消火器の話

消火器の話

ホームセンター引き取りは手軽だが

 家に設置している消火器がそろそろ古くなってきたので、買い換えようかと思って、処分方法を調べてみた話です。
 一番手軽な処分方法は、買ったものの同等品を無料引き取りしてもらえるホームセンターなどで、購入・引き取りをしてもらう方法です。
 10型の業務用でR8年現在、6,000円程、ネットの安値で4,500円ほどなので、処分費用に1,500円以上かかる様なら、下手に悪あがきなどせずに、そういう所で購入するのが、一番手軽で安いということになります。
 以前、消火器販売をしている業者に処分費用を聞きに行ったところ、処分だけのために新品購入価格以上の費用を言われて、愕然としたことがあります。
 「引き取り回収ゆうパック」なんてのもありますが、これも処分だけで、6,270円です。
 消火器処分は、行政が担ってくれない特殊事情になっているので、こんな理不尽なことが普通に罷り通っている世界です。
 プロパンガスのボンベ処分なども困るのですよね。
 ちなみに、業務用は薬剤の詰め替えもできると言いますが、これもそのためには新品を購入する以上に費用がかかってしまいますから、非現実的です。

指定引取場所

 消火器リサイクル推進センターの指定引取場所である西濃運輸株式会社 岡山支店に確認したところ、ここは確かに、リサイクルシールが貼ってあれば無料で引き取ってくれるそうです。
 でもここではリサイクルシールの販売がない。
 岡山県内に指定引取場所は3ケ所しかない上にこの仕打ち。
 リサイクルシールだけを本来の値段だけで販売してくれる所の紹介は消火器リサイクル推進センターのHPではどこにもないし、「相談してみよ」と紹介されている特定窓口は、そもそもシールだけを販売してくれない業者が多い上、販売してくれる場合でも、シール代の上に料金がかさましされる場合がほとんどです。
 ですから、業者に直接聞きに行くなんてのは論外で、電話をかけまくっても、なかなか思うような業者が見つかりません。
 このシステム、リサイクルを名目にして、泡銭を稼ごうとしている業者に利益供与をしようという思惑しか感じられません。

リサイクルシールの不透明さ

 消火器リサイクル推進センターに直接頼むのには、シール代600円の他に送料、代引手数料が必要。しかも同時購入は5枚まで。
 リサイクルシール代金そのものも定額料金ではなくて、オープン価格。そしてシール代金は消費税が不要なはずなのに、特定窓口の業者が提示してくるのは、サービス代が上乗せされているので、どれもこれも消費税が含まれています。
 yahooや楽天などでは、650円+送料300円で買えるみたいです。
 でも,送料がね。
 近所でやっと600円で売ってくれるところを見つけました。
 ここまで調べるのに、どれだけ時間を費やしたことか。

リサイクルシールになんで有効期限が必要なの

 2,010年以降に販売されている消火器にはリサイクルシールが貼り付けられています。でもこれには有効期限があるのですよね。消火器の使用期限から2〜3年後。
 販売価格に処分料が含まれているはずなのに、何で有効期限を設けて、それを過ぎたら2重取する様なことをするんでしょうか。
 「期限を設けてリサイクルを早く促したい」という建前は一応筋が通っている様には見えますが、ついうっかりしていたら期限が過ぎていて、払っていたお金が無駄になって、またお金が必要になるならそのまま放置、なんてパターンの方が断然多いのではないでしょうか。
 そもそも何でシールを本体に貼り付けてしまうんですかね。代替えの用途が多いことを考えれば、シールを別に添付して、取り替えた製品にシールを貼り付けてリサイクルするなんて方法も考えられるはずです。
 購入した商品が廃棄されるまで役をなさないシールを貼付して、まあそれは許すとしても、使えるはずだったシールもついうっかりで、また処分費用を二重取りされてしまうのでは、踏んだり蹴ったりもよいところです。
 世に出した製品をきちんと全部回収しようというリサイクルシールの本来の精神とも当然そぐわないですよね。

シールの有効期限が伸びた?

 リサイクルシールを譲ってもらいに行った業者によると、この制度が始まった当初は、シールの有効期限が消火器の有効期限と同じだったそうです。
 私が持っている2014製のは、有効期限が2年伸びていて、今回買った2025年製は3年伸びています。
 きっと、クレームがめちゃくちゃ多かったんでしょうね。

引き取ってもらえない場合も

 国産の有名どころの消火器は大丈夫ですが、海外製の消火器はリサイクルでは引き取ってもらえないそうです。
 エアゾール式の消火器は、中身を処分して、スプレー缶としてゴミ出しします。

使用期限に注意

 消火器に使用期限があるのは何となく理解するのですが、家庭用は製造年から5年、業務用は10年になっています。
 家庭用が小さく扱いやすいのは分かりますが、さほど値段も変わりませんし、消火器なんて、使わずに無駄に置いておくものですから、5年なんて忘れているうちにすぐに経ってしまいます。
 家庭用、業務用などという名前の付け方も誤解を招きそうです。
 有効期限の違いまで見て消火器を購入する一般の方がどれだけいらっしゃるのでしょうか。牛乳などなら製造日をみんな確認するでしょうが、消火器のタイプだけではなくて、製造年によっても使用期限がかわってしまうところまでは、なかなか意識がいかないのではないでしょうか。
 よく分からないで家庭用を買ってしまったら、すぐにまた買い替えで、しかもついうっかりしていたら、シールの有効期限も切れていて、追加で処分費用がかなり必要になるなんてことにもなりかねません。
 もっと悲惨な場合は、在庫の古いやつを買ってしまうと、結局4年しか使えなかったということが起こるかもしれません。
 注意しましょう。

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