一肢ごとに正誤を判断

資格試験に独学でチャレンジするには

一肢ごとに正誤を判断する

 ただし、過去問を3回解くといっても、それぞれの選択肢を選ぶ、または選ばない理由をしっかりと言えるような勉強をしておかないと、本試験では通用しません。
 最初は、「他の選択肢は分からないが、これだけは絶対に間違いない」とか、2つ残った内から「多分こちらだろう」と考えて問題を解いても全く構わないけれども、最後までそれでは、本試験を乗り切るための必要な知識が定着しません。
 選択肢に出てくるような論点については、正解として使われるものも、誤答として使われるものも、きちんと頭の中に整理しておく必要があります。
 そのためには、選択肢や解答の丸暗記は絶対にダメです。選択式の場合でも、1肢ごとに正誤を判断して、その理由もきちんと言えるような本質的な勉強をしないといけません。
 過去問を解く意味は、今解いているその問題の正解を言えるようになることではなくて、本試験で類似の論点が出題されたときに、きちんと正解を導き出すことができるようにするためです。このことを意識して、勉強に取り組みましょう。

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