ギャラリー

α cafe への参加

夏山登山道頂上付近

 写真雑誌を1カ月分無料で購読できるというので、SONY の参加型ギャラリーである α cafe に出来心で参加してしまいました。2022年11月1日のことです。
 どうせ参加したのならということで、最近撮った山の写真をアップロードしてみたのですが、なかなか bravo! がもらえません。新着作品を見てみても、良い写真が多くて、私のように、カメラ任せで、ほとんどシャッターを押しているだけの写真では太刀打ちできそうもありません。
 最初、写真をいくらか UP して、なんとか38くらいまでいった後は、bravo! 獲得による beans 数は頭打ちになりました。
 それからふと思い立って、他の方の作品に bravo! した見返りを狙うことで bean 数はやっと 50 くらいにはなりました。
 ここまで来れば、最初のランクアップは 100 なので、そこぐらいまでならそのうち手が届かないこともなさそうで、目指したいところですが、ここで手の内が尽きてしまいました。

組写真にすることを考えた

 投稿してみて、「自分がもっと評価されても良いのにな」と思っていても、さほど bravo! をいただけない写真がいくらかありました。
 「これをどうにかならないか」と考えて、そこで思いついたのが、組み写真にすることです。単体の写真での訴求力は足りなくても、写真を組み合わせることで、物語を作り、写真の訴える力を増すことができるのではないかと考えたのです。

三鈷峰より中海方面を望む 下りながら見た三鈷峰2 下りながら見た三鈷峰3

 一番左の写真だけでも、2つは bravo! を貰えてはいたのですが、やっぱりもう少しパンチがほしいところです。そこで単体写真だけでは使い物にならない、遠景から見た山頂に立つ米粒ほどの人が写った真ん中の写真を組み合わせてみました。
 そしてこれは効果的かどうか判断が難しいところだとは思いますが、もう一枚、山頂のワイド写真で青空を組み合わせた写真。
 これらを組み合わせてもどうせ大した写真ではありませんが、それでもこの「天上世界 三鈷峰(鳥取県大山)」と題した組み写真で投稿し直した所、bravo! 獲得による beans 数は増えました。
 これまで組写真をする上での心得をいくらか聞いてはいましたが、自分で実践してみて、「なるほどこういうことだったのか」と実感した出来事でした。

組写真にする効用を分かっていない人も多い

 α cafe に投稿された写真を見ていると、何枚かの写真を組んでいても、それらがどれも同質の写真で、組んだことによる良さを感じさせないものが結構多いです。私などでは及びもつかないほどの bravo! をたくさん獲得している人でも、この傾向があります。
 最初の見出しとして表示された作品が良いので開いてみると、2枚め、3枚目の写真は、それと同質ながら、ちょっと見劣りするものが並んでいて、げんなりし、むしろこれなら、後の写真がなかったらもっと素晴らしいのにと思わせる残念な組写真がかなりあります。
 写真を組む場合は、組んだことで感じさせる「物語」が出てこなければいけません。同質の写真なら、一番良いものを1枚だけにするべきで、それぞれの写真を組み合わせることで、1枚だけでは感じることが難しい「物語」を感じさせることができなければ、それは組む意味を全く理解していないということになります。

RAWデータの加工

 もう一つ、これまであまりやってこなかったことの一つに、RAWデータの加工があります。これをやってみると、jpegで見た時には失敗写真だと思っていたものでも、コントラストや露光量をコントロールすることで、見え方が変わってくるものが結構ありました。もちろん、失敗が大成功に化けるというほどにはなりませんが、それでもどうにもならなかった写真が、どうにか使えるレベルまで回復するというようなことはありました。
 そして最近のカメラは、α7Ⅱでさえ十分な画素数を持っているので、少々のトリミングなら十分に耐えることができます。

歪みの修正や回転

 Photoshop などを使うと、歪みの修正や、回転などができます。
 本来四角い看板など、斜めから撮るとどうしても歪んでしまい、いびつな写真になってしまいます。これの歪みを修正すると、案内板の表示をそのまま説明書きとして使っても、自然な感じにできます。
 また、体育館での撮影など、舞台の床を少し歪んで撮ってしまったときには、そのままでは撮影時にまっすぐにカメラを構えられなかった失敗がもろに分かるので、回転して、床を水平に修正することで、失敗を隠すことができます。

Photoshopでのゴミ除去

 もう一つは Photoshop でのセンサーゴミの除去です。コンバーター経由で古いレンズを使っていると、レンズをとっかえひっかえするので、ゴミが付着しやすいです。それで撮った写真を見ると、青空などがゴミだらけになってしまいます。Photoshop の、「スポット修復ブラシツール」を使うとこれがいとも簡単に除去できます。
 これを使うことで、シミだらけだった青空を、本当にきれいな青空にすることができました。
 また、例えば、目障りな電線が写真に映り込んでしまったような場合、面倒ですが、この機能を使うことで、あたかも電線がなかったかのように細工することもできます。

α cafe の奇妙な仕組み

 α cafe ではランクごとに使える bravo! の数が決まっていて、最初の Membro は 50 までですから、そんなものはすぐになくなってしまいます。ところが「お気に入り」への登録は、別に制限はないようです。「お気に入り」に登録しただけでも bravo! のお返しをしてくれる人はいるので、やたらと何でもかんでもお気に入りに登録し、その上に、紋切り型のコメントを残して、beans を稼ごうとする節操のない輩(やから)もいるようです。
 でもこれはいくらなんでもやりすぎです。α cafe の bravo! の制限が、初心者にはずいぶんと厳しいくせに、「お気に入り」への登録の制限がないのは、とても奇妙な不整合と言わざるを得ません。そんなことなら、「お気に入り」は評価に全く影響させなければよいのに、現状では、「人気順」の評価は、bean 数 + お気に入り数 のようです。この不心得者の温床になっているシステム、どうにかなりませんかね。

最初のランクアップは果たせたが

 そんなこんなで、今まで登山になどほとんど行ったことがなかった人間が、月に何度も山にでかけて、月内ぎりぎりの11月30日にも間に合うかとドキドキしながら投稿し、かなり無理をした結果、やっと 100beans を獲得して、Barista にランクアップしました。
 次のランクアップは 500beans ですから、これまでほど逆立ちするような努力をしても程遠く、そんな努力がいくらも続くはずがありません。
 ランクアップしたことによって、使える bravo!数も100になったので、もう少しはお返しで beans 数が増えるかと思いきや、11月に頂いた bravo! のお返しをしていたら、あっという間に残り数がなくなって、当然のことながら、新規の獲得 beans 数は一向に増えません。
 500beans までの道はやはりまた厳しく、いつになったらそこまで到達できるやらです。
 でも、30 くらいだった時にははるか届くあてもないように思えていた 500beans も、「何ヶ月かしていたら、そのうち自分でも達成できるかもしれないな」と思えてくるから不思議です。
 α cafe では、なんでこんなに bravo! する人がいるのかなという作品がある一方で、殆どの作品は bravo! が付いても、投稿時はせいぜい 5 くらいのものです。
 「初心者だ」と言いながらあっという間に階段を駆け登っていく人も中にはいますが、こんなシステムなので、最初登録をしてはみたものの一向に beans 数が増えず、そのままリタイアしてしまう人も、かなりの数いるのではないでしょうか。私も 500 を超えたら程々にしようと思います
 本当は、100 を超えたら、もう程々にしようと思っていたのですけれどもね。

bravo! を求めて、子どものようだと笑われる やけくそ

 2月、3月はスキーで忙しく、ほとんど投稿ができなかったので、 500 のCuocoまで6ヶ月、4月いっぱいまでかかってしまいました。ここまで来ると、 1,000 でランクアップ時フォトブック 5,000円分、5,000 になると、 8,000円分が毎年もらえるようになるので、いつまでかかるやらですが、なんとか 5,000 まではたどり着きたいところです。
 500 まで来てみると、1,000 までなら、何ヵ月かしていればどうにかなりそうですが、 5,000 はやはり程遠いです。

次は思ったよりも早かったが、やはり最後は苦しかった

 最後は投稿しても投稿しても bravo! の数が増えず、やはりかなり苦しかったですが、次の3ヶ月は結構頑張ったので、2023年7月に 1,000 の Padrone にランクアップできました。思ったよりも早かったです。
 次は、2,500 5,000 と、区切りが大きくなってしまうので、まあこれからは焦らないで、5,000 までぼちぼち頑張ります。

1年半以上投稿しなかった

 2023年11月から、まったく投稿せずさぼってしまったので、次の2,500、Direttoreには2024年11月までかかってしまいました。ぼちぼちやっていけば5,000まで、何年かはかかるかもしれませんが、その内どうにかなるでしょう。 

SONY のカメラで撮ったものしか UP できない

 当然と言えば当然のことなのかもしれませんが、α cafe は一応、SONY のカメラで撮ったものしか UP できない決まりになっているようです。
 これがために、昔の別のカメラで撮ったものは、全部応募ができず、これだけ bravo! 狂いになってしまうと、SONY 以外のカメラで撮影ができなくなってしまったのが痛いです。まんまと SONY の策略にハマっちゃいました。
 何やっているんだろう。
 でも、そう大したことがないような作品でも、自分の写真を人からいくらかでも評価してもらえるというのは、やはり嬉しいです。まあ、半分以上は、 bravo! 返しのお付き合いなだけなんですけれどもね。
 「古いのは全部捨てて全部SONYにしちゃえば」と言われそうですが、今どき何十万円にもなっているカメラをそうそう簡単に買い替えることなどは、心理的にも金銭的にもちょっと無理です。
 皆さん、多くの方が次々と新しいカメラやレンズを手に入れていらっしゃって、「昔のカメラと違い、たかだか数年の消費期限しか無いものに、それだけのお金を投資して買うことに抵抗感はないのかな」と思ってしまいます。
 昔、10万円ちょっとのカメラを買うのでも、清水の舞台から飛び降りるようなつもりで買っていた人間には、最近のカメラは敷居が高すぎます。それに、大枚はたいて買ったものを捨てることへの抵抗感もありますし。
 確かに安物の α7Ⅱ でも、以前のカメラでは見えなかった景色を、見させてくれているような気はしますけれどもね。 

Photobook が安価に作れた

 この詳細については次頁で。

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