
 中の信号線はかなり細いので、ギボシ端子の接続にも神経を使います。かしめただけではたぶんすぐに抜けてしまうので、一応半田付けをしてから、かしめることにしました。
 こういうとき、私が最近重宝して使っているのが、熱収縮チューブです。ドライヤーの熱で素材の形に合わせてぴったりと縮んでくれますから、ビニールテープを使うより強いし、べとつきもしないので、仕上がりが格段に美しくできます。
 なお、延長用のケーブルには、雄と雌とがあります。どちら側を長くしなければならないかは、事前によく確かめてから作業に取り掛かりましょう。私の場合、やっとできたと思って取り付けようとしてみたら、この雄と雌とが見事に反対でした。
 相変わらず、いつまでたっても、おっちょこちょいなことをやっています。
 せっかく作ったコードですが、今度は余ったコードを使って、もう一度作り直しです。

快適な操作感になった

クリックすると拡大画像を表示します 私は、間欠ワイパーのキットを取り付けたときに、間違えてスイッチをひとつ余計につけてしまっていたので、好都合です。その余ったスイッチを、テレビ入力用に使いました。
 写真下中央がそれで、上右のスイッチはモニタ・チューナーの電源用です。
 ゴリラのカメラ入力を自動にしておくと、このスイッチの入り切りで、チューナーからの入力と、元のナビ画面とを切り替えることができます。
 私の場合、保存データの再生など、ゴリラのAV機能は一切使わないので、ナビの表示画面から、AV・カメラ起動のスイッチも消してしまいました。
 元々、ゴリラのAV起動のスイッチは、でかすぎて、地図を見るのに結構邪魔になっていたので、これらを消してしまうと、ナビ画面が少しすっきりします。
 なお、以上のような加工は、私個人の判断でしていることなので、もしまねる場合は、自己判断でお願いします。何か支障があっても、責任は負いかねます。

デリカD5の純正テレビと受信感度はほぼ同等

 デリカD5のテレビを使ってみて、感度がいいなと思っていたのですが、今回ハイゼットに設置したコムテックの4×4チューナーもほぼ同等の受信感度でした。受信できる位置は微妙に両者で異なりますが。
 受信感度もかなりよくなり、もちろんフルセグになって画像もずいぶんときれいになりましたから、今回の設置は満足がいく結果になりました。
 ただ、フルセグからワンセグに移るとき、同じ音声が二度重複して流れることがあるのと、オートサーチに移るまでに少し時間がかかるのとは少し気になるところです。そのあたりにシビアな人は、この製品には手を出さない方がいいでしょう。

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