DSE(トルマリン)

DSE(トルマリン)

DSE(トルマリン)はなぜかよく効く

 燃費一番でもかなり高い評価を得ているものの一つにトルマリンがあります。
 一番簡単なやり方では、100円ショップのダイソーで「虫ヨラズ」(これは単なる銅の細長い板。園芸コーナーにあり)に、腰や肩用のトルマリンパッチを何枚も貼り付け、吸気や燃料、排気パイプにそれを何重かにして巻き付け、できればアースを付けるというやり方です。(排気パイプは燃えないように注意)
 私もちょっといい加減なやり方で吸気パイプに巻き付けてみましたが、これでも効果はあるようです。しかし、インターネットをちょっと調べてみると、トルマリンの粉末は1,000円以下で買えるようなので、せっかくなら次に述べるようなやり方で、この粉末トルマリンを使った方が、出費もさほどかからず、効果はもっと高いように思います。(ダイソーにも、トルマリン原石を売っていますが、これを何個か買って、砕く手間とできあがる材料の量とを考えるとあまり得ではないような気がします。)
 私がトルマリンの使い方を探し求めて出会ったのがドクタ-・ルウブのDSEでした。この方の説明によれば、DSEの効果は、最高トルマリンの5倍くらいはあるということなので、先のトルマリンよりは高価だとはいうものの、トルマリンにゲルマニウムなど他のものを混ぜるといいというような記事のようにしようとすると、出費もそれほど変わらなくなってくるようなので、とりあえず私はこのHPを信じて、DSEを施工してみることにしました。
 以下説明する私の体験は、トルマリンではなくDSEのものです。
 このDSEはなぜか本当によく効きます。エンジンの出力が増すだけでなく、燃費改善の上でも効果がある様なので、費用に対する効果の度合いはとても高いです。
 なお、このDSEも磁石同様どうやったらこうなるという理屈のはっきりしていないものですから、自分で色々トライアンドエラーでやってみるより他ありません。トルマリンと、DSEとで同じようなものでも効果のある場所は違うようなので、なかなか難しいです。

1)銅箔テープの作り方

1)

 必要な長さの銅箔テープの上に、細かく砕いたDSEを載せます。粉末状になっていた方が、使用量も少なくて断面積が増えるので効果が高いような気がします。写真はもっと粉末状にした方が良いかもしれません。
 粉末の方がでこぼこが少なくなるので、後の作業もしやすいです。
 銅箔テープは、(株)ニトムズの製品で、品番が「J3170」、テープ総厚0.08mm*幅50mm*長さ5mです。
 長さは折り返し代(しろ)がいるので、必要な長さより少し長めにテープを切ります。
 なおこの銅箔テープは、ホームセンターにも在庫がないことが多い様です。古いHPなどではダイソーにあると書いてあるものもありますが、H17年8月現在在庫はありません。たまたまその時在庫があったのではないでしょうか。(ダイソーであると嬉しいのだけれど、なかなかそううまくはいかない)

2)

 上から2枚目の銅箔テープをかぶせてサンドイッチにし、定規のようなもので4辺を5mmほど折り返します。写真は上だけをとりあえず真上に半分折り返したところです。4辺ともきちんと折り返します。

3)

  上のように作ったものを、装着箇所に応じて必要な数だけ、コードを剥いで作った銅線で一カ所ずつ半田付けしていきます。左に見えているのがアース線です。
 DSEの場合も、アースを取っているのと取っていないのとでは効きがかなり違うようなので、このようにできたDSEのサンドを電気的につないで、アース線を一つで済むようにしています。
 銅箔テープは、普通のヤニいり半田で簡単にくっつきます。はんだごては、ダイソーで売っているようなもので充分です。半田もダイソーにあります。
 アース線の先には、ねじでアース線を留めることができる端子を取り付けました。これはラジオのパーツ屋のような所で手に入ります。
 ただ、アース線の功罪は、アーシングなどの場合と同じで、ラジオにエンジンのノイズが乗ってしまう場合もあるので、その辺のかねあいを考える必要も出てくるかもしれません。

4)

 効果があるのかどうか分かりませんが、「反射材としてアルミテープを上に貼り付ける」と書いてあるHPもあるので、ダイソーでなるべく太くて厚いアルミテープを買ってきて、先ほどのものの上に貼り付けています。先ほどのものとは方向を90度変えて貼り付ければ、別れたテープの固定としての役割も果たします。これを付けることで、一つの部品としての一体感も出て、取り扱いがしやすいように思います。


5)

 上のようにしてできたものを、必要箇所に巻き付け、タイロックで固定します。
 ただしマフラーは高温なので、ステンレスの固定バンドか何かを使う必要があります。
 写真の一番左側はエアクリーナーから来たパイプにネオジム磁石を6個固定したもので、他の銀色に光っている4つ(左から二つめのDSEは見にくいですが、エアクリーナーのダクトのすぐ右に本当に断面だけが線状に見えています)がDSEです。
 実を言うとインタークーラーの空気の流れがどうなっているのか私にはよく分からないので、下の編み目銅線で試して、2本あるどちらのホースにもとりあえず取り付けてみました。
 一番右に写っているのが、冷却水のパイプです。
 他に燃料のパイプにも同様のものを取り付けています。燃料パイプへの取り付け写真はネオジム磁石の項。

6)

 私がマフラーに使ったステンレス製留め具。5本で500円ほどでした。
 マフラーへの取り付けは、タイロックでは車検に通りません。注意しましょう。

パジェロのエンジン全景

マフラーへの取り付け

 マフラーへの取り付けは、ドクタ-・ルウブによれば、「マフラーの曲がったところがよい」と書かれています。私は結局、マフラーの先と他3カ所に、4列にした銅箔テープを4つアース付きで取り付けることにしました。
 これらのマフラーへの施工で、エンジンのふけがだいぶん良くなりました。
 (※やけどには気をつけましょう。不用意に焼けたマフラーにさわると、私のようにやけどします。)
 なおマフラーは非常に高温で、電気線のゴムなど溶けてしまうし、振動も大きいので、アースをする場合は、編み目銅線の方が良いかもしれません。(私はまだそうしていませんが、10日間ほどの間に、上の写真のような普通のアース線が、何があったのか一本もう切れていました。)
 マフラーは割合アース線を取り付けるところが少ないですね。私は上の切れた一本ともう一本は、結局じゃまになりそうだったのでアースを付けるのをやめました。

お試しグッズ

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 ドクタ-・ルウブのページには、編み目銅線を使うという記述があったりしますが、上の銅箔テープを使う方が、DSEの使用量も圧倒的に少なく、効果も高かったので、結局私は使いませんでした。
 ただ、試験的にどこにDSEを巻くのが効果的かを調べるためには、これは使い勝手がいいと思います。
 これで効果が感じられた場合、上のように本格施工するとかなり違います。
 私は住宅改造用に電設用の圧着ペンチをたまたま持っていたので、両端をリングスリーブの中でステンレスワイヤの1mmと、さらに片側にはアース線も一緒に圧着して、これを作りました。
 編み目銅線は、5.5sqので充分太さがあるようです。これは銅の網が袋のようになっていて、両端を閉じてしまえば、本当に袋になります。中をドライバーの太いやつか何かで広げてやれば、かなり太い袋です。
 この編み目銅線がどこで手にはいるのかよく分かりませんでしたが、家庭用のコンセントを卸しているような問屋にはなく、アマチュア無線を扱っているようなラジオの自作などの大きめの部品店にはさすがに在庫がありました。
 アース専用の端子もそこで手に入れました。

1)エアクリーナー用 失敗

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 エアクリーナーエレメントの外気側にこれを置きます。100円ショップで、焼き肉用の網を買ってきてそれを適当な大きさに切ります。適当な形に整形してから、網に接着剤を付け、その上からDSEを振りかけます。接着面が小さく不安定なので、なかなかうまくつきません。ドクタ-・ルウブではコーキング材で接着と書いてありましたが、うまくいかないので普通のボンドで接着しました。でも熱など本当にこれで大丈夫なのかな。
 接着がかなり不安定なので、どうしてもDSEがはがれ落ちてきます。なので、エレメントよりエンジン側には絶対に置いてはいけません。(左がパジェロ用、右はシルビア用)
 このようなものを作ってみましたが、使うのをやめました。
 エアクリーナー用に何かするなら、編み目銅線にDSEを入れたものを空気の流れを妨げないように置くか、それこそダイソーのトルマリンパッチを内側にたくさん貼り付けるかしておくほうが無難でしょう。

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