金融資産運用
株式投資の尺度
PER(Price-Earnings Ratio) | 株価収益率 | 株価/一株当たりの当期純利益 | 株価が1株あたり利益の何倍まで買われているか |
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(Price Book-Value Ratio) | 株価純資産倍率 | 株価/一株当たりの純資産 | 株価が1株あたりの純資産の何倍まで買われているか |
ROE(Return On Equity) | 自己資本利益率 | (当期純利益/自己資本)×100 | 自己資本を使ってどれだけ最終利益(当期利益)を生み出しているか |
配当利回り | (一株あたり年間配当金/株価)×100 | ||
配当性向 | (一株あたり配当金/一株あたり当期純利益)×100 |
略号だけで、PERだPBRだと言われても、10代の柔らかい頭の人なら覚えられるかも知れません。私は10代の時でも絶対にムリでした。年取った今ならなおさらです。
PがPriceで株価、EがEarningsで「純利益」、Bが(Book-)Valueで「純資産」というところですかね。これらは、一株あたりを計算するので、発行済株式総数で割って計算に使います。
これで少しは、覚えやすくなります。
私が買った『うかる!FP3級速攻テキスト』には、元の英語表記が書いてありません。(書いてある参考書の方が少ない。)こんな所をさりげなく書いておいて理解を助けるのが、参考書のきわめて重要な要素だと思うんですがね。
PER、PBR、ROEを覚えよう
PERはPrice-Earnings Ratioですから、株価と当期純利益との関係だということが分かります。
PBRは、Price Book-Value Ratioですから、株価と純資産との関係であることが分かります。
ですから、後は、「どちらをどちらで割るのか」というのをはっきりさせれば、迷うことはなくなります。
これら二つの尺度は、とにかく「株価を割る」、つまり「分数の上(分子)に来るのが株価だ」と覚えこんでしまいましょう。
そうすれば英語を思い出すだけで、これらの尺度をきちんと間違いなく計算できるようになります。
ROEは、「自己資本利益率」という言葉が思い出せればいいです。おそらく日本FP協会の実技試験では、カッコ内にこれは書いてくれます。書いてくれていなくても、Returnですから、当期純利益です。これをどれだけの自己資本を元手として稼ぐことができたのかというのが、ROEです。
ROE=当期純利益/自己資本(純資産)×100