クリプトン球LED改造
クリプトン球(豆電球)をLEDに改造
6Wの蛍光灯が付いた懐中電灯を、LED仕様に改造した際、蛍光灯部分はLED化するとして、懐中電灯部分をどうするかが懸案でした。
懐中電灯部分の球を手軽にLED化したいなら、市販品にDC3~18というやつがあります。これを買えば、電池2つのものから6つのものまでどれでも球を変えるだけで対応できるし、下の麦わら球を使う改造よりも少し明るいので、お勧めです。
でも、もっと明るさを求めたり、安価さを求めたりするなら、クリプトン球をLEDに改造してしまうという手があります。
そこでとりあえず、人感センサーLEDを作ったときに、取り外したLEDが4つも余っているので、あまり使うことがない方の懐中電灯用には、クリプトン球の改造をしてLED化してみることにしました。
これは、所詮100均の懐中電灯から取り外したLEDですから、元々のクリプトン球より明るくなるとはいえ、明るさはそれなりです。しかし、同じ方法で、下のLEDチップランプを使うと、めちゃめちゃ明るい懐中電灯に大変身します。
最近のLEDの白色に慣れてしまうと、従来の電球は、黄色すぎて暗く、使う気になどなれません。
上のような蛍光灯付きのライトだけでなく、単1電池を使うマグライトのようなものでも、同じ改造で簡単にLED化できます。改造の手間を厭わないなら、器具の大きさは如何ともしがたいところですが、この改造によって、従来の懐中電灯が息を吹き返します。
なお、LEDは極性を合わせないと点かないのが普通なので、改造にあたっては、自分の持っている懐中電灯で使えるように電球の極性を合わせる必要があります。
DC3~18は、ユニバーサル極性と書いてあります。
また、市販品を買う場合は、9V専用球でも、0.5Wの電力の小さな球は、暗くて使い物になりませんでした。値段は DC3~18でも、0.5Wのやつでもほとんど変わらないので、電力の小さいものは購入を避けましょう。
改造方法
とりあえず、麦わら球を使った改造について書いておきます。他の球を使う場合も、改造手順は同じです。
4.5V用には、元の100均の懐中電灯から取り外した抵抗をそのまま使います。22Ωがついていました。
9V用には、47Ωくらいの抵抗を使ってみました。余裕をもって100Ωにしても、結構明るいです。
改造の仕方は、まずクリプトン球のガラスを、袋の中などでラジオペンチで挟んで思い切って割り、上に飛び出したガラスや、中の電球のフィラメントなどをできるだけ取ってしまいます。そして、真ん中に抵抗を通して接点をはんだ付けしなければならないので、内側から1mm程度の穴をあけます。抵抗が挿入出来て、抵抗のリードを外からハンダ付けできれば十分です。100均などで売っているハンドドリルが使えます。
あまり大きい穴をあけようとしたり、力を入れすぎたりすると、真ん中の電極まで壊れて取れてしまいます。それでも、ハンダで中央電極の部分が成形できれば、どうにか使用できます。写真の電球も、電極が取れてしまったものに、ハンダを盛って、電極のような形を後付けしています。
+-どちらを中央のぼっち部分に接続するかは、懐中電灯の装置によって異なります。結構、中央がマイナスになっている懐中電灯があるのは意外でした。LEDは、極性を合わせないと光らないので、必ず確かめてから、工作に入りましょう。
中央部分にする方は、LEDの足をほとんど短く切って、そこに抵抗をはんだ付けします。それを、熱収縮チューブなどで絶縁します。元のクリプトン球の絶縁がかなり残っているはずなので、絶縁しなくても大丈夫のような気はしています。
外側の方の足は、LEDからすぐに直角に曲げておきます。
まず、真ん中の抵抗を付けた足を中央穴から外に出し、LEDが歪んで取り付けられることがないように注意しながら、もう一方の足を外のソケット枠にハンダ付けします。それから中央部分の接点を外からはんだ付けして完成です。
中央の電極部分が取れてしまっていても、ハンダで中央電極のようなものを成形して作ってしまえば大丈夫です。
ステンレスのハンダ付けには、ステンレス用のフラックスを使います。
全部ハンダ付けをしてから、LEDが点灯しないと、やり直すのがたいへんですから、中央接点部分をはんだ付けする前に、球の外枠と、中央接点の所から出ているリードとで、LEDの点灯確認をしておいた方が、手順としてはいらぬ手間を省けます。
抵抗を押し込む際に力を入れてやると、リードが根元の所で取れてしまうということが何回かありました。
電池4本用にも22Ω
電池4本用にも22Ωの抵抗くらいでよさそうです。1.2Vのニッケル水素充電電池だけではなく、1.5Vの普通の電池でも、なんとかこれでいけるのではないでしょうか。
売っているデータをざっと眺めてみると、8mmの麦わら帽子LEDは、大体3Vから3.4V、150Aくらいは大丈夫のようなので、結構電流を流すことができるようです。
抵抗の値が分からなくて、やり直すうちにLEDを壊したりして、まだ新たに使う機会もあるでしょうから、8mmLEDの予備を100個ほど別に注文してしまいました。
こんなにたくさん、何に使おうかしら。
3V用には抵抗なし
PETZLの単3電池2本仕様の山用ヘッドランプは、スクリュー式の豆球がついていました。これも暗くて使う気になれなかったので、同じやり方で、抵抗無しで直結してみました。
抵抗を入れると、暗くなりすぎるようです。
ニッケル水素電池では電圧が低すぎて光らないので、普通の乾電池を使います。
ただし、この3V用には、次項で書いたように、ジュールシーフを使った改造の方がより実用的です。
LEDチップランプの方が明かるいぞ
上の麦わら球よりも、写真のようなLEDチップランプの方がずいぶんと明かるくできることが後から判明しました。(右の加工済み写真は、立てて撮影するために、ねじ込み用のホルダーの中に入れてあります。)
(以下、結構脳天気なことを書いていますが、使用する抵抗の耐電流定格も考慮に入れないといけないような気がします。)
この照明器具は、乾電池6個用なので、9V用までのLEDなら、交換用に簡単に使うことができます。写真の球は5W、6V用なので、6Ωの抵抗を追加しました。電球を器具の枠に挿入するときに、左右の横が上に出っ張っていては外枠側が通電するようにうまく嵌まらないので、下の抵抗や中央の電極につながる側はずらしながら挿入して枠に挟まるように、少し浮かせてあります。
これに交換して、さらにめっちゃ明るくなりました。電池4本用まではこの球でいけます。
電池2本や3本用に使うなら、3Wの球を使うと良さそうです。







