天井施工2

天井の施工2

雨漏りで板がベコベコ

縁側雨漏り

 母の家の1Fの和室と応接間は、2Fのベランダを改修した業者がいい加減で雨漏りがしていたので、数年前、ベランダの雨漏りを別の業者に直してもらって、1Fの雨漏りの件は様子見をしようということになっていました。
 あまりよく確認もせず、もう雨漏りは大丈夫かなと思っていたのですが、令和8年の梅雨時大量に雨が降った時に、短時間の内に、見る間に雨が漏ってきます。
 怪しそうなあたりに水を掛けて調べてみると、雨戸の下請けのレールと家の継ぎ目の部分に穴が開いていて、レールを伝った雨が中に流れ込んでいた様です。
 今回もベランダを補修した業者に修理を依頼したのですが、ベランダの施工から数年が経っていたので、下見や本作業それぞれに金額を請求されて、たかがコーキングで穴を塞いだだけなのに、大金を請求されてしまいました。
 まあそれはともかくとして、これまでの雨漏りのせいで、天井のプリント合板がもうずわずわです。(一番酷い和室の写真は撮り忘れたので、これは隣外の縁側の写真です。下にあるプレートは、和室エアコンコンセント用のケーブルを通してもらうために開けた作業穴を塞いだものです。)

エアコンのコンセントを付けたい

 母の足の具合が覚束なくなって、2Fにはもう行けないので、ここを寝床にするつもりで、エアコンのコンセントを増設してもらおうとしたところ、後からの施工では、壁にコンセントを持ってくることが難しく、天井に取り付けるしかありませんでした。
 ところが、ここが雨漏りのため全く強度がない上に、今回の雨漏りです。
 これではいつ漏電するか分からないので、エアコンを付けるどころの話ではありません。それで上述の様に雨漏りは依頼して直してもらったものの、コンセントの取り付けにはやはり難がありますから、エアコンを取り付けてもらう前に、天井の修理もしておかなければなりません。

天井解体手順

 天井材の取り外しは比較的簡単です。
 適当な所にホールソーで穴を開け、ジグソーでバリバリやって切っていきます。電気線を切ってしまうと大変なので、それだけは注意しながら適当に切ったら、後はバリバリ所構わずういでいきます。骨を切ってしまえば、後は薄い合板なので、芋蔓式に剥ぐことができます。
 でもきちんと取り除くには、なぜかこの工事、2、3mmおきに釘を打ってあるので、これを全部取り除くのは結構な作業量です。
 インテリアバールで、片っ端から取っていきますが、狭いところでの力を入れての作業になりますから、利き手の右手に擦り傷を作ってしまいました。
 カットバンはすぐ剥がれてしまうし、これ以上痛めるのは耐えがたいので、牛革薄手袋の右手親指・人差し指・中指の先っぽだけを少し切って、応急の作業手袋にして乗り切ります。

骨が全面にない

 天井裏全体が丸裸になってみれば、骨(野縁受け)は中央部付近にあるだけで、しかも野縁(のぶち)の間隔が半間ほどもあります。
 これでは杉板を張れないので、両脇と元の野縁の間に1本ずつ、追加の野縁を入れていきます。この野縁の支えをどうしようかと思ったのですが、中央部付近は上から吊るした吊木(つりぎ)があるので、それに支えられた野縁受けを延長する形で、支えにしました。(照明がないと作業をしにくいので、写真は角型引掛シーリングを応急的につけて照明を取り付けています。)

野縁1 野縁2

 部屋の縦横が約4m✖︎3m弱なので、杉板2mの継ぎ目が一直線に揃うと不恰好なので、中央付近の板の継ぎ目が来るあたりの受けを太くして、継ぎ目は左右から12cmほど互い違いになる様に組み合わせました。
 継ぎ目があまり綺麗でないなと思っていたら、私が買ったのは小口ラフカットと書いてありました。どうせ余裕が若干あるので、小口を少しだけスライド丸鋸で直っ角に切って揃えておけばよかったです。

かえって無垢材の方が手軽かも

 天井の杉板は節あり 1970✖︎10✖︎105mm で、坪6,000円程と激安です。
 これぐらいで手に入るなら、石膏ボードなどを入手するのとさほど値段も変わりません。
 職人に頼む時にはこんなに安い材料費ではやってくれないでしょうし、一枚一枚張っていかなければならない手間賃は相当違うでしょうから、無垢の天井材や床材を使うのはなかなか勇気のいる選択になります。しかし自分で施工する場合には、天井の場合、一枚一枚のボードに合わせて受けの野縁を、きちんと作っていく手間を考えたら、むくの木は軽いし、適当な間隔で受けを作っておけばよいので、張る前の下準備は、こちらの方がかえって手軽かも知れません。

タッカーと糊の併用

和室全景

 これを4✖︎25mmのタッカーと、床職人の糊で貼っていきます。
 天井の場合は、凸部の方を前(壁側)にして、前の材の凹部に差し込み、凹部にタッカーを打って、針を見えないように固定します。(床の場合はこれとは逆で、凹部を壁側に向けて、凸部にタッカーやフロア釘を打っていきます。)
 糊を使う作業は嫌ですね。ちょっと多いとすぐに上から垂れてくるし、余分に塗りすぎて乾いてしまうとそこが障害になって、厚みが出てうまく張れなくなってしまいます。
 それに余計なところにべちゃべちゃくっつくし、挙げ句の果てには、髪について白髪まみれになるは、メガネにも付いて見えにくくなるは、散々です。
 自分で作業をして、安くあげたつもりが、服は糊まみれになり、メガネまで使えなくなるはでは、かなり追加のコストがかかります。
 上に糊をつける作業では、帽子をかぶっておくべきでした。
 ちなみにこの糊、消費期限が1年ほどしかないので、大量に買い置きしても、手に余ります。もっと大量に必要かと思って、12本の箱買いをしてしまったのですが、8畳一間を施工しても一本も使い切りません。
 床ならもっとこんかぎり塗れば良いのでしょうが、天井はすぐ垂れてくるので、そんな訳にもいきません。

コンセントを壁に移した

コンセント

 天井裏が丸見えですから、コンセントを壁側に移したいところです。
 ですが、天井と壁との間にケーブルを通せるだけの隙間が全くありません。
 仕方がないので、壁の天井近くにコンセント用の穴を開け、そこから上に向けて廻り縁(まわりぶち)の木に穴を開けました。
 壁の下の方にケーブルを通すためには、途中の壁にも横に渡して支えにする胴縁がありますから、壁に作業用の窓を開けて、胴縁に穴を開けてから、壁の補修後また壁紙を貼り直すしかありません。しかし、今回の天井ぎわなら、そんな余計な骨はありませんから、コンセント用の穴から他を傷つけないでうまく廻り縁に穴を開けることができれば、追加の補修をしないでもすみます。
 ここはねこ電気工事士の出番で、天井を丸裸にしたおかげで、あまり大変なことにならずに、既設のコンセントの様にスマートな設置ができました。
 この作業は、普通のドリルでは穴が開けられないので、インパクトドライバーの力の方向をL字に変換するカンザワのアダプターを使いました。ドリルの刃と合わせて、コンセント用の縦幅と同じでギリギリです。

断熱材を入れる

 1階ですから断熱材など入れなくても大丈夫な様な気はしますが、一応100mmの断熱材を入れておきました。
 でも適当に詰め込んだだけなので、気休めでしかない様な気はします。

最後の仕舞い

 最後の仕舞いをどうしようかと思っていたのですが、壁際の一枚を先に張って、壁から2枚目の板の凹部の裏側を削って、はめ込んだら、最後フィニッシュネイルを上から打って留めました。
 少々のしくじりや、フィニッシュネイルの穴など、天井をまじまじと見上げる人もいないし、目が悪くてそんな上の方はよく見えないので、遠慮せずに、材が落ちてこないようにパシパシ多めにやりました。

家って結構歪んでいる

 今回の張り始め、基準を作るように幅を調整して張り始めたのですが、最後の一枚の幅がきちんと残るように、壁際に張った板の幅は2cm弱もずれていました。
 家というものは、結構歪んでいるもののようですね。

蛍光灯がめちゃ重たかった

1F和室

 最後の最後で、蛍光灯がめっちゃ重たかったです。この家の灯具はほとんど50年以上前のものですから、今の引っ掛け式の金具などではなく、ケーブルを引き込んでの直接接続になっています。
 ところが直管20w5灯式のこれが重い重い。ケーブルの線と灯具の穴とをきちんと合わせながらネジで固定していかなければならないのに、下から支え,なおかつ歪まないように注意しての微細な位置調整など、とてもじゃあないが1人ではできません。
 右往左往した挙句、これまで買っても全く使っていなかった建築用の突っ張り棒を持ち出してきて、支えながら位置を微調整して、やっと取り付けることができました。
 この突っ張り棒、大工が天井用のコンパネをこれで器用に1人で固定していくのを見て、取り敢えず買っておいたものです。
 この蛍光灯、カバーだけでもかなりな重さがあります。
 スイッチ用の紐を穴に通しながらクリップを止めていかなければならないのも、四苦八苦しました。
 ちなみにこの蛍光灯も、直管20W 5本に、安定器を通さずに直結して、LED改造してあります。(写真は、ペンキを塗った完成後です

縁側の天井もついでに

縁側天井

 こちらは、80cm幅ぐらいで廻り縁が左右にあるので、それに渡しながら順次タッカーで裏からパシパシやっていくだけです。さほど難しいことはありません。
 ただタッカーのスイッチがきちんと最後まで押されていないと入らないので、段差が少しでもあるとレバーを引いてもぴくりともせず、ストレスが溜まりました。
 それもあって、ついうっかり廻り縁よりちょっと内側方向に打ってしまうと、タッカーの芯が廻り縁にはみ出てきて、これを取ってやり直すのにいささか疲れました。
 ちょっとした拍子に、こんな事が何度もあり、なかなかこれも大変でした。(写真は、一番上の縁側の写真と反対方向から撮っています。

タイトルとURLをコピーしました