Zeissレンズとa7RM4

私のカメラ遍歴3

Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS を買った

 LA-NE1 によって、古い Contax N のレンズが復活し、Contax らしい描写が楽しめるので、Contax 好きの私としてはとても満足しているのですが、そうなってくると、Planar 85mm F1.4 や、VarioSonnar17-35mm F2.8 など、まだ手に入れてはいなかった N のレンズが気になってきます。
 しかし、Contax が廃業になった頃なら安く手に入れることができたものを、Fringer などのAFが使えるコンバーターが出現したおかげで、みんなが持っている標準ズームや望遠ズームはさほどではないものの、これらのちょっとマニアックなレンズの方は、とてもではないが手が届きそうにないぐらい値段が沸騰しています。

 それでも欲しいものは欲しい。それで色々見ていると、Contax の VarioSonnar17-35mm F2.8 でなくても、Sony の Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 の方が、価格も安く、性能も遜色が無いらしい。ということで、これまで全く買う気がなかった Sony 純正のレンズを1本買ってしまいました。Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS です。
 これは、F値が 4 ですから少し暗いですが、 Contax のと違って、開放からでも使い勝手が良いらしいです。広角は 16mm からと Contax よりも 1mm 広いです。
 買ってきてすぐにとりあえず室内を撮った程度でも、キリッとした写り具合で、とても幸せな気分になれました。

Zeiss の AF レンズはトキナーからも出ていた

 もう一つは 85mm ですが、これも色々見ていると、2021年4月から、トキナーが Sony Eマウント用の Zeiss の AF レンズを販売していました。マニュアルレンズは以前から各社マウントでコシナから発売されていましたが、KYOCERA が Contax の販売をやめてから、Zeiss もなりふり構わず提携先を模索しているようです。
 そんなことにならないように、もっと Sony がZeiss のレンズを本気で作ってくれると期待していたのに、Sony の Zeiss の取り扱い方は嫌になってしまいます。それに、 Sony のレンズはどれもこれもバカ高いですし。
 トキナーのは、ZEISS Batis 1.8/85 ソニーEマウント Carl Zeiss 交換レンズというやつです。これはF値が 1.8 です。F値が 1.4 でないのは、Sony にやっぱり遠慮しているのですかね。
 マニュアルの 85mm F1.4 は持っているのですが、レンズが重すぎて Techart の LM-EA9 が使えないので、さてこれをどうしましょうか。

Sony a7RM4 を買った R5年10月

 これまでは、Canon 40D の1,000万画素もあれば、四つ切程度であれば全く問題がないので、最近のカメラが何でもかんでも高画素化していることへの不信感もあり、Sony のカメラの機種の詳細についもあまり意識してはいませんでした。2,000万画素以上など、なんでそんなに必要なのかと。
 それで、a7の機種について、それぞれ RM という高画素の機種と、SMという高感度対応機種、通常版の3種類が発売されていることにあまり気が向いてはいませんでした。
 ところがこれを意識しだすと、それぞれのバージョンにおいて、高画素版と普通版とでは、発売時でもさほどの価格差はなく、まして中古となると、その価格差はもっと少なくなります。a7Ⅱでも、価格差は2・3万円ぐらいのものですし、高画素版の方が発売日も遅く、メニューの項目なども若干増えているようなので、この画素数の差がどの程度画像に影響するものなのかが気になってきて、遅まきながら高画素版の方を買っておけばよかったかもと後悔しだしました。
 今持っているa7Ⅱを売って、高画素版を手に入れることも考えたのですが、売ってもたかが知れているので、それを考えたら予備をもう一台持っている方が得かもしれません。
 それで、代替えでも追加でもどちらでもできるように、とりあえず a7RM2 を注文してみました。
 ところがこれは、撮影枚数は少なかったものの、ボディーキャップもついてこないような代物で、センサーの汚れが半端ではなくって、キタムラでセンサークリーニングを大枚はたいてやってもらっても、取れない傷か汚れかがあったので、返品してしまいました。
 この機種用に、追加のバッテリーだの、シリコンケースだのを前もって購入してしまっていたのが、全く無駄になってしまったのは、いささか痛いです。
 それから、また、別の a7RM2 を探すのも面倒くさくなってきて、まだ色々見ていると、Sony a7RM4 で、撮影枚数が17,395枚と多く、程々に使用感のあるものが比較的安価で手に入るということで、安さに負けてそれにしてしまいました。これまで撮影枚数も少ない、比較的程度の良い中古ばかりを買ってきたので、うちにあるカメラの中では、購入時の撮影枚数が飛び抜けて多い機種になります。これまでにない大散財をして、程度がそれですから、この購入が、果たして凶と出るか吉と出るか。
 しかし、この機種であれば、マウントアダプター LA-EA5 の機能がフルに使えるので、期待したいところではあります。

 購入した後に、更に調べていて、高感度版の存在を知ってしまうと、こちらは更に割高になってしまいますが、画素数は半分になっても、かなり暗いところでもきちんと画像が出てくるようなので、これもとっても魅力的に思えてきます。
 

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