最初から2級直接受験
最初から2級を直接受験
2級の受験資格 |
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3級FP技能検定の合格者 |
FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 |
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者 |
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者 |
となっているため、2年の実務経験がなければ、普通は3級から受けるよりほかありません。そのためには3級の受験申請から合格証受領まで、最短8か月の歳月と、試験を2回受ける労力、それに3級受験のための最低11,000円ほどの余分なお金が必要です。(受験料6,000円。参考書1冊、問題集2冊)
しかし、ここには抜け道があって、「日本FP協会が認定するAFP認定研修」を終了すれば、3級に合格していなくても、直接2級から受けられます。「AFP認定研修」は、多くの通信教育に含まれているので、それの認定を短期間で受けてしまえば、2級の受験申請が行えるのです。
2級だけの取得が目的なら、3級取得費用と、通信教育代との差額は大きいですが、AFPも取得しようとしているなら、2級取得後にAFP認定を受けるための講習にも結構な費用がプラスして掛かるので、3級受験を飛ばしてAFP認定研修を兼ねる安価なFP2級講座を通信教育で受けるのと、さほどの費用の差はなくなります。
結局、独学とさほど変わらない費用で通信教育を使うことができるのなら、こういう通信教育の使い方もありだと思います。
通信教育によっては、教育訓練給付制度(一般教育訓練)を利用することができるものもあります。その場合は、支払った金額の20%に当たる額が支給されます。
AFPには維持費が継続的に結構かかる
2級合格者にとって、AFPを手に入れるのは簡単です。しかし、AFPの資格を維持しようと思うと、結構なお金が必要です。
日本FP協会への入会金が10,000円、年会費が、12,000円(ともに課税対象外)です。そして、「常に最新のFP知識を身につけておく」ために、「2年ごとに15単位以上の学習(継続教育)を履修して」、資格を更新していかなければなりません。
就職前に資格を取ろうとする場合、FPの資格を生かせる職場に就職できるかどうかは分からないので、結局資格を使えなかった場合、AFPを維持していくのは大変です。
それに、それだけの価値があるかどうかも疑問です。
AFPは、FPの資格を生かせる職場に就職してから、もし必要なら取得するぐらいで十分なのではないでしょうか。
3級受験必須はクッションになっている
3級に合格しなければ2級を受けられないのは、余分な時間と費用が掛かり、受験のプレッシャーも2回味わわなければならないので大変です。
でも、易しい試験を一度経験しておくことが、次の試験への踏み台になるのも事実です。
通信教育を利用していきなり2級を受けるのは、そういう意味では大変だと思うので、そうしようと思う方は、頑張ってどうせなら1度でぜひ合格してください。