バックアップと復元(Windows7)
バックアップと復元(Windows7)
「バックアップと復元」というのが曲者で、なかなかすんなり気持ちよくバックアップをさせてはくれません。色々と古いPCを整理していると、「ディスク領域が不足しているため、保存場所にボリュームのシャドウ コピーを作成できません(0x80780119)」と言われてみたり、「バックアップは完了しましたが、一部のファイルはスキップされました。(0x8100002F)」と出てきたり。
この解決が、なかなかうまくはいきませんでした。
ディスク領域が不足
256G のCドライブのSSDに対してバックアップと復元(Windows7)」をしようとして、かなり古いPCである TPowerI45 に新規インストールした Windows10 から実行したところ、「ディスク領域が不足しているため、保存場所にボリュームのシャドウ コピーを作成できません(0x80780119)」という警告メッセージが出ます。
「バックアップ領域が不足なら」ということで、バックアップ先のハードディスクの 320GB をやめにして、4TB にしてもこれが出るので、もうどうしようもありません。
そこでよくよく調べてみると、このエラーは、バックアップの普通領域だけではなくて、バックアップ元となる C ドライブの、隠しドライブの領域不足でも起こるようです。私が今回使ったボードは古いため、bios のSATAデバイスの通常設定が、ディフォルトで IDE になっているので、このまま普通にWindows10をインストールしてしまうと、UEFIモードでインストールできていないため、Cドライブの最初のシステム領域が 50MB しかないレガシーなIDEモードになってしまいます。ここが、領域不足になっていました。
フリーの領域管理ソフトは使えなかった
これをパーティション管理ソフトを使って領域の容量を 100MB に拡張しようとして、結局うまくはいきませんでした。多くの管理ソフトは、無料でダウンロードはできても、いざ必要な機能を使おうとすると、有料契約しなければ動かず、使い物になりません。
AOMEI Partition Assistant は「動くのかな」と思って使ってみましたが、結局は、SSD の中身を壊しただけで、再起動すらできなくなってしまいました。
再インストールも難しい
それで再インストールしか道はなくなったのですが、再インストールしようとしても、領域確保の段階で、最初の領域が 50MB に自動でなってしまいます。この時、BIOSは既にIDE ではなくて、UEFIモードにしていたはずなのですが、今考えると、そうとはなっていなかったのかもしれません。
ともかくこの設定時、領域確保の段階で、最初のWindows管理領域が 50MB に自動でなってしまうので、これをどうにかしなければなりません。
ということで、右の普通領域を一旦領域開放して、左のWindows管理領域を 100MB に拡張してから、もう一度他の部分を領域確保して Windows10 をインストールしたところ、今度はエラーなく 320GB のハードディスクへでもきちんとバックアップができるようになりました。
バックアップは完了、一部ファイルスキップ
以前メインに使うアカウントを変更して、最初のアカウントを削除してしまっていたところ、最初のアカウント用のフォルダのいくらかがバックアップできなかったといってこのエラーが出ました。このエラーが出ても、そのままでもさほど問題はないのかもしれませんが、気分は良くないです。
ということで、指摘されたフォルダをすべて復活させて、そこにダミーの小さいファイルを置いておくと、このエラーを表示しなくなりました。ただし、ダミーの小さいファイルが必要なのか、必要でないのかの検証はできていません。
しかし、必要のないフォルダを残しておくのも気持ちが悪いので、もう少し調べていると、削除したアカウント用のフォルダ指定がレジストリにはまだとてもたくさん残っていることがわかりました。これらをすべて解消しようとしても、とても難しいようなので、現実的には、新規に Windows をインストールし直したほうが、スッキリできるかもしれません。