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その他の山スキー道具

 20数年前に山スキーを始めたときに買った装備がほとんどなので、ここに取り上げているのは古いものばかりです。

アルペンビーコン1500

アルペンビーコン1500

 古いですが、ワームレスの国産初のアナログ雪崩ビーコンだそうです。
 発信時間はとっても長いのですが、受信感度(捜索用)の方は、1本アンテナなので、今となっては、現行の3本アンテナのデジタルビーコンには随分と劣るようです。

GARMIN OREGON 450

GARMIN OREGON 450

 英語版の本体に日本の地図の全国版を入れたGPSです。一度も山で実戦投入することなくもう既に何年も経っています。

エキスパートオブジャパンの10本爪チタンアイゼン

エキスパートオブジャパンの10本爪チタンアイゼン

 20数年前、コージツで買ったエキスパートオブジャパンの10本爪チタンアイゼンです。
 1セットで 522g。鉄製のアイゼンは重たいので、これを選びました。

Black Diamond アルミスコップ

Black Diamond アルミスコップ

 柄を取り外して、ピッケルを柄として使うことができます。面積が大きいので、使いやすいと思います。一般のスコップほどかさばらず軽いので、今は、車に置いて使っています。
 でも駐車場用なら、かさばっても良いなら、使いやすさから言えば、ホームセンターで売っている鉄製の平べったいスコップのほうが断然勝ります。

Mizo チタンスコップ

エキスパートオブジャパンの10本爪チタンアイゼン

 これの柄は別売なので、上のBlack Diamond アルミスコップの柄を使うか、ピッケルを柄として使います。面積が狭いので、上のスコップの方が使いやすいでしょうが、Mizoが初めてこれを販売したときに、物欲しくなって買ってしまいました。
 なにせ体力がないので、装備は最小限でかさばらず、軽い方が良いです。

GRIVEL MONT BLANC 66cm

 ピックの色が独特の艶がある深い渋い色なので、私はこれをとっても気に入っています。写真の現行品とほぼ同じ作りです。

ストック

 2本継ぎのディアミールのストックを長いこと使ってきました。大昔ハチ高原の北壁から降りる急斜面で背中でズルズルいって少し曲がってしまい、以来、伸縮には多少引っかかるような感じがあります。
 流石に古くなりすぎて、黄緑色のバスケットが破れてしまったので、汎用の交換用バスケットに変えました。
 出っ張りがあって、取り付けるのは、手で押さえるぐらいではとても入っていかないので、万力でぐいっとはさみながら力ずくでなんとか挿入できました。
 他にも中国製の3本継ぎカーボンポールなども手に入れています。これも山用の大きな汎用バスケットに交換してあります。
 普段のスキーは、何十年も前のぶっといアルミポールにガムテープを巻いたものをいまだに使っています。 

羽毛シュラフ

羽毛シュラフ大きさ比較

 車中泊なら重さやかさは問いませんが、山行となるとそれらが気になってくるので、高い羽毛シュラフを買わざるを得ません。私が持っているのは羽毛1KgのSIRIO EXPEDITION(1,753g)です。
 車中泊用には、化学繊維のColeman NORTH RIM SLEEPING BAG(2,450g) も使っています。車内で使っている限り、暖かさは上の羽毛シュラフとさほど遜色ありませんが、見ての通り、大きさや重さは大分違います。
 左の商品は、私が持っているものと見かけや耐寒温度が同じなので、ほぼ同じだとは思いますが、NORTH RIM という表示がなく、重量も180gほど重いので、厳密には同じではないのでしょう。
 この商品の評価に、収納袋が小さすぎて入れるのに苦労する旨の記述が散見されますが、私のは、ぐるぐるっとゆるく丸めてから袋に入れ、上の余った分を押し込んでいくと、全く苦労することなくきちんと収納できます。
 むしろ、羽毛のほうが、順々にどんどん力づくで押し込んでいってやっと入る本当にギリギリの大きさで、とても収納しにくいです。
 スキー場で駐車場の車内くらいなら、これらがあればエンジンを切っていても下着一枚で寝られます。
 寒さ対策をする上で一番の敵は、頭の穴から入ってくる冷気なので、寒い場合は、この穴を体の下にしたり、フリースの上着などで覆いを作って隠したりするなどの対策を取ります。

シュラフカバー

ツェルト

 今まで山行で使ったことはありませんが、非常用の予備です。

SWANS HELI-TBS-N MBK 偏光 調光レンズ 湿度センサー マイクロターボファン付き

 私は汗かきなので、湿気がゴーグル内に溜まってくると自動でファンが回りだす SWANS のこの手のゴーグルをずっと使ってきました。
 でも、条件が悪いとすぐに曇ってしまうので、高価なこれをヘルメットの上に付けていながら飾りになっていることがほとんどでした。
 しかし、本当に寒い八甲田などでは、このゴーグルをしていても曇らないし、条件が悪いとゴーグルをしていないと滑れたものではないので、やはりこのゴーグルは必需品です。
 ゲレンデでは、あまりこのゴーグルを見かけはしませんが、八甲田では多くの人がこれを使っています。
 最近になって、このゴーグルをクリアーなまま使うには、レンズに下手な細工を施さないことだと気づきました。レンズは下手に布などで拭くとすぐに傷がついてクリアーではなくなります。下手に曇り止めをかけると、それだけでレンズの透明度が落ちてゴーグルなどすぐに外してしまいたくなります。
 結局、レンズには極力何もせずに、温かいところでつけて、外では外さないのがコツのようですね。

5本指オーバー手袋

 モンベルやイスカの5本指オーバー手袋を何代にも渡って使っています。これらはゴアテックスなどの防水透湿素材で作ってはありますが、縫い目に防水が施されてはいないので、雨が降れば中に水はかなりしみます。
 でもこれの下に毛糸の手袋をしていれば、水が絞れるほどに濡れても、さほど冷たいことはありません。
 以前スキー用の革手袋で立山に行って、指が凍ったウインナーのようになって、凍傷になる寸前だったので、それ以来、ゲレンデスキーでも、これしか使う気にはなりません。
 毛糸の手袋は、どこにでも売っている安物を使っていますが、その中で指をいごいごいごいごさせていれば、温かさが戻ってきます。
 耐久性はさほどなく、数年で縫い目が破れてくるので、高いですが買わざるを得ない消耗品です。
 ミトンよりも5本指のほうが断然使い勝手が良いです。

メガネストラップ

 新雪をゴーグル無しで滑るときに、転倒の際にメガネを落としてしまうと絶対に見つかりません。メガネストラップは必需品です。
 よく普通に人がしているような伊達なストラップなど落下防止の役には立ちませんから、頭の大きさに合わせてぐいっと閉まるストラップがいいです。

GIRO ヘルメット

 子どもがスキーを始めるときに、ヘルメットを迷わず買って、その時に「子どもは高いヘルメットをかぶっているのに、父ちゃんは何が悲しくてフリースの安い帽子をかぶらなければならないの」と思って、値段なんか気にせず勢いで買っちゃいました。その時店にあった自分の頭に合う唯一のヘルメットがGIROでした。
 これは、スキーの時には山に限らずいつも使っています。カービングスキーになって、みんながスピードを出すし、ゴーグルをしていると視野が狭くなって、人とぶつかる危険性も高くなっているので、ヘルメットはゲレンデスキーをするときには必需品だと思います。山でこんなものが必要だと感じるところに行くのは、ちょっとやばいような気がします。
 長く使っていて、小屋の屋根など、どこやかしこやでぶつけているので、もうボコボコです。

スノーピーク ギガパワーストーブ 地 GS-100R2

 ガスストーブについては、別頁で。

ライター

 ガスストーブの着火装置は雪山ではうまく働かないことも多いので、ガスライターの携行は必須です。

細引き

 アウトドアショップで量り売りして購入できるので、何メートルか切ってもららった細引きを1本ザックに忍ばせておけば、スキー板をザックにくくりつけるなど、いざというときに何かと役に立ちます。

布ガムテープ・テーピングテープ

 布製のガムテープを小さくぐるぐる巻きにしてザックに入れておいたり、ストックの持ち手としても使える辺りに巻きつけておいたりすると、シールがスキーから剥がれてきたときなどの応急処置用に、何かと役に立ちます。
 伸縮性のあるテーピングテープなども、少し持っておくと、靴ずれ対策などにも活用できます。

EverioR GZ-R470

あまり使い勝手は良くないが

 令和2年(2020年)になって JVCのEverioR GZ-R470を買いました。防水機能が付いているビデオカメラとしては、このシリーズがポピュラーだと思います。
 写真などもこれで撮れるのですが、雪のある背景では、液晶が反射してとても見にくいです。
 ズームを効かせて大きく撮ろうというようなことをあまりせずに、被写体を小さめに捉えてずっと固定して構えていたほうが、比較的安全に撮れることが多いようです。
 JVCのビデオカメラの大きな問題点は、動画の記録形式がAVCHD規格(.mts)のみであるということです。編集したり、HPにアップロードしたりするためにはmp4形式への変換の手間が必要なのは、どうにかしてほしいところです。そんなところまで、購入前にはなかなか気がつきません。
 でもやっぱり、欠点は欠点として、防水機能はとっても魅力的なので、痛し痒しです。
 ビデオカメラもここまで小さくなってきたので、ポケットに入れて山に持っていくこともできるようになりました。

三脚使用でセルフ撮影

 スキー場でよく一緒になる師匠が、三脚で自分のフォーム撮影をすることが結構あります。
 それで私も真似て三脚で撮影してみると、私のビデオカメラでも、結構遠くの情景を大きく捉えることができるようです。
 行動用に携行するディパックに入れることができる、かさばらずに軽い三脚を手に入れて、私もこれからは人に頼ることなく自分でフォーム研究をすることにします。
 データは、家に帰ってきてから、必要部分を編集します。

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