オーディオ・ナビ関連
オーディオ取付の基本
オーディオを自分で取り付けたことがない方のために書きますと、オーディオ取り付け用には、メーカー別のハーネスが販売されています。これを純正のオーディオを取り外したプラグに差し込むと後は、それがどの配線かをキットのコード表と、オーディオのコード表を見比べながら正確につないで最後はアース線を車体の金属部分にどこかのねじで固定するだけで配線は終わりです。
オーディオの取り外しは、前のパネルを構造を見ながらはずせるところからはずしていきます。なるべく無理をせずにはずします。エアコンのつまみなどは引き抜かなければならないものがあるかも知れません。分解は最初は不安だと思うので、誰かがやっているのを一度見てからにした方がいいかもしれません。
私だったら、初めての車種への取り付けのときには、その車を販売しているディーラーに行って、オーディオの取り外し方を根掘り葉掘り思いつくだけのことを聞いてきます。自分が購入していない会社だからといっても、一般のくるま屋とは違って、ディーラーなら、その車の飛び込み修理なども重要な仕事の一つなので、親切に答えてくれるはずです。
ディーラのサービスの方は親切なもので、ものによっては、サービスマニュアルのコピーなども無料でしてくれることがあります。
もちろん車検などでいつもお世話になっている車屋に聞いても構いません。
デリカスターワゴンはねじを6つくらいはずして、エアコンのつまみを引っこ抜かなければなりませんでしたが、パジェロは、ねじを二つはずすだけで極めて簡単です。(デリカD5はこちら)
取り付けの金具は、純正のものが使えれば使います。これもコードと金具がセットになったキットもあります。私のパジェロの場合は、2DINのオーディオを入れる場合、真ん中のプラスチックのしきりを金切り鋸か何かで切る必要があるので、そのままだと見苦しくなります。キットにはそれをうまく隠すパネルも同梱されています。
キットはデリカとパジェロの両対応だったので、デリカの時に買ったやつにパジェロ用の金具も同梱されていました。
とにかくできるだけ養生をしよう
注意点としては、できるだけとことん養生をすることです。車のプラスチックは、ちょっとしたことですぐに傷が付いてしまいます。配線がついたままで自由にならないオーディをごそごそやっていると、どうしてもむき出しになった大きな金具をあっちにやり、こっちにやりすることが多いので、ちょっと注意しながら作業しているぐらいでは、コンソールの横あたりなど、すぐに傷が付いてしまいます。
ですから、建築用の養生テープなどでこれでもかというぐらい念入りに周辺部分をマスキングしておくことです。
以前シルビア君を傷物にしたので、パジェロにナビを取り付ける際には、慎重にぞうきんなど当てて作業をしたわけですが、鳴らないオーディオを付けようとして、オートアンテナが伸びない伸びないと何回もやっている内に、やっぱりパジェロ君も傷物になってしまいました。不安定なぞうきんを当てるぐらいではまだまだ用心が足らないようです。(右の写真は、デリカD5)
プロとアマチュアとの仕事の違いは、このあたりの傷つけないための用意をどれだけするかなのだということを痛感します。
配線はなるべく取り外した状態でしておいて、差し込みを差し込んですぐ組み込みにかかる方がよいでしょう。