水温計操作マニュアル

記録式 水温・室温計 マニュアル
Neko Fumio 2018.1.12
1.使用開始
・電源 9V以上のAC電源
降圧モジュールを組み込んであるので、9V以上のACアダプターならどれでも利用できる。
・ディスプレイ用の接続コードが抜けたとき
SDA
SCL
VCC +
GND -
をボードのソケットに刺す。
表示がおかしくなるのは、ここの接触不良が原因。
・温度計
+
-
青コードを温度計ソケットに刺す。
温度計は、1本目には
ソケットに繋ぐ際、4.7KΩでプルアップが必要。(内蔵設置済み)
2本目からは、温度計の3本コードをそのままソケットに刺せばOK。
温度計を増やしたときは、プログラムもその本数に書き換える必要有り
・表示がおかしくなったとき
ディスプレイの接続コードの接触が悪いと文字化けする。内部がおかしくなっているわけではなく、表示がおかしくなっているだけ。スイッチを入れ直すと元に戻る。
ケースの蓋をテープなどで巻いて固定しておかないと、接触不良が起こりやすい。
・ボタン電池を交換したとき
プログラムをarduinoに転送し直す必要有り。
2.出荷初期仕様
・電源投入時と、1時間ごとにmicroUSBに室温・水温を記録する。(記録は、時計の時刻表示が変わるとき)
3.初期設定
本室温計・水温計は、arduinoを使って作られています。ボタン電池交換時などには、メモリ内に保存されているプログラムが消えてしまうので、パソコンを使ってarduinoに再度プログラムを転送してやる必要があります。
プログラム内の対応箇所の数字を変更することで、水温計の数を増やしたり、画面を4行×20字の物に変更したり、時刻を設定し直したりすることが簡単にできます。
・パソコンにArduino IDE(フリーソフト)をインストールします。
ツール>ボードで
「Arduino/Genuino Uno」を選択します。
・パソコンと本温度計とを携帯電話などをつなぐmicroUSBケーブルで接続します。
・シリアルポートをArduinoが接続されている物にします。
普通com4とかcom5とか
同じパソコンでも、USBポートによって、この値は変わります。
・「スケッチ>ライブラリをインクルード」から、必要なライブラリをインクルードする必要があるかもしれません。
最初何もしないでコンパイルしてみて
#include <Wire.h> #include <DS3231.h> #include <SD.h> #include <SPI.h> #include <LiquidCrystal_I2C.h> #include <LiquidCrystal.h> #include <OneWire.h>
どれが必要か、エラーが出たら判断してください。
・プログラムの中で
*********************************************
がついているところが、ユーザーで簡単に設定変更できるところです。
温度計ごとに設定して、表示数値を測定値からずらして表示するようなこともできます。
4.時計設定
ボタン電池交換時には、時刻を設定してやる必要があります。パソコンの内蔵時計に同期させる設定になっているので、パソコンの内蔵時計を合わせておいてください。
設定するときは、
#define TIMESETTEI true //********************
にしてプログラムを転送してください。
そのままだと、パソコンから取り外して電源を入れ直すと、時間設定が最初にパソコンで設定した時の時間に戻ってしまうので、一度きちんと時計の設定ができたら、すぐに
#define TIMESETTEI false //********************
に戻して、もう一度プログラムを転送しておいてください。
こうしておけば、パソコンから取り外してスイッチを入れ直しても、時刻設定は維持されます。
秒単位できちんと時計を合わせたいときは、
#define TIMETYOUSEI 0 // 時間微調整 //********************
の数値を変更して、プログラム転送時の誤差を秒単位で修正してください。