Digital Camera Utility 5

PENTAX Digital Camera Utility 5

付属ソフトが使えない

 PENTAX の製品は、マニュアルや、アップデートファイルなどは登録しなくても入手できるので良いのですが、ブラウザなどの付属ファイルは、そもそも登録してもしなくてもアップデートしか手に入りません。
 新品を買っても、CD-ROM をなくしてしまって、パソコンを新しく更新する場合も当然あるでしょうし、中古で入手した場合などは、付属のCDが付いてこない場合も多いので、これはどうにかしてほしいところです。
 せっかくPENTAX製品を古くなっても大切に使おうとしている人がいるというのに、こんな中古でカメラを買う人間への嫌がらせとしか思えないようなことをして、結局企業イメージを大きく損ねてしまう結果になっていると思います。

写真データの取り込みとRAW現像

 特に問題なのが、専用ファイル取り込みソフトと、RAWデータ編集ソフトです。RAWデータ編集は Photoshop を使えばなんとかなりますが、パソコンへのファイルの取り込みが面倒くさい。
 他社製ソフトを使っても、SDカード挿入時の自動再生から、JPEG は日付ごとに整理して読み取ってくれるものの、他社製なので、PENTAX の RAWファイルである PEF は当然置いてきぼりになってしまいます。
 PENTAX K10D や K200D 時代のこれらに対応するソフトは2本別立てのようですが、最近のは、PENTAX Digital Camera Utility 5 にまとめられているようです。これのアップデーターを RICHO からダウンロードしてみても、元の CD-ROM が無い旨の警告が出て、強制終了させられてしまうだけです。でも、そこは抜け道がありました。
 なんでもいいので USB を刺して、その USB の名前を S-SW140 に変更しておくだけでした。こうすると、元ファイルがない旨の警告なしに、ソフトをインストールすることができました。
 インストーラーは、USB への書き込みなどは一切しないで、ファイル名だけを元に元ファイルの有る無しを判断しているようです。
 こうやってどうにかインストールできた Digital Camera Utility 5 ですが、古い K10D や K200D にどこまで対応してくれるのかは、正直よくは分かりません。とりあえずファイルの取り込みや、RAW の編集など、なんとか動いてくれているような気はします。

Digital Camera Utility 5 は使いにくい

ファイル取り込み

 ファイル取り込みは、PEF ファイルを一緒に取り込んでくれるのは PENTAX のソフトならではなのですが、コピー先のフォルダ名がいただけません。日付指定にした場合、元のカメラに刺したSDカードのフォルダ通り 日付ごとに 100 から始まる 100_0914 のような所に保存されます。これを一々 2025-09-14 のようなフォルダに名前を変更していかないといけないのは、ちょっとひと手間です。
 もう一つは、取り込んだ元のファイルを、自働で消してくれる機能がないことです。ソフトで読み込みが完了した後、一々読み込み元のファイルを消してていかなければならないのも、間違いのもとになるので、何とかしてほしいところです。

簡単デジカメ写真整理

 「簡単デジカメ写真整理」というフリーソフトがあります。これは各社のRAW データや動画も日付別に読み込んでくれるので、非常に便利ですが、ただ一つ、読み込み先のデータがからの所か、以前読み込んだことのある場所でないと読み込んでくれません。これまで Picture の所にたくさんのデータが既にあると、読み込んでくれないので、これをどうしましょうかというところでしょうか。
 新しいフォルダに読み込んで Picture に移動させるしか無いですかね。これの方が、日付表示を直す必要がない分、Digital Camera Utility 5 よりは使いやすいかもしれません。
 これも、読み込み元データの自働消去はしてくれないようです。

RAW データの編集も分かりにくい

 まだちょっと触っただけなので、全く理解していませんが、これ明度の調整はどうするんですかね。どこを探してもタブが見つからないような気が。
 「露出/トーン」のタブの「増減感(EV)」というところでできるようです。

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