CONTAX → Nikon F

レンズマウントアダプター ヤシカ・コンタックスレンズ→ ニコンFマウント変換

 K&F Conceptの、ヤシカ・コンタックスマウントレンズ を ニコンFマウントに変換するレンズマウントアダプターを買ってみました。
 CONTAX 85mm F1.4 などを取り付けると、ピントリングをどのように回しても、画面が白く濁っていて、カメラ側では合焦しているという表示が出ることもあるのに、「何だこりゃ、不良品か?」と思った次第です。
 ところが、液晶表示に切り替えて、画面を拡大してからピントを合わせてみると、きちんと画面が表示されて、ピントが合う瞬間がありました。F1.4ぐらいになると、カメラ任せのオートフォーカスや、ファインダーからのピント合わせなどでは、とてもピントを合わせられる世界ではありませんでした。撮影された画像を見ても、1センチの距離で、もう既にボケてきています。
 F1.4の世界というのは、すごいなと思う一方、これまで、ピント合わせができるように、映る範囲を液晶からではなく直接見ることができる一眼レフにこだわってきたのに、それもまたいらぬこだわりであったかという認識を新たにしたところです。
 どうせオートフォーカスを使うなら、ファインダー画面など、適当に見えればいいわけで、さほど一眼レフというものにこだわることもないのかもしれません。
 それにミラーレスだからこその、ファインダーの拡大表示が簡単にできるというメリットもあります。
 そんなわけで世の中、プロ仕様も全てミラーレスに移行していく流れなのでしょう。ミラーレスなら、これまでよりもレンズをかなり小さくできますしね。
 私にとっての利点は、ミラーレスにすると、フランジバックが短いために、マウントアダプターが作りやすくなる点です。
 SONY用だけでなくて、Nikon や Canon 用にも、CONTAX N のレンズをAFできちんと使えるアダプターが、早く出ないかなあ。  

マニュアルの撮影もミラーレス一眼の方が使いやすい

 マウントコンバーター経由でマニュアルレンズをそのまま使うような場合、素通しの画面をそのまま見る従来型の一眼レフよりも、α7Ⅱ のようなミラーレス一眼の方が、ピント合わせが格段に楽にできるようです。接眼画面が液晶になっているために、絞り値がそのまま画面に反映されずに、明るい画面でピント合わせができるからです。
 更に、拡大画面を接眼画面に直接表示させることもできますし、ピントが合っていることを示すピーキング表示も可能です。
 SONY α Eマウントが、旧式レンズマニアの間で重宝されるのも、ただ単にフランジバックが短いためにマウントアダプターを作りやすいということだけではなくて、こういうところも大きいのではないでしょうか。

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