機械工作ハンドツール

ドライバー

 安価なものから高価なものまで、ドライバーにもいろいろな種類・サイズがありますが、あまりお粗末なものは大事な用途では使わないほうが無難です。工作精度がおそまつなものは、使っているとネジ山をなめやすいです。
 ネジ山に合わせて、適当なサイズを選んで使うようにします。+は、00 0 1 2 3 などの各先端サイズに、軸の長短があります。
 マイナスドライバーは、本来の用途よりも、ちょっと変則的な使い方をすることが多いです。その様な用途には、高価なドライバーはもったいないので、適度にお粗末なものでも手に入れておけば惜しげなく使えます。

磁気は後付けできる

 先端に磁気がついていて、金属ネジなら手を離してもくっついてくれるものが便利です。100均などで手に入るような安価なものには、この磁気がついていないものもありますが、ドライバーの先端にこすりつけて磁気を付けるための磁石を100均でも売っているので、それを一つ買って、片っ端から磁気をつけておくと、安物のドライバーでも随分使い勝手がよくなります。

貫通タイプがお勧め

 どうせ少し高価なものを買うなら、貫通タイプのドライバーがお勧めです。このタイプは、ネジが固くしまってどうにも動かないときなどに、ドライバーの後ろから金槌で叩いてショックを与えることで、緩みやすくすることができます。

 柄の形状により、少々油などがついても滑りにくく力を入れやすいものと、それほどでもないものとがありますから、自分の手に馴染んで使いやすいものを選べばよいでしょう。

VESSEL クッション貫通ドライバー

 私が長いこと使っていて比較的使いやすかったのは、ベッセル(VESSEL) クッション貫通ドライバーです。今このページを作ろうとしてamazonを見ても、令和3年9月現在、リンクのマイナスドライバーしか売っていないようなので、もう旧製品になっているのかもしれません。(ベッセル(VESSEL) スーパークッション貫通ドライバーというのがあるので、そちらにモデルチェンジしたんでしょう。)

KTCの樹脂柄ドライバ

 京都機械工具(KTC)の樹脂柄ドライバは、ちょっと高価ですし、四角い見た目がいかつくて、「どうなのかな」という印象ですが、使ってみると意外にもこの四角い握りが力を入れやすい絶妙の具合になっています。右の写真を見ての通り、このスタイルで、スタビードライバーから大きなものまで各種サイズがあります。
 これは、「高価なよいものを使っている」という意識も含めて、満足感の高いドライバーの一つだと思います。

ANEX ビスブレーカードライバー

 なめてしまった、ネジ穴がつぶれてしまったネジでもこのビスブレーカードライバの特殊刃先を当ててハンマーで叩き、もう一度ネジジ溝を作ることで、回らなかったネジを回すことが出来ます。
 このセットを手に入れていながら、普通のドライバーと違いがわからず、無駄に所有していたのですが、長年使ってきたハイゼットのフォグライトを取り外そうとしたときに、ネジがほとんど馬鹿になって、普通のインパクトドライバーでは全く回りませんでした。そこで半信半疑ながらこれを使ったところ、ちょっと叩いて回すだけで、何事もなかったかのようにネジを緩めることができました。
 宣伝しているだけのことはあります。
 これからはもっとこのセットを愛用していく機会も増えるだろうと思います。

ボールグリップタイプ

 電気工事を主にする人は、ボールグリップタイプのドライバーを愛用する人が多いです。確かにボールグリップタイプのドライバーを使ってみると、コンセントを付け替えたりする作業には、上のようなタイプよりも、こころなしか使い勝手がいいような気がします。
 ボールグリップにも貫通タイプのものがあります。

VESSEL ボールグリップ差替貫通グリップ No.230W

 私は電気工事ばかりをするわけではありませんし、物欲しくなってドライバーばかり各種揃えても仕方がありませんから、ボールグリップ貫通ドライバーは買うのを思いとどまっていますが、買ってみてとても良かったのが、ベッセル(VESSEL) ボールグリップ差替貫通グリップ No.230Wです。(似たものに、貫通でないNo.220Wというのもあります。)
 これは、電動ドライバー用の長い差し替えビットも使えますし、六角エクステンションバーを併用すれば、6角ビットも使えます。
 これの握りのゴムが絶妙の握り心地で、しっかりホールドすることができます。ボールグリップドライバーも各種販売されてはいますが、これほどずっしりとしたホールド感のある握りがあるものはさほどないので、私はこれを電気工事の際には使ってみようかなと思っています。
 別記事にもしたとおり、ポジドライブや、精密ドライバーのビットを使うことで、それぞれのタイプのドライバーとしても使うことができます。特に精密ドライバーは、握りが細く力が入らないものが多いので、これで小さいネジがきちんと回せれば、ネジをなめることも少なくなるでしょう。
 これは適度な重さもあり、握り部分を触っているだけで嬉しくなるような製品です。

スキーはポジドライブ

 ちなみに、スキーの金具やIKEAの家具に使われているのは、形はプラスドライバーに似ていますが、次頁のポジドライブです。

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