ハイゼット スピーカ-取付
ハイゼットへのスピーカ取り付け
私のハイゼットは廉価仕様ですから、スピーカ一体型のラジオが標準で付いているだけですので、オーディオを変えても、元々ドアにスピーカーはありません。
安い2DINのオーディオを見つけてきたので、この際、スピーカーをつけてこれに変えることにしました。
窓の手回し式のノブを外す
ハイゼットのドアトリムを外すのに難しいところは、窓の手回し式のノブを外すところだけです、これは下の左の写真のように、Ω型の金具でドアから出た突起に固定されています。
これを外すには、右の写真のようにハンカチのようなものを取っ手とドアの間に挟み、上下にグリグリ引っ張ります。何かの具合にピンが外れますので、外れたピンをなくさないようにしましょう。
なお、普通はピンの向きは写真のよう付けるようですが、反対についていることがあるかもしれません。その場合は外側からグリグリしないといけないので、いくらかやって外れないようなら、試してみてください。
ちなみに取り付けは、左の写真の状態にピンを取り付けたまま、ドア側の金具に押し込んでいくと、きちんとロックされます。
この取っ手が外れてしまえば、残りの内側に引っ張る取っ手と、ドアを開ける金具のところにあるねじを外します。後は、内張りがドアに突っ込んで挟んであるだけなので、内張り外しなどで、少しずつはがしていきましょう。どこが固定されているのかは、ちょっと引っ張ってみれば見当がつくでしょう。
これだけの作業をするくらいなら、何も内張り外しを特別に揃える必要もありません。マイナスドライバーなどのようなものでドアを傷つけないようにすれば大丈夫です。
少々傷がついても、所詮軽トラですから、「ああ、やっちゃった!」で、あきらめがつくでしょう。大したことはありません。
カバー付きのスピーカーを買うこと
元々スピーカーがついていないところに取り付けることになるので、スピーカーはカバ付きのものを購入しないといけません。普通売られている交換用のスピーカーには、カバーがついていないものがあります。私は用品店で安物スピーカーを買おうとしてカバーがついているかいないのか説明がなかったのが不安で、結局オートバックスで、Pioneerの一番安物のスピーカーを買ってきました。
ところがこれは、中身が紙で出来ているので、いかにも安作りです。用品店で購入を迷っていた別の安物も、結局カバーがついていたようなので、失敗したかな、とも思ったりします。
いずれにしても、安いので買い直してもたかが知れていますが、商品レビューなどを見ると、私が買った製品も、それほど悪い評価ではないので、とりあえずはそのままにしてあります。
なお、10cmが純正の大きさですから、12cm以上の大きなスピーカーをつけようとすると、おそらく大変だろうと思います。
スピーカー取り付け用の穴はすぐに開けられる
スピーカーがついていなくても、鉄板には10cmのスピーカーを取り付けるように既に穴が加工してあり、ドアトリムのところにも、スピーカー取り付け用の穴を開けるようにもう半分以上切れ込みが入っていますから、穴を開けるのは簡単です。
ビスを固定する穴も、あらかじめ開いているので、後はスピーカーを取り付けるだけです。
コードの取り回しが面倒くさい
コードの取り回しは少し面倒くさいです。最初、私は様子がわからなかったので、苦労しました。ドアの部分は動くので、動いても支障がないように、コルゲートチューブで保護します。
それをどうやって、車内にまで引き込むかです。普通のやり方は、ヘッドライトを外して、ヘッドライトの上にあるゴムの部分から、ケーブルを車内に引き込むのが一般的なようです。( ヘッドライトの取り外し方は、こちらを参考に。)
この作業をした当時、そんなことを知らなかったので、とても頭を悩ませました。そしてよく見ていると車体横に本当に小さな穴があいていたので、ここに入る細いコルゲートコルゲートチューブを使って、中に引き込みました。
でもこれは、細い上に変な角度で入っているので、とても作業がやりづらかったです。この作業をしている時には、「こんなのできるか。みんなどうやっているんだ!」としきりに腹を立てて作業をしたものでした。
そんなやり方を普通はしないことを知らない者の勝手な怒りです。
でも、このやり方も、スピーカの細い線を2本通す程度なら、やりにくいもののなんとかできないことはないので、ヘッドライトを外すやり方を知らないものにとっては、ひとつの方法でした。
知っていても、慣れないと、ヘッドライトを外すのはコツがいるので、そういうやり方をするのもありでしょう。
もっとも、後からドアロックを付ける時には、ドアからかなり多くの線を車内に引き込まなければならないので、どうしてもヘッドライトのところから線を引き込む必要がありました。今更スピーカーの線を引き直すのは面倒くさいので、そのままにしてありますが、ドアからの引込線が2本になってしまうので、作業した側の気持ちとしては、どうもすっきりしません。2本といっても、最終的にビニールテープで巻いて合わせてしまいますから、すぐ見える部分では、この不細工さは全くわからないのですが、作業する側の気持ちとしては、エレガントな配線になっていないところが嫌なのです。
やり直しはしませんが、それをしたい衝動には随分駆られます。
中央の写真のスピーカーカバーの網は、千枚通しのような先の尖ったものを網の穴に引っ掛けて、傷がつかないように前に引っ張ると、隙間にはさがっているだけなので、外れます。