ヘッドアップディスプレイ
ヘッドアップディスプレイは結構快適
中国から取り寄せれば、写真のヘッドアップディスプレイが3,000円もせずに購入できるので、デリカD5に取り付けてみました。
これを取り付けると、スピードがフロントガラスに映し出されるので、スピードメーターを見るために下を向くということがほとんどなくなり、また、スピードが常に目に入ってくるので、スピードに対する注意もこれまで以上にできるようになりました。
スピード表示の部分でも、前は透き通っていて見えるので、運転の妨げにはほとんどなりません。
ヘッドアップディスプレイを取り付ける
この商品は、OBD2とEUOBDポート(自動車の自動診断システム)、プラグアンドプレイのある車に使用できるので、最近10年ぐらいの車なら大抵取り付けることができるはずです。
私の2009年製のデリカD5でも問題なく使えます。
取り付けは、運転席下にあるOBD2ポートにコードを差し込んで、ダッシュボード中央あたりに設置するだけです。
OBD2ポートは常時電源に繋がっていますが、この製品はオンとオフが自動電源になっているので、電源をACCに接続し直すなどのマニアックなことをしないで直接ポートにつないでも、今のところは、バッテリーあがりなどの不具合は出ていません。(R6/6月 ACC電源に切り替えました)
フロントガラス用のシートが付いているので、それをフロントガラスに貼り付けることで視認性がよくなります。
ただしこれを貼り付けたままでは車検には通らないので、車検時には剥がしておかないといけません。これは水をつけて貼り付けているだけなので、剥がそうと思えば簡単に剥がすことができます。再利用も可能だと思いますが、無理なら、シートだけでも類似品は販売されています。
表示がよく見えないぞ
これを設置してみて、最初よく晴れた日には反射して、表示が良くは見えませんでした。一つには、付属のシートをフロントガラスに貼り付けることで、対応します。
二つ目にはつ、マニュアルには、輝度調整が3段階ぐらいにしか説明がなかったので、その最大値に設定していたのですが、実際に輝度を調整してみると、まだまだ数値を上げることができました。これを12ぐらいの最大値にすることで、日差しが強く反射するときでも、スピードの数値ぐらいははっきりと見ることができるようになりました。
夜になるとはっきり見える回転計表示などは、明るいときにはあまりはっきりとは見えないので、スピード表示と電圧計ぐらい以外の機能は、あまり期待しないほうが賢明です。
三つ目には、写真のホルダーを付けると、少しは表示がマシにならないかと思っています。これの穴の空き具合は微妙で、私が買った商品に、ぴったり適合する商品ではないようですが、なんとか使うことはできるようです。これも、付けないよりは付けておいたほうが良いのではないでしょうか。
シフト表示は無意味
「シフト表示がついていて便利だな」と思っていたのですが、どうも実際のシフトと表示が一致していません。
それでマニュアルを見てみると、「シフト表示は車と連動してはいない」と書いてある。要するに、「このスピードだったら、おそらくこれぐらいのシフトになっているよね」というあたりを、いい加減に表示しているだけなのでした。そんな表示は、嘘っぱちで意味がないので、私は非表示にしました。
非表示にした空間に何か別のものを表示できるわけではありませんが、無意味な表示がもっともらしく出てくるよりはマシです。
純正のヘッドアップディスプレイ着装車もどうかな
上述の通り、ヘッドアップディスプレイというのは、とても使い勝手が良いです。でも、「純正のヘッドアップディスプレイ着装車もどうなのかな」と思ってしまいます。
ヤリスを購入しようとしていた時に、どこで聞いたか、「ヘッドアップディスプレイもいいが、フロントガラスを修理しなければならなくなったときには、特殊加工が施されたガラスだから20万円ぐらいかかるのを覚悟しておいてね」と言われました。
確かに、ヘッドアップディスプレイが表示される部分は、普通のガラスでは見にくいので、それなりの加工が施されているのでしょう。
そんなことを考えると、車検時に、シールを剥がしたり貼り付けたりの手間はありますが、今回のような製品も、純正よりは手軽で、それなりの価値があるように思います。
そう思って、ヤリス用にもこれとは別の製品を買うには買ったのですが、最近の車は、ナビにしろメーターにしろとても視認性が良くなっているので、特別にヘッドアップディスプレイを付けなくても、まあ良く見えます。いろいろなものをフロントガラス周辺に取り付けるのをあまり良くは思わない妻の車ですから、結局これを取り付けるのは見送りました。
ちなみに、ヤリスの取り扱い書には、「故障診断コネクタAなどに、点検整備用の故障診断装置以外の電装品を取り付けないでください。電子機器に悪影響をおよぼしたり、バッテリーがあがったりするなど、思わぬトラブルを招くおそれがあります。」との注意書きがあります。