ハイゼット
バックカメラ取り付け2
ハイゼットにもバックカメラを取り付ける
私のハイゼットには、もうすでに後付けテレビがつけてあり、そのモニターにも、バックカメラ対応の入力端子が備わっています。
夏にエアコンをつけたときなど、軽トラの室内は狭いため、後ろガラス外側に水滴が付き、バックするときには、わざわざ降りて外からガラスを拭かないと、全く後ろが見えません。
荷物を積載したときにも、カメラがあると便利ですし、何より3,000円ほどでつけることができますから、我がハイゼットにもバックカメラを取り付けることにしました。
取り付け説明書がない
私が買った、「車用バックカメラ防水ガイドライン付視野角度170」というのには、驚いたことに、取り付け説明書が付いてきませんでした。バックカメラとして取り付ける分には、プラス・マイナスの電源線と、画像入力の線だけですから、それでもさほど困ることはありません。
でも、「付属配線の変更だけで、正像・鏡像どちらでも表示可能です。」と商品説明にはありながら、何が「付属配線」で、それをどうすればよいのかなど、全く説明が無いのは困ります。
Yahooのレビューを見てみると、白い線がループしているのを、切ってしまえば正像にどうやらなるようです。でも、このような、どうすればよいかが暗黙の常識になっているわけではない設定については、取り付け説明書でなくても、せめて販売のホームページでもよいから、きちんと説明を書いておくべきではないでしょうか。それが販売店の良心というものです。
Yahooの方には、ごらんの通りレビューがたくさんあるので、この商品の大概がよくわかります。でも私は、新規出店中の楽天から買ったので、そんなこととは全くわかりませんでした。
後日、私が商品レビューしてから、すぐに販売店が販売ページに結線方法を追加しました。
こういう早期の対応は好感が持てます。この会社、販売ページのデザインを構成する力があるので、商品がとっても魅力的に見えますね。
取り付けは淡々と でも時間はかかる
取り付けに難しいところはありません。電源は後ろのバックランプの入力線からとります。プラスは、カメラの電源と、もう一つはバック信号入力として延々テレビの所まで持ってくるために、3分岐にします。マイナスは、カメラのコードをマイナスにつなぎます。これは車体にどこかアースするのでもかまいません。(電源を分岐するやり方はリンクを参考にしてください。)
後日、ハイゼットの場合、バックの電源はヒューズボックス直下のJCという青色のコネクター、9番から取れるらしいことがわかりました。(詳しい配線図をコピーしてもらって確認したわけではないので、この情報を使われる方は、もう一度ご自分で確かめてからにしてくださいね。)そこからモニター入力用のバック電源を取れば、後ろから前に引っ張ってくる線は映像信号用の1本だけで済みます。
配線の引き回しは、軽トラの場合、普通車のように線を車室内で伸ばしていくわけにはいきません。すべて車外に露出してケーブルを延長していかなければならないので、難しい作業ではありませんが、時間は結構かかりました。配線は、可動部分に余裕を持たせながら、座席シートの裏を経て、運転席に取り込みます。露出の配線をタイラップで結(ゆ)わえていってもよいのですが、ここは完成度を少し高めようということで、10mmのコルゲートチュブを使って保護しました。前回購入したときにはダイソーに1.5mの黒があったのに、今回追加購入しようとして行ってみると白しかありません。白ではあんまりなので、高いのを承知でホームセンターでエーモンの2mを買ってきました。これとダイソーのものをつなぎ合わせると、ちょうどよい長さになります。品物は、やはりエーモンの物の方が数段上質なようです。
テレビには、バックカメラからきたビデオ信号のほかに、バックカメラの電源が入っていることを知らせるバック電源をつなぎます。こうすることで、バックカメラに電源が入ったときだけ、テレビ画面から、バックカメラの画面に切り替わります。
カメラの取り付けは扉に気をつけて
カメラの位置は、とりあえず後ろに出っ張らないように付属の両面テープで貼り付けます。軽トラの場合、荷台の扉が下に下がってくるので、それに当たらないように配置します。私は、後ろに出っ張りすぎないように考えていただけで、荷台の扉のことまで最初は気にかけていなかったために、扉をおろしてみると干渉し、もう一度貼り直さなければなりませんでした。
TVのスイッチを入れていないときにカメラをすぐ使いたい
上のように、後付けのモニターにテレビとバックモニターとを併用している場合、スイッチをテレビ側だけに付けてしまうと、テレビを見ているときにはバック画面にすぐ切り替わるのですが、テレビを見ていないときには、モニターのスイッチをいちいちつけないとバック画面が見られないので、めちゃめちゃ不便です。
amazonを見ていると、中国製の安物リレーが、5個830円ほどで手に入るようなので、それを使って、テレビを見ていないときでも、バックに入れさえすればモニターの電源が入るように細工をすることにします。
使うのは、ヘッドライトのリレーとしても使うことができる大仰なものです。本当はこんなものでなくても、爪の先ほどのリレーで十分なのですが、部品屋でそれを調達しても、そんなに安くは手に入りませんし、そのようなものは、基盤なしに使うことはできませんから、これを使った方が大きくてもお手軽です。
5ピンのリレーを使うと、バック信号線から電源が入っているときには、バック電源からモニターをON、入っていないときには、TVスイッチにモニターを連動させるように配線できます。
・バック電源 ON時 青87 赤30 導通
・バック電源 OFF時 黄87a 赤30 導通
青87 バック電源
黄87a ACC電源発テレビ(モニター)スイッチ経由線
赤30 モニター電源線へ
・ACC電源発テレビ(モニター)スイッチ経由線は2つに分配して、
一つは、黄87a、一つは、TVチューナー電源線へ
私が買ったリレーには、説明書など一切ありませんでした。ですが、「どうしようかなー」と見ていたら、ソケットからリレー本体を外したところに、接点の番号をきちんと書いてありました。どの色が何番か分かってしまえば、どのような配線になるかはリレーの上に書いてあるので、それを見ながら、配線を考えればどうにかなります。
これで、テレビを見ていても、見ていなくてもバックモニターがつくようになったので、とっても使い勝手がよくなりました。
以前作業したのをあまりよく見ないで取り付けたので、チューナーとモニターとの電源線をくっつけた所にバック信号を入れてしまい、バック時にチューナーまでつくようになってしまいました。それではやっぱりテレビを見ていないとき、バック時に無駄にチューナーに電源が入ってしまうので、またやり直しの二度手間になりました。
以上のような記事を書いていて、ネットを検索してみると、逆起電流対策用のダイオードをリレーの入力に挟んだ方ががいいようです。入力側は、機械的なスイッチしか入っていないので、まあ別に入れなくても多分支障ががないような気はしますが。
リレーはいろいろなことに使える ヘッドライトの警告ブザー
昭和の終わり頃、ミラターボの新車を買ったとき、キーを切ったときにヘッドライトを付けていても、警告ブザーが鳴らない仕様だったので、車屋にブザーが鳴るように依頼したことがありました。
その時は、「どうしたもんじゃろのう」と言われただけで、結局、警告ブザーを付けてはもらえませんでした。
でも、今考えてみれば、小さなリレーを一つ使うだけで、それぐらいのことなら、簡単にできそうです。ACCかイグニッションを入力、電源が切れた時に、ブザーにスモールの電流が並列で流れるようにするだけです、
リレーの使い方を知ると、いろいろなことに使うアイデアが広がります。
もっとも、こう書いてからネットで調べていると、ヘッドライト警告用のブザーの場合には、リレーのような大げさな装置を使わなくても、ダイオードとブザーだけでできるそうです。
電気の知識があると、これまで想像もできなかったことが簡単にできるようになるものですね。
もしかしたらその原理を応用すれば、今回のバックカメラの電源の件もできるのかな。理屈でいえばダイオードを2つ使えば同じことができるような気がしますが、それってどうなのかしら。なんとなくダイオードを逆流してくる電流がないのか不安な気がするけれども。