WordPress導入

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WordPressを始めよう

WordPressを使う理由

 これまでちょっとしたホームページを作るのに簡単・便利なので、重宝して使っていたHAIK(旧Quick Homepage Maker)でしたが、残念ながら、北摂情報学研究所が、2017年にHAIKから完全に手を引いてしまいました。
 その代わりに、WordPressにデータを移行させることを推奨していて、移行用に使い易く開発されたテーマがKANSOです。
 今すぐに、HAIKが使えなくなるわけではなく、当面はまだまだ現役で使えそうですが、それにしても、使えなくなった時の準備はしておかなければなりません。
 それにHAIKで大量のページを有するホームページを作るのも無理があるので、これまでMovable Typeで作っていた大量のページを移植するための、何らかのCMSも必要です。
 世の中がHTTPS化してしまったので、これまで使っていたMovable Type Ver5では対応できないし、かといってMovable Typeをバージョンアップするには、アコーディオンメニューを実現するためなど、テンプレートを大幅に書き換えなければなりません。それに、これだけ携帯が普及してくると、レシポンシブ対応も必須です。これも、自分の管理下でデザインを考えていくのは、正直荷が重たすぎます。
 そこで、レシポンシブ対応のテーマを使って、とりあえず、遅ればせながら、WordPress体験をしてみることにしました。

結果的にはcocoonにした

 最初、KANSOで始めたWordPressでしたが、私は結果的に、テーマとしてcocoonを選びました。
 アフィリエイト目的で、盛んに宣伝されている有料テーマの多くは、恐らくは数年単位で少なくともバージョンアップされ、あまり長くはそのまま使うことが出来そうにはないので、今一番無料で人気があるcocoonにしました。
 これは、評判通り、ソフトの設定を変えるだけで、様々な要望に応えるテーマに仕上がっている完成度が素晴らしいので、まず第1に、テーマを改造する必要がありません。少々、cssの設定を追加すれば、私が必要とするような簡単なデザインなら、そのまま実現が可能でした。
 そして、一番の決め手は、モバイルメニュー時、アコーディオンメニューの不具合を何とか回避できることです。
 更に、ページの表示速度が、KANSOよりもかなり早くなるという効果もありました。
 結論を言えば、WordPressは、インストールこそ、mysqlをサーバーに導入したり、自分に必要なプラグインを追加していったりしなければならないため、有料版のHAIKよりも、導入の初期ではちょっと面倒くさいですが、導入してしまえば、私が使っている程度の機能なら、QHMでできたようなことは、割合簡単に実現出来そうです。
 それに何より、ホームページを立体的に構成していく手軽さが素晴らしいので、HAIKの手軽さもさることながら、WordPress移行にも十分な魅力があります。

私がCMSに求める機能

 私は、このHPのように、章立てをして、その中に内容を順に並べるような、いわば、本のような構成のHPの形態をとりたいので、アコーデオンメニューと、各ページに前後ページへのリンクを挿入することは必須です。
 更に、パンくずリストが自動生成されるとなおよいです。
 それから、レシポンシブデザイン。携帯で見ても、ストレスなく閲覧できる使いよさが必要です。

大量データの構築は圧倒的にWordPressが便利

 HAIK(QHM)の場合、ページ相互のリンクは、ユーザーが全て管理しなければなりませんでした。
 WordPressの場合は、前後ページへのリンクが自動挿入出来るし、目次も親子関係を保ったものが簡単に作れるので、大量データの一括管理なら、WordPressを使う方が圧倒的に楽です。

アコーディオンメニュ-にしていたMovable Typeから割合簡単に移行

 Movable Typeからも、データ移行だけなら、WordPressに元々メニューがあるので、それを活用すればすぐにできます。
 WordPressのアコーディオンメニューのお陰で、従来Movable Typeで作成していたホームページを、割合簡単にWordPressに移行することが出来ました。
 Movable Typeは、ページをCMSが最初に生成してしまうので、ページを開く時間が短くてよかったのですが、私が使っていたバージョン5は古すぎて、テンプレートをかなりいじらないと新しいバージョンに移行できず、更新もできないようになっていたので、これでやっとまた更新することが出来るようになりました。
 世の中、「http」ではなく、「https」が標準の使用アドレスになってしまったり、携帯での閲覧のためにレスポンシブ対応が求められたり、カスタムフィールドがMovable Type6から標準で装備されることになって、プラグインを使った記述では動かなくなったりと、テーマを自分流に改造してしまうと、バージョンアップやその対応に莫大な労力と時間を食うので、どのCMSを使うにしろ、少々の細かい部分の違和感ぐらいには目をつぶって、なるべくテーマやPHPをいじらなくてもHPを作成できるツールを使いたいものだと思います。

(QHM)からWordPressへの移行をするには

 HAIK(QHM)には、WordPressへの移行プラグインが用意されているため、HAIK(QHM)からのデータ移行は比較的簡単にできます。
 詳細は、リンクの章で説明しました。

ビジュアルエディターだけではとても使えないが

 WordPressのビジュアルエディターだけでページを編集しようとすると、とんでもないところにタグが入ってしまうことがあるので、テキストでHTMLを時々見ながら編集することが必須です。
 ですが、ある程度HTMLの扱いに慣れている方なら、こちらの方がHTMLをじかに触れるので、使い勝手が良い面もあります。
 また、WordPress本体のバグなのか、テーマやプラグインのバグなのか、時々不可解な動きをすることがあって、それの対応はちょっと困る時があります。こんな時は、インターネットの解説を参考にしながら、だましだまし使っていくしかありませんかね。

ページ移動には301リダイレクトを

 何らかの事情で、ページのアドレスを変えた場合には、301リダイレクトを必ずしておきましょう。これまでのアクセスを引き継げるだけではなく、同じページをリンクされたまま放っておかないことで、googleのペナルティーを回避する効果もあります。

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