AliExpressの紛争
AliExpressの紛争
中国版のAmazonのような存在であるネットショップAliExpressにも、何かショップとのトラブルが発生した場合に、AliExpressが裁定に入るDisputeという制度があります。
商品不着の場合など、これである程度対応してくれていたのですが、今回、この制度があまりにも頼りないものであることがわかったので、書いておきます。
裁定があまりにも底が浅い
カメラレンズ用のアダプターを注文して、Nikon用を注文したのに、届いたのがCanon用でした。それで当然返金で紛争を開いたら、結果は返金なしでした。
業者は、いつの間にか販売ページをCanon用だけのものに書き換えていて、「私が注文したものを送った」と主張します。それで、「注文内容と、業者のCanon用を送ったという主張を合わせると、注文通りの内容で届いていないのだから、返金は当然だろう」という趣旨のことを書いたのに、結果は「返金なし」でした。
すぐその後で、今度は、息子のところにスマホ用のサブバッテリーを注文したところ、日本郵便が、「宛先不明」で発送元にお送り返したことがありました。住所は正確に書いていて、集合住宅の部屋番号を書いていなかっただけですから、日本郵便もおそまつすぎます。その住所で、別の商品はAliExpressから届いていたので、「まあいいか」と油断していたのがいけませんでした。
ステータスのところで、「商品配達済み」になっているのに、待てど暮らせど、商品が届きません。それで発送の詳細を見てみると、何のことはない、日本郵便が送り返していたのでした。
それはともかくとして、商品が届いていず、発送元に返品されているのだから、返金は当然だろうと思って、Disputeを開いたところ、途中まで、AliExpressの裁定は、返金なしでした。
発送の概略で、日本郵便が送り返した事をもって「発送済み」になっているので、業者はそこのところまでの発送状況をそのままコピペして理由にしていたのを、AliExpressがそのまま根拠にしたようです。
こちらがいくら、「発送の状況の詳細を見たら、返品されたことになっている」と根拠を書いても、そんな所までは見もせずに、本当に上っ面だけで裁定しているようです。
それで慌てて、返送状況のページのコピーやら、注文書のコピーやらを証拠写真として添付して、商品代金だけの返金を請求したら、やっとのことで裁定が覆りました。
Nikonのレンズアダプターの時も、「注文書を見てくれ」と書くだけではなくて、注文書のコピーと、業者の主張とを、証拠写真で添付していたら、もしかしたら裁定が違ったものになっていたのかもしれません。
それでもやっぱり中国はいい加減
AliExpressで注文しても、大体のものは届くし、届かないものは返金もある場合が多いので、安さには勝てず、やっぱりAliExpressで注文してしまいます。
しかし、一度ソーラーパネルを注文したときに、業者は商品を送りもしないでそのまま知らん顔をしておいて、問い合わせをしたら、「送っていない」と謝ることもせずに平気で書いてきます。自分からは返金する素振りもないので、Disputeを開いたら、これは返金の裁定が出ました。
ところが、AliExpress側では返金したことになっているのに、結局カード会社からはいつまで経っても返金なし。AliExpressは返金したの一点張りで埒が明かず。結局1万円近くを騙し取られたのが、今の所AliExpressでの一番の損害です。
中国様からはあまり高価なものを買うのはちょっと危険なようです。
google翻訳は結構使える
ちなみにDisputeは英語ですが、google翻訳は結構使えます。かなり込み入った内容でも、思いの外、自分で書くよりも正確な訳をしてくれます。
おかげでDisputeが結構楽にできるようになりました。
AliExpressあるある
AliExpressあるあるは別記事で。