ETCの取り付け

ETCの取り付け

以前はETC車載器を無料で手に入れる機会が結構あった

 ETC車載車のみの休日1,000円などというばかげた政策の影響で、ETC車載器が本当に普及しました。
 以前にはETC車載器取り付けに対する政府の助成金制度があったり、カードを作ることでECT車載器無料のキャンペーンがあったりで、結構、車載器を実質無料で入手する機会がありました。そのおかげで、我が家の車にはすべてにETCが取り付けてあります。
 「ほとんど使うことのない軽トラにまでETCを付けてどうするんなら」というところですが、物欲モードに突入しているのだから仕方がない。元手がかからないとなれば、やはり取り付けてしまいます。

ETCの取り付けはほぼ電源を確保するだけ

 ETCの取り付けは、ほぼ電源を確保するだけです。分離型の場合は、センサーの部分をフロントウインドーの上部か下部に回しておく必要はあります。
 電源の確保は、「ヒューズ取り替え型の分岐部品を使おう」の手を使うと簡単です。
 注意すべき点は、アースの確保です。車内の露出しているボルトはどこでもアースを取れそうですが、結構導通不良になる場合があります。私の場合も、ラルゴに取り付けた際、取り付けたときには動いていたのに、途中で動かなくなってあわてたことがありました。このとき結局、アースを取り直すだけで、きちんと動作するようになりました。ですから、安定したアースを取れるところをしっかり探しましょう。

取り付け位置

 ETCカードはキャッシュカードの一種なので、物騒ですから、取り付け位置は、なるべく外から見えにくい場所を選びます。普通は、運転席の下あたりの取り付けやすい所になるでしょうか。
クリックすると拡大画像を表示します 軽トラ(HIJET)に取り付ける場合、あまりいいところがなかったので、グローブボックス内に隠してみました。グローブボックスの取り外しは、ボックスを開いたとき、左側にボタン状の突起があるので、それを写真のように引き抜くと、ボックスがずれてはずれます。
 グローブボックスの取り外し方は、この他、グローブボックスを開く支点のところに左右ぼっちをはめ込んでいるような物もあります。車種によって違いがあるので、わからない場合は、ディーラーに行って取り外し方を聞くことをお勧めします。
 デリカD5の場合、いっぺん取り外してみても、次の時には忘れてしまうようなやり方なので、闇雲な細工はしないのが無難です。普通の車には、取扱説明書にグローブボックスの取り外し方までは書いていない場合が多いはずですが、デリカD5の場合は、書かれています。
 HIJETの場合、上記のような取り外し方であるのを知らず、ボックスの下の見えるところに、取り外し用のぼっちも無し、闇雲に引っ張ってみたところ、右側のもともと本体から出っ張って支点になっている部分をへし折ってしまいました。

 グローブボックス本体を購入し直すととんでもないことになります。そこで、仕方がないので、左と同じぼっちの部品を買って、本体の支点になる部分にこれが通るだけの穴を開け、エポキシパテ水中用(楽天)で固めて、何とか元とほぼ同じ状態に復旧することができました。(写真右側に写っている突起は、本来はありません。上記の作業で無理矢理復旧したためにできたものです。)
 こんな無駄をしないためにも、分解の仕方を、しっかり研究してから作業に取りかかりましょう。
 ボックスがはずれてしまえば、ETC車載器から出たコードを裏に回すだけの結構大きな穴をドリルで開け、そこから出たコードが、ボックスの開閉によっても引っかからないようにタイロックなどで固定すれば完了です。
 軽トラの場合、アンテナを引き回す際、ピラーのおおいのような物はないので、窓ガラスの黒いゴムを少々浮かして、その下にコードを潜り込ませて見えないようにします。

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