現像用品

現像用品
その他フィルム現像には、以下のような用品が必要です。
時計
暗室時計は一つあると便利です。でもこれ、新品で買うとめちゃ高いです。定価13,650円もします。オークションなどで気長に探すのが吉でしょう。
どこのブランドのものでも、銘柄だけの違いで同じ製品のような気がします。
これはボタンを押してから動き出すまでに少し間があります。そういうものなので、せっかちにボタンを何度も押して壊さないようにしましょう。
また、0より左側の所に針を合わせると、0になったときアラームが鳴ります。ただし、針を分と分との合間の微妙なところに合わせても、きちんと秒まで正確に合わせて知らせてくれるわけではないので、針は必ず分ごとの印があるところに合わせて、正確な秒は、秒針の位置で見るようにした方が分かりやすいようです。実際には設定したより15秒ほど早くアラームが鳴ります。
その他100円ショップでキッチンタイマーを買い、補助的に使えば、秒単位のチェックに役立ちます。
最初から暗室時計をそろえなくても、キッチンタイマーなどで始めるのでも十分間に合います。
フィルムクリップ
仕上がったフィルムを干すのに使います。つるすための上の固定は突っ張り棒に通した洗濯ばさみで不自由ないので、これは下の重しだけで十分です。フィルムクリップには、おもりなしとおもり付きでセットになったものと、おもり付き二つがセットになっているものとがあります。おもり付きのセットを買うと、2倍のフィルムに使うことができます。
これも、フィルムを伸ばして乾かすためのただ単なるおもりですから、洗濯ばさみに適当なおもりを付けるだけでも、代用になります。
フィルムピッカー
どこの会社のでも同じ特許を使った製品のようです。堀内カラーのが一番安価です。何でこんなに値段が違うのでしょうか。
これがあると、巻き込んだフィルムのベロをパトローネを開けることなく出せて、結構便利です。ベロを少し出して明室でパターソンのリールにセットしておけば、後はリールの左右を前後するだけでフィルムが巻き取られるので、全闇でも簡単にフィルムをセットできます。最後のところをパトローネに着けたままはさみでカットしてしまうので、パトローネを開ける必要は全くありません。
ただ、これは正しい使い方をしないと、フィルムがうまくでてきません。そればかりか、めちゃくちゃやっているうちに、すぐに壊れてしまいます。説明書をよく見て、使い方をマスターしましょう。
ですが、正しく使えば、そう壊れるものでもありません。
バット
対薬品性のあるものなら何でもよいです。現像し終わったフィルムを水洗するところまで持って行く時、液を受けるために使います。
四つ切りくらいまでなら、何も写真用の高価なものを買わなくても、100円ショップで手に入るもので十分です。
ドライブ手袋
用品と言えるようなものではありませんが、フィルムに指紋を付けないために手袋をします。100円ショップで2双組のを買いましょう。
はさみ
鉄製はさびるので、ステンレスばさみがよいでしょう。100円ショップので十分です。
ネガアルバム
現像したネガを保存するためのシートです。裏表両面とも透明のものを使うと、後にコンタクトプリントを作る際、ホルダーに入れたまま、上からガラスをかぶせるだけですむので、いちいちコンタクトプリンターにセットする手間が省けます。
35ミリはコクヨのものがあるのですが、645または66を入れるための透明のものが無くて困っています。もしあったら教えてください。
ビニールシート
あえて挙げるなら、現像用の水槽の下に敷いておいた方が安心できるでしょう。
フォトスポンジ
ぞうきんのように絞るとすぐ使えなくなるので、押さえて水を切ります。ドライウェルを使えば、必ずしも水を切る必要はありませんが、私はある程度これで水を切って乾かすようにしています。
以下は普通は必要ありませんが、場合によっては持っていてもよいでしょう。
チェンジバック(携帯用簡易暗室)
フィルムがカメラの中でひっかかって巻き取れなくなってしまった時などに備えて、一つは持っておいてもよいかも知れません。
パトローネオープナーか栓抜き
フィルムピッカーを使わない場合は、パトローネの栓を開けるものが必要です。
左の写真の、一番左が市販のパトローネオープナーです。こんなものが結構いい値段です。左の写真中央のような、古い栓抜きでも十分代用ができます。
でも、今100円ショップで売られているのは、左の写真の右のようなものしかないので、缶切りがじゃまですから、中央の写真の缶切り接合部のかしめてある部分をドリルで削ってしまって、右の写真のようにすると、これでも十分実用になります。