エンジン

スターリングエンジン キット

スターリングエンジン キット作動

 スターリングエンジンも、昔、『子供の科学』や、無線雑誌の後ろの広告を見て、「面白そうだけれど、こんなに高くては買えないよなあ」と思っていたものです。どんなものなのかよくは分からないながら、エンジンなどと名前がつけられていると、どうしても血が騒ぎます。
 このキットも蒸気エンジン同様、動かないというので、組み立て直してみました。 Concept+ という会社のキットです。(写真をクリックすると動画を見られます)
 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究成果を基に作成されたキットだそうで、この真鍮でできたキットの他に、空き缶で作る廉価なキットもあります。どちらも回転運動ではなく、上下にエンジンが動きます。
 ぐつぐつに沸騰した湯を2重で真空になったステンレスのコップにエンジンの底が浸かるほど入れて、1分ぐらい経ってから、上のつまみを少し持ち上げてやると、1時間弱は動画のように上下に動き続けてくれます。

工作が結構微妙

スターリングエンジン箱

 これの組み立ては、調整が結構微妙です。透明部分の底に隠れているバネに当たる直前になるようにピストンの軸の長さを調整する他、上のバネを止めるネジを調整しなければなりません。これらがちょっとのことで、動く動かないの差になってきます。

空き缶で自作してみたい

 これの動作原理は説明書に説明してあるのですが、どうも今一歩理解ができません。
 しかし、こんな簡単な構造とお湯の熱だけで、温度差を利用して、1時間近く動き続けるのは面白い。ネットには、空き缶で自作して、しかも、上下運動ではなく、回転運動をさせているものをたくさん見かけるので、私も空き缶スターリングエンジンを自作してみたいと思います。
 出来合いのキットに頼るのではなくて、一から自分で加工したものがきちんと動いたらもっと面白いでしょうから。

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