宅建士に挑戦

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勢いで宅建士にも挑戦してみるか

次に何をやってみようかな

 第2種電気工事士の筆記の受験勉強が平成27年6月7日に一段落つき、勉強癖がついたところで、次に何かやってみようかというときに考えたのが、乙4危険物取扱者か宅建士でした。

 私自身は、これまで法律学習などとは縁もゆかりもない文学部系の人間です。「あんなかたいもの、自分には絶対ムリ。頭に入るはずがないし、関係ない。」というのが、法律への私の印象でした。
 ずうっと以前、友人から「宅建士(当時は宅建主任者)の資格を取ったら……」と言われたことがあり、その時に、「そんな資格が世の中にはあるのか」と思い、内容を全く知らないながら、何となくおもしろそうだと思っていました。それで、昭和63年、平成7年や平成17年に、「図解宅地建物取引主任者受験必携』『らくらく宅建塾』『スラスラ覚える宅建合格ゼミ』などの参考書をそれぞれ買ってきたりしたことがあります。
 一度などは、受験料を大枚はたいたのにやはり全く勉強もせず、受験にもとうとう行かずじまいになる始末でした。
 この時には、「宅建がそもそも、ガチ法律の勉強だ」という認識すら、あったかどうかあやしいです。
 もちろん、そんな軽い気持ちですから、テキストをパラパラめくってみる程度で、受験問題集を実際に買うなどということは、全く思いもつかないことでした。
 縁あって、相続の不動産登記を自分でしたことはあります。しかし、それは車の申請書類などと同じ感覚で、ただ言われたことをそのように書くだけの実務ですから、そのときも、宅建の参考書の相続の部分をぱらぱらとめくってみて、「こんなことも世の中にはあるんだ」くらいの見方をしていただけでした。

 このように、以前試験に申し込んで、結局受験にも行かなかった忸怩(じくじ)たる思いがあるので、今回も、「どうしようかなあ」と思いながら少しかじってみることから始めたので、本来なら今年度用の参考書を新たに購入して始めるべき所でしょうが、とりあえず分かりやすそうな平成7年のとっても古い『らくらく宅建塾』を読んでいって、必要ならもう一度今年度版を買い直そうかと思いながら、根がけちなものですから、なかなか購入には踏み切れません。
 新しい知識は、概要をつかむために新たに買った『マンガ宅建士入門』で補正することにして、それと『らくらく』で大まかな流れをつかんだら、これまた新たに購入した『過去問宅建塾 壱』をやってみました。

 『過去問宅建塾』は参まであるのに、壱しか買わないところに、最初から弱腰が見えます。
 分からないところを調べる参考書としては、『スラスラ覚える宅建合格ゼミ』は結構いい本だなあと思うのですが、これは作者が改訂をやめたのか、今年のものがありません。
 今ある参考書の中で、一番使いやすいのは何か。本屋に行っては立ち読みし、インターネットの評価なども参考にしてみますが、どれがよいのか、いまいちしっくり来ず、どうも決断がつきません。

選択肢がこんなに合わないとは

 とりあえずやってみた問題ですが、覚えるべき所を覚えずにいい加減に読み流した状態で問題を解いていくと、「これでもか」というほど全部誤答になります。確率からいえば、正答率は1/4くらいにはなるはずなのに、なまじっかなわかり方だと、ほとんど正解にはなりません。
 選択肢の紛らわしさがいやらしくて、正確な知識がない者は、必ず誤答を選ばせるように仕掛けられています。これまで生きてきた中で、こんな意地悪な正誤問題は見たことがありません。
 なんていやらしいんでしょう。第2種電気工事士の勉強なんて、多少計算問題でわかりにくいところがあるにしても、ほとんどの問題がストレートで、過去問と同じですから、「過去問を解けるようにしておけばよい」といってもレベルが違いすぎます。

だんだん時間が無くなってきて焦りも

 何の予備知識もなく、結構余裕があるつもりで始めた宅建ですが、受けて少しでも物になりそうか、はたまた、どうしようもないかを見極める期限の、受験申し込み締め切りの日がもうすぐの所にまで来ています。
 無料本をただでくれるなどという甘い誘いに乗って通信教育の資料請求をすると、そんな物にでも申し込まないと自分はとうてい受からないような気がして、DVDを申し込んでみたくなります。
 でも、仕事上の必要性など全くなく、本当に思いつきで受験しようかなと考えているだけですから、6万円もの大金をはたいて、自分がはたしてそれで本当にがんばるのかどうなのかも確信が持てません。
 なにせ、全く勉強もしないで、受験料7千円をどぶに捨てた実績があります。

 「どうしようかなー」などと考えている間にも、時間はどんどん迫って来る。
 本屋に行って、『宅建 テキストのいらない1冊完結問題集』なるものを買って半分ほどやるも、これもつらつら読んでいるだけでは、後3ヶ月で、このわけの分からない選択肢をきちんと選べるようになるなどとはとうてい思えません。
 「今年は受験を断念して、乙4もぼちぼちやりながら、それまでの合間に、ゆるゆるとITパスポートでもやってみるか」などと、逃げ出すことしか考えに浮かびません。

全部中途半端でまた新しい参考書

 とまあ、ここまでの所で、『らくらく』もマンガももう少し残して全部は読んでいず、『過去問宅建塾 壱』は2/3、『テキストのいらない問題集』も1/2と全部中途半端。

 インターネットでの申込期限(7月15日)ももう本当にぎりぎりの所に来て、本屋で見ても、いいのかそれほどでもないのか分からないまま、またまた『50日でうかる宅建』上巻・下巻に手を出してしまいました。
 これは、今年度版の基本書をどうせいずれ買わなければならないので、ネットでまあまあ評判が良さそうなのと、音声講義がダウンンロードできるのとが理由で「えいやっ!」と決断した半ばやけくそです。
 右往左往しながら、受験するかどうかも決めないまま、今回もまた、これまで以上に参考書代をつぎ込んでしまいました。

 試験まであと99日。

宅建士証を得るまでには費用がかなりかかる

 私は、受験に取りかかるときには、あまり費用のことなど考えてみもしませんでした。知識を仕入れるための受験ならそれでも問題はないですが、しかし、試験に合格するだけでなく、合格を有効なものにするために、実際に宅建士証を手に入れようとすると、試験に合格してからもお金がかなりかかります。
 宅建にかかる費用は、何をどこまでやると、どれだけかかるのか、受験前に知っておくに超したことはありません。
 法律系の行政書士や他の資格に比べたら、まあそれでも、やっぱりまだ少ない方なのかもしれませんが。

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