デリカD5を買ってしまった
7月になって暑くなってきたので、ラルゴのエアコンが壊れていることが判明。行きつけの車屋は、使っていた電装屋が廃業してしまったとかで、日産に見てもらえという。
日産では電装屋で見積もりを出すために一万円弱必要だということ。エアコンはガス漏れを把握するのが難しいため、最近の車屋はどこでも、修理をすべて電装屋に丸投げするようです。
日産での見立てでは、ちょっと見た限りでは、コンプレッサーとホースのいくつかは確実に交換が必要ということでした。この年代になってくると、エアコンも部品があちこち壊れてくるから、見積もりを出してみないと正確にどれだけかかるか分からないそうです。コンプレッサーだけでは直らない確率が高いとも。
もともと10万円くらいまでなら修理をするつもりでいたのですから、後から冷静に考えれば、1万円弱の見積もり料を捨てても、その方が最終的に新車を買うなどという暴挙に出ずに済んだのかもしれません。
しかし、いつも世話になっている車屋が頼りにならなくなった時点で、気持ちが萎えていました。
コンプレッサーだけなら、中古品が1万円であったので、とりあえずそれとホースをこの車屋で交換してもらおうかとか、いろいろ考えたりもしましたが。
3月に車検をしたばかりなので、9月まで暑い間軽トラで持ちこたえれば、他の部分はおかしくはないので、燃費の関係で、最近元々軽トラを通勤のメインに使っていたこともあり、それで十分のような気がしないこともありません。
でもやはりだめですね。
28万円のエルグランドを見に行って売約済みだったり、次の車を探しに行った時点で、もう気持ちがラルゴの方にはありません。
「今年の夏はエアコンなしで、シルビアしかないのにどうやって出かけていくの」という妻(さい)の言葉も拍車をかけます。
このブログを見ても分かるとおり、結局ラルゴについては、買った記事と廃車の記事との二つだけですから、やはり思い入れが薄かったというのも本当のところです。いじるだけは以前の車と同じだけのことはしているのですけれどもね。
本当はスペースギアで十分だったのだが
本当はスペースギアで十分だったのです。以前乗っていたデリカスターワゴンが、バスの運転席に匹敵するほどの車高と、車の広さ、四駆性能で好きだった事もあり、スペースギアを探していました。
しかし、スペースギアのディーゼルは平成12年ぐらいには生産中止になっており、しかもそれらの中古車が低年式にもかかわらず結構高い。
平成18年式の生産終了直前の五年落ち、ガソリン3000ccのスペースギアは、三菱の中古車ディーラーで、なんと7万5千キロも走った車が、支払い総額1,554,595円也。
程度のよいスペースギアがあまり無いこともあり、この車を考えることもあるいはありかなと思いながら帰ろうとしたところを、「新車を安うしまっせ」という声につられて、新車の展示室について行ったのが運の尽き。
半年間飲まず食わずで働かなければならないような、とてつもない買い物をしてしまいました。
「三菱の新車を買うやつなんて物好きな」と思っていたのに
「三菱の新車を買うやつなんて物好きな」と思っていたのです。スターワゴンにしても、パジェロにしても、個人的には好きな車でしたが、機械の作りのお粗末さは、自分で実際に体験し、出入りの四駆専門の車屋からも聞いていたところでした。
それを裏付けるいろいろ問題を起こした三菱自動車の体質。
あえて高い金を出してまで、今時新車で三菱の車を買うというのは、物好きでしかありえないと決めつけていました。
でも、その数日前に、もう一件中古車を探して行った別の三菱でD5を試乗してみると、昔乗っていたスターワゴンとは全く違った乗用車としての乗り心地。
それでネットを調べてみると、D5の評判は案外結構良いようです。
私はスキーに行くので四駆の車という条件ははずせません。
ラルゴを見てもらうとき、知り合いの営業の話では、ナビなしなら四駆のセレナを250万以下で買えるという。下手に高い中古車に金を費やすより、その方がいいような気もするけれども、セレナの新車を250万も出してほしいとは、どうしても思えないのですね。
それくらいなら型は古くても、捨て値の四駆セレナを探したい。
先にも書いたように、250万といえば、飲まず食わずでほぼ半年間働かなければならない金額ですから。
では、それならもっと高くても、デリカの新車なら許せるのかと言えば、買った後でも「本当によかったのかな」という何ともいえぬ気持ちはぬぐえません。
でも、金額に対する思いは別として、車として、オフロード四駆のワンボックスを手に入れるという満足感は確かにあります。
本当は他の車なんて知らない、他のディーラーにも行ってない
私は、車マニアではないので、世の中にどんな車があるのかほとんど知りません。それがどれだけの値段で買えるのかも。そのおかげで、損な買い物をずいぶんとしてきたような。
今回も、件(くだん)のごとく、安い中古車を見に行って、新車に誘われ、「在庫車を安うしまっせ」の言葉につられて、次の日には契約してしまいました。
なので、また後からよくよく見ると、もっと良い選択肢があったのかもしれません。しかし、まあ今のところ、「他の車を新車で買うよりは、やはり私の趣味には合っていたのじゃあないかな」と自分を慰めているというところです。
新車としては、まあそれなりに安くは買えたようですから、使うお金の高額さはそれとして、満足しないといけませんね。