蛍光灯懐中電灯LED改造

6W蛍光灯懐中電灯をLEDに改造
6Wの蛍光灯が付いた懐中電灯を、昔はキャンプの卓上照明として便利に使っていました。当時としては明るい上に電池がさほどいらなかったからです。
でも、LEDの世の中になって、このままでは暗すぎて、とても使う気にはなれません。しかも乾電池も単1なので、単3を使う小型LED懐中電灯に較べて高すぎる。いいこと無しだけれど、「昔は高かったのになあ」という例の貧乏性が災いして、捨てられずにいました。
今回AliExpressを物欲モードで眺めていると、ちょうど6Wの蛍光灯と同じぐらいの長さのLEDが、手ごろな値段で販売されていたので、これを使ってLED化してみることにします。
でも、マグライトなども含めて、昔の単1仕様の懐中電灯は、球をLEDに変えても、電池が大きいためにどうしてもかさばります。そこだけは、元が元だけにどうしようもありません。
電池の方は、単3に比べて単1はどうしようもなく高いので、アダプターを使って単3のニッケル水素乾電池を使ってみることにします。
この組み合わせで使用に足りるだけの時間働いてくれればいいのですが、果たして結果はどうでしょうか。
今回使用したLED
このLEDは仕様上おそらく12V~14Vの耐電圧なのでしょうが、実際に商品を手にしてみると、11Vでは暗く、12V以上になるとかなり熱を持ってきます。
12Vちょうどでも、表面は熱くはないですが、裏の真ん中あたりはかなり熱くなるので、車などにじかに張り付けて使ったりするのは、少し怖いです。
これを満充電のバッテリーにつなぐと、明るいですが、手では触れないくらいとても熱くなります。バッテリーにつないで使う場合も、12Vに降圧してから使う方が無難なようです。
以上、このLEDは、使える電圧の範囲がかなり狭いので、きちんと電圧をコントロールして使うのがよいと思われます。
改造はそれほど難しくはない
改造はさほど難しくはありません。蛍光灯の代わりにするLEDに、スイッチから来た電源を12.0Vに昇圧して給電してやるだけです。
直流電源からの蛍光灯発光の仕組みが全く分かっていないので、基板を触らなければならないとしたら抵抗がありますが、蛍光灯に行く電源の所をスイッチから昇圧モジュールに横取りして、LEDに持って来るだけなので、あまり悩まなくても改造できます。
写真左側のライトは、スイッチの接点は見えません。トランスがあったので、「蛍光灯関係かな」と当たりを付けて、プラスの電源端子と、スイッチからトランスに行くコードの導通を調べて、蛍光灯用の電源コードを特定しました。
写真右側のライトは、基板を取り出すことができません。でも、スイッチの端子がもろに露出しているので、その端子から蛍光灯に行く電源を横取りできます。
LEDの長さが、ちょうど蛍光灯より少しだけ短いので、元蛍光灯があった部分に、貼り付けます。このLEDはかなり熱を持つので、左右にナットなどを貼り付けて、全体を少し浮かせて設置するほうがよいような気がします。
昇圧モジュールもかなり熱を持つので、放熱対策をした方がいいかもしれません。
この結果、明るさはかなり満足できるものになりました。大きさはいかんともし難いですが、これならいくらかは使える場面があるのではないでしょうか。
なお、今回使ったLEDが10Wなので、電流がよく流れるせいかどうか、使っていると昇圧モジュールからキーという耳障りな音が聞こえてきます。
ついでに懐中電灯の方もLED化
これのDC3~18というやつを買えば、電池2つのやつから6つのやつまでどれでも球を変えるだけで対応できるので、いいのではないでしょうか。
なお、ハザードなどの警告ランプの方は、使うことがまずないので、今回は球をそのままにしておきます。
また、人感センサーLEDを作ったときに、取り外したLEDが余っているので、あまり使うことがない方の懐中電灯用には、クリプトン球を改造してLED化もしてみました。
所詮100均の懐中電灯から取り外したLEDですから、もちろん上のDC3~18の方が少し明るいのです。でも、元々のクリプトン球よりはそれでも明るいですから、取り換えてみるだけのこともあるのではないでしょうか。
本気で使うためのLEDなら、DC3~18を使う方がいいかもしてません。
改造の詳細はリンクページで。
このLEDはいろいろなところに使えそう
今回使った細長いLEDは、面白い存在で、いろいろなところに使えそうです。本体がステンレスの棒なので、しっかりしているし、軽いし、細長いので、かさばることもなく、取り付け場所にも困りません。ねじ止めする穴まで開いています。
人の頭ぐらいの所につるすと、真下なら本が読めるくらい明るいです。
発熱が少し怖いので、それに気を付けるのと、電圧を12Vに制御したほうがよいのが、ちょっと使いにくいですけれどもね。
早速4本ほど追加注文をしてみました。
送料無料なのに、この商品の場合、3本以上注文すると送料が必要になってくるので、注意してくださいね。
車中泊用には50cmLEDの方がいいような
車中泊用に使った50cmLEDについては、車のページで。