酒好きキーボード
酒好きキーボード
我が家のキーボードは、主人に似て、とても酒飲みです。ついうっかりしていると、主人の意に反して酒を飲み、働かないようになってしまいます。
そのおかげで、その度に新しいキーボードをいくつ買ってきたでしょうか。
今回そうやって働きが悪くなっていたずいぶん前のキーボードが、機嫌を直してまた働いてくれるようになったので、それについて書いてみます。
Microsoft Wireless KeyBoard 3000
このキーボード、ブログを見ていると2011年までは何とか働いていたようですが、それからいつ以来、何年間全く働きもせずに我が家に住みついていたのでしょうか。(現在、2022年6月)
キーボードの下は薄っぺらいシートのみ
このキーボードをばらすには、見えるねじの他に、シールの下に2本ねじが隠れています。私は最初むやみとシールをはがそうとしたので、その跡が無残になってしまいました。写真の黄緑の丸印の所なので、目安にしてください。(拡大できます)
ねじを外して分解してみると、キーボードの下には、配線が印刷してあるペラペラのシートの上に、突起があるシリコンのカバーが置いてあるだけでした。キー部分は、自由に上下できるようになっているだけで、クリック感は、このシリコンのカバーを押し下げる時の抵抗が担っています。
キー下にこんなに電気部品がないのなら、配線シートをアルコールで全部拭いて、シリコンカバーの裏側の、キーが押し下げられた時に、配線に当たって導通させる部分もアルコールできれいにしたら、それだけで支障になりそうなところはなくなりそうです。
実際それだけで、今までキーを押しても入力されなかった文字まできちんと入力されるようになりました。
こんなことなら、もっと早く分解してみるんだった。
シートが3枚重なっていた
酔っ払いから覚めたこのキーボードを、このホームページを書きながらなど、うれしくして使っていると、またぞろ3日ほどして、今度はノーマークだった M のキーが反応しなくなってしまいました。
それでもう一度分解してみてみると、最初1枚だと思っていた配線シートが、実は3枚重ねて置いてありました。最初分解したときには一番上のシートしか掃除をしていなかったので、今度は M のあたりを重点的に掃除をしておきました。
前回の清掃では、まだ二日酔い状態だったみたいです。
同じ製品同士でも、レシーバーは共用ではないらしい
一般的には、同じ製品でもレシーバーは共用ではなく、それぞれの製品に紐づけられているらしいです。私はてっきり、同じ製品なら、いくらかの周波数の中から、レシーバーが周波数を選んで同期できるものとばかり思っていました。そのための接続ボタンだと。しかし、実際はそうでもないようです。
もう一つ、Microsoft Wireless Optical Desktop Pro というやつを持っているのですが、ワイヤレスレシーバーの形は同じでも、そのレシーバーを使ってこのキーボードを操作することはできませんでした。
同じ製品でさえ同期することができないのなら、レシーバーが同じ形でも、他製品で同期できないのは、当然といえば当然の話でした。