Top>電子工作 > LED関連 > LED懐中電灯修理

LED懐中電灯修理

 昔LEDの懐中電灯が出始めの頃、単4電池3本を使うものを「安くて明るい」といっては何本も買ってきていて、結局、点いたり点かなかったり、接触が悪くて使い物にならず、使えないまま、「もしかしたら、何かケースにでも使えるかも」と、これもまた捨てられずに、取っていました。
 100均の偉いところで、それらよりもさらに1/4ほどの値段で100均が売るようになったアルミ製9LEDが手に入るようになって、ようやっと信頼して使えるLEDが手に入るようになったのでした。
 ところが、これらはとても信頼していたのに、100均では、最近アルミ製の9LEDが手に入らなくなってしまいました。プラスチック製の安物になってしまっていて、とても残念です。

 それはともかく、今回、以前使えなくなっていた懐中電灯の修理法を思いついたので書いておきます。

修理方法

LED懐中電灯修理
 これらが使えなかった原因は、大きく2つあります。
 1つ目は、LEDの基盤と、アルミ本体との接触が悪く、すぐに通電しなくなってしまったことです。
 これには以前から気づいていましたが、アルミはハンダづけができないので、「どうしたもんじゃろのう」とそのままになっていました。
 今回、頭の部分が取れる懐中電灯については、銅箔テープをはんだ付けして、頭をねじ込むときに、挟み込むようにすればいいこと気づきました。(頭の部分が取れないLEDについては後述。)
 写真のように一番の外周に銅箔テープをはんだ付けします。この懐中電灯は、ねじ込み部分がかなり浅くしか入らないので、テープを長く切ってあります。
 この修理をして、基盤と本体との通電がよくなったにもかかわらず、正常に動作しないので、2つ目の原因に気づきました。
 それは、スイッチ部分の不良です。スイッチというよりも、スイッチと、電池を抑えるスプリングとの接触不良や、スイッチがついている蓋と、本体との通電不良です。
 以前考えていたのは、基盤部分の導通不良だけでしたが、振ったり叩いたりして、点いたり点かなかったり、どうも信頼に欠ける動作をする原因は、むしろスイッチ部分の導通不良の方が根が深いようです。

対症療法的対処

 スプリングを回しながら調整したり、紙やすりで接点を磨いたりして何とか導通を確保します。
 スプリングをはんだ付けしてやろうとしましたが、ハンダごてを使うと、スイッチのプラスチック部分が溶けてしまうので、壊れてしまい、うまくいきませんでした。
 ここのスイッチ部分の接触不良は、色々やってかなり状況が改善した個体がほとんどですが、まだ、時に電球が点かずトントンと叩いてやらなければならないときがあるので、完全に克服したとまでは言えない状況です。
 また、これら問題になりそうな部分に、接点改良剤を吹き付けておくと、状況は少し改善するようです。

根本的対処

 以上のような記事を書いて後、スイッチ蓋の分解の仕方についての記事を見つけました。
 基本的構造として、スイッチの部分を電池を入れる側から押し込んで入れてあるだけなので、スイッチゴムの外側から内に向かって強く押し込んでいくとスイッチ本体が出てくる構造です。
 スイッチのゴム上から強く推しても外れなければ、スイッチのゴムを外側から外します。そしてスイッチの本体を内側に強く押して外すか、本体を外側に引き抜ければ引き抜きます。
 私の場合、外側から強く押してみることをせず、参考にしたページのようにゴムをいきなり外そうとして、案の定、ゴムの外周が破れてしまいました。しかし、これは、瞬間接着剤でくっつけると、補修ができました。
 分解ができてしまえば、こっちのもの。はんだ付けを失敗して、一度ゴミ箱に直行していたスイッチ蓋も、分解して何とかもう一度復活させることができました。週をまたがずに、ゴミ箱が空になってしまう前でよかった。
 このスイッチ蓋の不良は、スイッチ内の接点部分の接触不良、スイッチ本体と蓋のアルミとの接触不良、スイッチの接点とマイナス側のスプリングとの接触不良の3か所にそれぞれ導通しない原因が考えられます。
 一度分解して調整をやり直しても、以前よりは不具合になる確率がかなり減ったとはいえ、まだ、何かの拍子に、点かず、とんとショックを与えるとやっと点く場合があります。それほど、このスイッチ部分の接触は微妙な関係で成り立っているようです。
 特に、スイッチと蓋本体のアルミとの接触が微妙なのかもしれません。

100Wのハンダごてを使う

 懐中電灯の修理のように、アルミ部分に大きく熱を取られるような場合、60Wのハンダごてでは、なかなかうまくいかず、ストレスが溜まります。100Wならそういう苦労をしなくてすみます。
 以前、頭の取れない懐中電灯で、基盤と本体のアルミとを60Wのハンダごてで無理やりハンダ付けしようとしたことがありました。うまくいかないので、「やはり、アルミははんだ付けできないのだなあ」とあきらめていました。
 ところが、今回、スイッチ部分の不良が発覚して、調べてみると、無理やりハンダ付けしたところは、むしろきちんと導通していることが分かりました。
 アルミはきちんとハンダ付けすることはできないのでしょうが、100Wのこてを使って、ペーストを付け、ハンダを多めにして、基盤のハンダ部分とアルミ本体とをごにょごにょとこすっておけば、ライトがつくぐらいの接触は一応しているようです。
 これで、頭の部分が取れないLED懐中電灯も、何とか一応使えるように修理できました。
 基盤と本体との導通確認は、スイッチ蓋を取って、電池の底のマイナスと懐中電灯本体とをドライバーなどで直結して、LEDが点灯すればOKです。