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介護用踏み台の自作

 母が庭でつまずいてこけ、左足の付け根の関節(大腿骨頸部)のあたりを骨折して、人工関節を入れた関係で、家の歩きやすさを考えないといけなくなりました。
 玄関や勝手口の段差の上りが、30cmほどもあるので、間に一段入れて、登りやすくしてみました。
 介護保険の住宅改修補助が20万円までは出るものの、手すりだけでそれぐらいの額になってしまいそうなので、ふみ台までは予算が回らなかったからです。

勝手口踏台1  勝手口踏台2  勝手口踏台3

 大工さんに相談したところ、ふみ幅は40cmはあった方が良いそうなので、うちでガレージの中2階の床をやり替えた時の切れっ端の床材が残っているので、これを使い、5枚合わせで45.5cmにしました。出来上がって、歩いてみると、なるほどこれぐらいの踏み代(しろ)があると、断然歩きやすいです。

 この床材は厚みが25mmもある分厚い松の板で、こんな踏み台に使うにはもったいないかもしれませんが、ガレージで場所を占領している余ったものなので、ここでかなり消費したおかげで、保存スペースがかなりすっきりしました。
 おかげで追加購入したのは、35mmの荒材だけです。余りものでも、取っておくと、やっぱり使い道があるものです。でも、何でもかんでも取っておくこういう貧乏性が災いして、ガレージの中は、ぐしゃぐしゃで、何も置けない状態になってしまっているのですが。

工作の工夫

玄関踏台枠

 工夫というほど大げさなものではありませんが、横枠の荒材を支える土台の木を一回り太いものにすると、横に渡す木をどの方向にも下から支えることが出来るので、ねじくぎで横から引っ張ってねじ込んだだけよりも、ずいぶんと安心できる強度になります。
 今までこういう細工をする場合には、切り欠きを入れて下から枠を支えることが出来るように加工していたのですが、今回の場合は接合部分が床下に隠れてしまうので、見た目がきれいである必要はありません。
 こういった一回り太い木を使うことで、ずいぶんと手抜きをすることが出来ます。
 後は、コースレッドやフロアネイルをそのままねじ込むと、材が割れてしまうので、適度な下穴をあけてから作業をした方が良いということでしょうか。
 大工さんのアドバイスによると、こういったものは、介護保険を使う場合には、置くだけではなくてきちんと固定しておかないといけないということでした。少なくとも、端を踏んでもぐらつきが無いように工作しないといけません。
 とても簡単でいい加減な工作しかしていないのに、形状に合わせて、ひし形や斜めに細工をしなければならない関係で、結構な時間がかかりました。
 それと、さほど重たくもない工作物しか作っていないはずなのに、1日の作業を終わってみると、体はバキバキで、ずいぶんと疲れていました。
 なんでこんなに疲れたんだろう。
 どうも正体は、先端部分の床材の出っ張りを削るためのかんな掛けが原因だったようです。まあ、それだけでもないんでしょうが。

やっぱり足の長さ合わせは慎重に

玄関踏台1

 やっぱり足の長さ合わせは慎重にしないといけません。勝手口は元々の土台の水平を全く信用していなかったので、足を一本一本現物合わせで長さ調節しました。
 ところが、玄関の方はタイル張りなので、「水平だろう」と高をくくって枠を作り、簡単に位置合わせをして、「大体こんなものだ」と良く確かめもせずに床板を貼って、完成した後で踏台を踏んでみると、ガタガタします。よくよく見てみると、足の長さが微妙にあっていません。
 出来上がってからの長さ調整はとても大変で、結局1本だけはどうしても長さが足りないまま、傷つき防止用のパッドを貼ってごまかしました。
 枠だけの時には、踏んでみてがたつきを確認するようなことはしにくいですが、やはり、床板を貼る前に、きちんと足の長さ調整をしておくべきでした。
 玄関の上がり框も斜めになっているので、それに合わせて枠づくりや床板を貼らなければならないので、まあまあ面倒くさいです。写真では、右側が直角に見えますが、形は台形ではなく、平行四辺形です。
 これだけの作業に、合計4日。プロだったら1日2日でするんだろうな。