三鈷峰
三鈷峰に登ってみたい R4年11月19日
8月に鳥取県大山の弥山に登ってほうほうの体で帰ってきたのですが、いつもスキーに行っている中の原の一番上のリフトからさらにすぐ上にそびえている宝珠山に登って、そこから元谷方面に降りたら、山スキーで面白いかもしれないと常々思っていたので、中の原の一番上のリフト、通称三角から宝珠山を目指し、そこからさらに三鈷峰、ユートピアの避難小屋のあたりまで行ってやろうということで登ってきました。
最近、Sony α7Ⅱ を買って、古いマニュアルレンズをコンバーター使用で色々試写しているのですが、今回は、唯一持っている Sony の純正レンズ、Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z を使いました。
朝8時から行動開始
車は豪円山にあるキャンプ場の管理事務所の所に止めて、午前8時に行動を開始しました。中の原をリフト沿いに登るのですが、雪が少なくてN1だけ稼働でN3、N4リフトが動いていない時に気合でスキーを担いで登ることはあっても、雪のない時にここを登るのは初めてです。スキーならしんどいのはしんどいですが、後の滑ることを考えることができるので、なんとかなりますが、雪がない夏にここを登るのは、草原のなだらかな見かけとは裏腹に、結構しんどかったです。
朝は曇り模様で、いつもはクリアーに見える大山も陰って見えません。
宝珠山への登り口は、向かって右手のリフト降り場よりもさらに右に細い登り口がありました。木にピンクのリボンがしてあります。登山道は細い笹の中を進んでいきます。一応道が見える程度でしっかり整備してあるわけではありませんが、登るのに困難というほどではありません。
下の方は笹だらけで、ストックが引っかかりますが、途中からは笹もなくなり歩きやすくなります。山頂へは、30分ほどで到着しました。
ここからさらにまっすぐ、ユートピアの小屋方面に進んでいきます。
そこを降りたあたりが下宝珠越えで、元谷の林道から登ってくる道と合流します。帰りがけはここから下山する予定です。
尾根歩きは気持ちいい
宝珠山を超えてからの道は、登っては行くのですが、ちょっと登ったり下ったりをしながらの登りで、途中なだらかな尾根筋を歩くようなところもあります。大山弥山への夏山登山道をただひらすら階段をたどって登っていくのはしんどいだけですが、この山歩きは、山歩きらしくて、とても気持ちが良いです。
そこからさらに進んで、中宝珠越えで、元谷方面から砂すべり経由で合流してくる元登山道に、通行危険の標識がありました。以前はここをみんなよく通っていたのだと思いますが、ここは最近崩れが激しくて、地図からも登山道の表示が消えています。
結構登りにくいロープ箇所がいくらかあり
途中何箇所か足場がしっかりしない急な岩場を登っていく所があります。ロープがあるので、それをたどりながらなんとかよじ登っていきます。
勝間ケルン
勝間ケルンが見えてきました。ここら辺りまで来ると、ユートピアの避難小屋や、三鈷峰などがはっきりと見えてくるようになります。ここまで来るのに8時登山開始から3時間30分ほど、ロープがある急な斜面をいくらか上り、まだこれからの距離を思うと、もうここらあたりで降りても良いなければならないような気がしてきます。目指していた三鈷峰やユートピアの避難小屋の辺りまで、この見え具合で果たして遅くとも1時ぐらいにはたどり着けるものかどうか、経験が少ない身としては不安になってきます。
でもまあせめてもう少しということで登っていきます。
勝間ケルンは、昭和28年1月4日下関山岳会創設者の一人、勝間健助氏が伯耆大山剣谷で遭難し帰らぬ人となったのを悼んで作られたものだそうです。白塗りの四角柱のような作りがとても目を引きます。遠くからはよく見えても、登山道を歩いてそのすぐ下を通るときには、あまり気が付かないような位置にあります。
三鈷峰とユートピア避難小屋との分岐点まで来た
12時頃、なんとか三鈷峰とユートピア避難小屋との分岐点までよじ登ってきました。
勝間ケルンのあたりからは、あまり登りもなく左にずっと巻くような道になっていました。ここらあたりで、もうそろそろ下山しなければならない時間になっているので、三鈷峰は諦めて、ユートピア避難小屋にだけ寄って帰るかと思っていた所、三鈷峰から下ってきた女性にどれぐらいかかるのかと聞いてみたら、15分ぐらいで行けると言います。
遥かに見える見え方からは到底そんな時間では行けそうな気はしませんが、そんなに短時間で行けるのならと思い直して、三鈷峰に向かってみることにしました。結果は、30分かけて三鈷峰山頂に到着。15分というのは下りの時間でした。
三鈷峰へはいくらかの急な上りはあるものの概(おおむ)ねなだらかで、遠くに見えた見かけほどの時間はかかりませんでした。
三鈷峰到着
朝曇っていた天気が嘘のように晴天になりました。勝間ケルンやユートピアの避難小屋、大山の全景がよく見えます。
頂上からは360度のパノラマが広がり、中海方面もよく見えました。
頂上で話した方は、弥山に登って、元谷を下りてから、登り返して同じ時間に三鈷峰に登ってきていたらしいです。元谷の下りはずっと鉄のはしごの下りで、ずいぶんと足腰に負担がかかるのに、とんでもないつわ者でした。
下の真ん中の写真だけは、C/Y マウントの古い Carl Zeiss Vario-Sonnar 4・80-200 で撮りました。
三鈷峰下山開始
12時50分下山開始です。時間の都合上、ユートピアの避難小屋に行くのは涙をのんで諦めました。
下りながら見た三鈷峰
自分が一旦登ってから見ると、どれが三鈷峰なのかがよくわかります。登った所をしみじみ振り返りながら、写真を取りつつ下山します。
三鈷峰頂上や、ユートピアの避難小屋が良く見えます。下山途中どなたかが、「三鈷峰ブルー」というような言葉をおっしゃっていました。言葉通り、空の青がとても鮮やかで印象的でした。
下山もやっぱり疲れる
下山もやっぱり疲れます。降りても降りても、なかなか中宝珠越えまでたどりつけません。心配していたロープがあるところは、なんとかロープに掴まりながら、ストックを支えにして、降りることができました。
体重がかなり重くなっている身としては、やはり登りよりも下りのほうが足にきます。おじいさんの如く、4点確保でゆっくりゆっくり降りていきます。
夏山登山道とは違って、こちらの三鈷峰の方面は人があまりいませんが、それでもやはり、何人かの方には追い抜かれていきます。
やっとの事で予定の下宝珠越えの標識までたどり着いて、ここから元谷方面に下ります。
ところがこの道、かなり荒れていて、急な上に足場が悪い岩がたくさんあり、しかも道がえぐれているので、歩くのが大変でした。
下りだから我慢もできますが、ここから登るのはやはり避けたいところでした。
それをやっとクリアーして、なんとか元谷の堰堤に向かう林道のところまでたどり着きました。
ここにたどり着くこと4時、下山開始から、3時間でした。
この案内標識の図は、ちょっと間違っています。元谷の堰堤に向かう道から外れた所に、下宝珠越え登山道入り口(現在地)に向かう道が分かれたように書かれていますが、本当のところは、林道上に登山道入り口があります。ここからさらに林道を登っていくと、元谷の避難小屋方面に行きます。
林道をゆく
ここからはひたすら林道を中の原方面に向かいます。
大神山神社に降る場合は、林道を行かないで、林道に出た所をまだそのまま下に下ります。
そして林道を大分行った所にあるのが、下の標識です。ここを「上の原」と書かれている方へ、右の折れてちょっと行くとすぐに中の原のゲレンデに出られることが分かっているのに、いつもまっすぐ下ってしまいます。その結果なかなか中の原スキー場に出ることができす、グネグネ曲がった車道を延々と歩かされることになります。この車道をショートカットする歩道もありますが、下山で疲れ切った身には、そのなだらかな山道でも結構こたえます。
こうやってかなり回り道をしながら、豪円山の登高リフト降り場下にたどり着いたのが5時でした。途中夕日が赤く染まっていました。もうへろへろで、登山としてはギリギリに近い許容時間でした。




























